3回目

3回目


センゴクに拾われて6年が経過した14歳の頃、ロシナンテ(♀)はセンゴクの元で共に生活していた4つ年下の少女によって銃殺された。彼女は1歳にして天竜人の手で両親を失い、天竜人=悪という認識からセンゴクの銃を用いて撃ったのだ。

当然センゴクは怒り、叱ったもののロシナンテを天竜人と知らずに拾ってきてしまった負い目もあり、上層部からの隠蔽せよという命令に従った。

しかし成長するにつれて少女は罪悪感に苛まれることになる。何故なら天竜人が海兵として生活するわけがないことを知ってしまったからだ。センゴクから、そしてロシナンテの存在が色濃く残る空間から逃げるように本部から支部へと異動した18歳となった少女──海兵は、そこでドフラミンゴと出会う。


徹底的に情報を規制されたことでロシナンテの手がかりも制止も把握していなかったドフラミンゴは海兵を脅し、ロシナンテについて知っているかと問う。

ドフラミンゴとロシナンテの関係性を知らない海兵は突然その名を出されたことに混乱して逃げ出そうとしたが掴まり、ロシナンテがすでに亡くなっていることを告げた。

その言葉に一瞬脳が理解を拒んだもののどういうことかと詰問をしたドフラミンゴは、目の前にいる海兵が『元天竜人だったから』という理由でロシナンテを撃ったこと、そしてセンゴクがその事実を隠していることを知る。

当然怒りを抱いたドフラミンゴは海兵を殺そうとするが反撃に遭い、そこそこの傷を負ったところでピーカが現れた。

いくらタフとはいえ相手が逃げ腰ならば治療をしたいピーカの手を振り払い、ドフラミンゴは自らの能力を用いて海兵を殺そうとする。だがそこにセンゴクが現れ、あっさりと弾かれてしまった。


ドフラミンゴとロシナンテの関係性を知っているであろうセンゴクはロシナンテの死どころか存在そのものを知らないといった態度を取り、ドフラミンゴは大切な存在を奪われた怒りを同等な存在を奪うことで理解させようと再び海兵へイトと伸ばす。

しかし海兵によって弾かれ、いつの間にか支部から別の海兵までやってきた状況でセンゴクは無情にもドフラミンゴとピーカをこの場で処分した。


こうして北の海には平和がもたらされたのであった。

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