5回目

5回目


聖地から戻ってきたドフラミンゴ(♀)はその1年後に記憶を失い、13歳の時には天竜人(♀)の奴隷として胸元に焼印を入れられていた。甚振られる日々を過ごす中である程度記憶を取り戻したドフラミンゴは今では多少言葉が思い出せない程度で元天竜人であることはバレず、隙あらば逃げ出そうとしては散歩と称して外へ連れ出されいつ甚振られるのかわからない生かさず殺さずの状態を保たれている。

一方でロシナンテはドフラミンゴが父上を撃ったことだけが記憶から抜け落ちていたが本人が把握していないそれを他人が把握出来るはずもなく、ドフラミンゴが記憶を失い天竜人の奴隷となっていることを知って連れ歩いているところを凪を使って観察した。

遠目から見ても天竜人の奴隷とわかる姿に怒りを覚えたロシナンテは天竜人に発砲し、ドフラミンゴを盾にして周囲を警戒した天竜人はどこから撃たれたのかを特定してドフラミンゴへ確かめるように命令を下す。

命令されたドフラミンゴは逆らえずにロシナンテの元へと近付くが、10年以上奴隷として過ごし記憶も失った過去のあるドフラミンゴには海兵の姿をした男が自分の弟であると判断出来なかった。

その様子にロシナンテはその場から逃げ出し、偶然見つけたセンゴクの元へ駆け寄り天竜人の奴隷だと明かせば見捨てられるかもしれないと思いそのことは隠して姉上を助けたいのだと懇願する。


ロシナンテを逃してしまったドフラミンゴはご主人様である天竜人の元へ戻る途中で海兵と出会う。見るからに天竜人の奴隷であるにも関わらず1人でふらついているドフラミンゴを海兵は引き止めるが、力加減を間違えてほとんど瀕死の状態にしてしまう。

そこへ天竜人が現れ、海兵諸共ドフラミンゴを撃った。

それを目の当たりにしたロシナンテはドフラミンゴが父上を撃ったことを思い出し、錯乱して銃を乱射する。巻き込まれる民間人に海兵が避難を促す中、センゴクは海兵とロシナンテを連れてその場から離れることに成功した。


銃撃戦に巻き込まれた海兵は入院し、天竜人の元へ戻ろうとするロシナンテを引き止めたセンゴクは天竜人が探し回っている可能性を考慮して2人を隠すように動き、ドフラミンゴの遺体が銃撃戦に巻き込まれた民間人によって酷い辱めを受けている状況であると知り弔ってやろうと考える。

ロシナンテは誰からも話を聞くこともなく再び天竜人と接触しようと動き、ほとんど回復していないながらもドフラミンゴの遺体の扱いを聞いてしまった海兵も元凶である天竜人の元へと向かった。途中でロシナンテと合流した海兵は戻ることも考えたがロシナンテに戻る気がなく、結局2人は天竜人の元まで辿り着く。

2度目の銃撃戦でロシナンテも傷を負ったが天竜人は海兵を新たな奴隷にしようと考えて銃を向ける。ほとんど回復し切れていなかった海兵は銃により命を落とすが、ロシナンテは続けざまに攻撃して天竜人を殺めることに成功した。


かつてドフラミンゴが父にしたように天竜人を殺めてしまったロシナンテはしばらく呆然としていたが、天竜人が人を呼んだことを思い出して海兵と共にその場から脱出しようとする。しかし遺体を抱えては逃げ切れず、苦渋の決断で海兵を連れて帰ることを諦めて追手との攻防を続けているところにドフラミンゴの遺体を連れ帰り終えたセンゴクが到着し、ロシナンテを連れ帰った。


天竜人への復讐を終えたロシナンテは「天竜人という存在が不要である」という考えに至り、聖地で天竜人を9割虐殺して行方をくらませた。

天竜人の奴隷は解放したものの残された1割の天竜人は子供であり、どのような扱いを受けることになるかはロシナンテ自身興味がなく、世間から恐怖の対象とされていようともこの世の悪人全てを消し去るために音もなく人を殺めていく。

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