>>50様より

>>50様より


私の名を呼んだ優しい声が好きだった

私の料理を美味しいと喜んでくれた笑顔が好きだった

私が育てた花を綺麗だと慈しんだ手が好きだった

いざという時に私を救ってくれたその背中が好きだった


貴方の全てが大好きだった


故にこの刃は“罪”であり“罰”だ

私から彼を奪った愚か者悉くを討つ断罪の刃

離さない ゆずれない 逃がさない 渡さない


滅尽滅相 そう誓った

かつて目元を彩った赤のアイシャドウは奴らの血で象られた血化粧へと成り果てた

さぁ、次は誰を断頭台に連れて行こう


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