>>81 好奇心

>>81 好奇心

子供時代メインでエレジアから無事帰還する赤髪とウタちょっとした悪戯心で船旅からの帰りウタが隠れてシャンクス達が悲しげな表情で降りて来たらルフィどんな風になるかやってみたら・・・最後大人の二人が回想する



「おかえり!!今回はどんな冒険をしてきたんだ?」


血気盛んな少年ルフィは村に帰ってきた海賊の面々に話しかけた

____が、彼らは何も言わずに俯いて彼の横を通り抜ける


「?……いいよ!ウタに聞くから!!」


「ウタ!!」


「ウタ!!!!」


少年は何度も同じ名を呼ぶ


「また冒険の自慢話聞いてやるよ!!どこだよウタ!!!!」


しかしどれだけ叫んでもその名を持つ彼女は彼の前に現れない


「……」

代わりに彼の前に現れたのは麦わら帽子を被った船長…シャンクスだった


「____シャンクス」


「……もしかして…ウタに……ウタに何かあったのか?」


「心配するなルフィ……ウタはな……」


船長は少年の頭に手をやさしく置いて話を続ける

シャンクスは優しく手を置いたつもりだったが、その揺らぎで彼の顔から涙がこぼれたのが見えた


「 ばあぁッッッ!!!!!!」

「うわああぁぁぁ!!!!!!」


俯いていた少年の目の前にこちらを見上げる紅白髪の少女が笑顔で現れた


「えへへ!!ルフィすごい声出したね!!」

「だーーっはっはっは!!!!尻もち着いちまったな!!!!」


「……こんのぉ!!!!」

ルフィは少年を見て笑っているウタの方に突撃して……


離さないように…離れないように強く抱き締めた


「うぅ……ぐずっ……」

「____ごめんね…やりすぎたよ…」


少年を優しく抱き返すウタは一時、父であるシャンクスの方を向いて彼に怒りの形相を向いていた

どうやら発案者はシャンクスのようだ


「____逃げるか!!」

そしてからかい好きなシャンクスは二人の前から逃げ出した


「……ウタ…おれ…お前が消えたと思ったんだぞ……そんなこと考えたくも無かったのに……」

「____よしよし…」


「約束してくれよ…もう二度とおれに嘘つかないって」

「____はいはい…約束してあげる」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「なーんて日もあったよね!!!!」

「____そうだっけ?その日のことはあんまり覚えてないんだよな」


「……そっか____じゃあその後にシャンクスに向かって"ウタはおれのヨメにする!!"って言ったのも忘れたの?」


「そんなこと言ってないだろ!!あの後はマキノの酒場でシャンクスに殴りかかっただけだ!!!!ウタ嘘ついたな!!あの日に港でおれの前で二度と嘘つかないって約束したのに!!」


「____やっぱり覚えてるじゃん」


END

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