6回目

6回目


センゴクに拾われたロシナンテはドフラミンゴが父上を撃ったことを忘れ、行方不明になってしまった兄に見付けてもらうために有名になろうと芸能の道へ進んだ。

俳優でありながら歌手であるロシナンテの知名度は高く、現在では大きな会場でしか活動しないほどのものだったがドフラミンゴは歌手であるロシナンテの姿が弟であるとは気付かずにいた。


そんな中偶然出会いロシナンテがドフラミンゴを兄だと気付き、今では海賊であることを知りながらも家族として再会を喜ぶ。最初こそ半信半疑だったものの弟であることがわかったドフラミンゴは大いに喜び、海賊である自分と一緒にいたいなどとロシナンテが思っていることには気付かないながらもこれからは一緒に生きようと決意する。


決断したら即行動、とロシナンテが歌手を辞めると伝えると5ヶ月だけでいいから待ってくれと引き止められ、2人はそれを了承。しかし人気の高いロシナンテを『兄と再会したから』という理由で辞めさせることは許容出来ず、ドフラミンゴへ2人で歌手にならないかと持ちかける。

共にいられるのならそれも悪くないと考えたドフラミンゴだったが、幼い頃から芸能の世界にいたロシナンテは兄で金儲けしたがっているという状況に嫌悪感を露わにし、断固拒否する。それを見たドフラミンゴはロシナンテは共にいたくないのではないかと思い、歌手を辞めた後でも芸能の仕事が出来るように裏で手を回しロシナンテに関わることをやめた。


5ヶ月後にはドフラミンゴと共に生きていくつもりだったロシナンテはドフラミンゴの用意した楽器を演奏する道を無下に出来ず、さらに知名度を上げほとんど知らない者がいないほどに有名となった。

そんなロシナンテを遠くから他人のフリをして眺めていたドフラミンゴだったが、ドフラミンゴと共に生きることを諦めていなかったロシナンテは全てを投げ出してドフラミンゴの元へ向かい、共に海賊として生きていくことを決意する。


トレーボルは少々難色を示したものの全体的には歓迎ムードであり、長年演技をしていた経験からファミリーには演技と素の違いがわからないようだがドフラミンゴは再会した直後よりも素で接してくれていることがわかりロシナンテはドンキホーテファミリーに馴染んでいった。

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