>>84 弟……
弟だと思われたくないけどそう思われてるだろうなって思い込んでハッキリ言われるのを恐れて距離を置こうとするルフィウタは離さないごめんなさい 短いです
ルフィはサニー号の船内でウタとサンジが作ったおやつを食べていた
「うめェ〜!!」
「おいひ〜!!」
「…もう…また口が汚れてるよ…」
「!!」
タオルを持った彼女の手が口元に近づくとルフィは驚いて思わず後退した
ルフィは彼女に介抱されたくなかった
されればされるほど考えてしまう
自分が彼女に「弟」と思われていると
そしていつかその言葉をハッキリと彼女の口から出されるのを恐れていた
「____ルフィ…なんで逃げるの」
「ごめんウタ!!用事思い出したから部屋に戻る____」
「帰らせないよ」
「だってルフィ…私はあんたのこと…」
「!! その先は言わな……」
「大切な存在だと思ってるから」
「____え?」
「だから私からできることは何でもしたいし、ルフィに離れて欲しくないの」
「_これって私のワガママなのかな?」
「違う!!」
「じゃあなんで逃げようとしたの?」
「おれはただ…お前に……」
「お前に"弟"だって思われたくなかっただけだ……」
「……たしかにルフィは手がかかるけど弟とは思いたくないな〜」
「だって…ルフィが弟だったら……」
ちゅっ♡
「キスの意味が変わっちゃうもんね」
「____ウタ…おれのこと……」
「好きだよ…ルフィ」
完結