>>37 幸せパンチ

>>37 幸せパンチ

ルフィは女に興味がないと聞いて色々敢行するウタ。それに妙な気分を覚えるルフィ。最終的にはウタの幸せパンチを食らって気づいたら朝チュンする2人を見てみたい

雑設定

麦わらの一味 音楽家ウタ

ウタはルフィに恋心を持っている

ルフィに気持ちを伝えていない


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小さな女子部屋でウタはナミとロビンに恋愛相談をしていた


「ねぇ〜ルフィに振り向いてもらうにはどうしたらいいのかな?」

「難しいわね…あいつ女に興味を示さないから」

「そこなんだよ〜…ルフィは昔からそういうやつだから……」

「__だったらルフィを変えればいいんじゃないのかしら?」


「どういうこと?」

「簡単な話よ あなたがルフィにアプローチを何回も仕掛けてルフィに女としてのあなたを意識させればいいの」

「____アプローチって……」

「それを今からナミと一緒に教えてあげるわ」

「そうそう!一夜で覚えて明日実践よ!!」


「お…お手柔らかに……」

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「____んぁ〜!!!!」

ハンモックの上で船長は目覚めた

「おはようルフィ」

起きた彼が一番に目に入ったのは覗き込むように顔をこちらに動かしていた彼女の顔だった


「ん…ウタ?」

「ほら朝ご飯を食べに行くよ!」

彼女はルフィをハンモックから下ろして彼の腕を抱き寄せた


____そして自分の胸の谷間で彼の腕を挟んだのだった


彼女はその状態で"どう思うか"と尋ねたが彼は"何が?"という様子だった


__この程度では彼に女を意識することができないということか……


「__このままキッチンに行くよ!」

「歩きづらいだろ…いつも通り手を引っ張るんじゃだめなのか?」

「だめ!それと歩く時は私の顔を見て!!匂いを辿れば目的地に着くから前を見なくても大丈夫でしょ!」

「___分かったよ…変なウタだな…」



「____はい あ〜〜ん!!」

「むしゃむしゃ……ごくっ…」


「なァウタ こんなことしなくても飯食えるぞ」

「だーめ!はいもう一口 あ〜ん!!」

「____ん…」


「あれだけやってもまるで反応してないわね」

「まだまだ一日は始まったばかりだし、昨日教えたことはいくつも残ってるからきっと大丈夫よ!」




「なかなか魚がかからねェな〜」

「ルフィ 私も釣りしたいから隣いい?」

「おういいぞ!!____ん?近くねェか?」

____もしかして…


「え!?もしかして腕がくっついて恥ずかしいの!?」

「__いや…そんなに近いと魚がかかりにくいだろ」

「____そっちか……!?なにか大きいのがかかった!!」

「おれもだ!!…そうだ釣り勝負だ!!先に獲物を釣った方が勝ちだ!!」

「上等!!絶対に負けないんだから!!」


「「んんんん……はああぁあぁ!!!!」」


二人が振り上げた釣竿の先を一匹の大きな魚が咥えていた

二人は一緒に欲張りな魚を釣り上げていたのだ


「はぁ…はぁ…ルフィ…引き分けだね」

「だな____!!ごめんウタ 俺もう部屋に戻るよ!!」

達成感に満ち溢れていた顔をしたウタの方を見るなり"ドキッ!!"と体震わせて妙な気分を覚えたルフィは何やら急いで自室に戻った


「?なにか用でも思い出したのかな?____あっ 服が濡れて下着が透けてる」

服を着替えるために彼女も自室へと戻った




「うえ〜ん!!ルフィにアプローチ仕掛けたのに全然反応してくれないよ〜!!」

もう夜だというのにルフィはウタの女としての行動に全く反応してくれなかったのだ

「やはりルフィに異性として意識をさせるには一日では足りないようね」

「____待って!!そういえばルフィが裸を見て鼻血を出したことがあった!!」


「え!?ナミ それは本当!?」

「ええ…まぁあの時はウソップが隣にいたのが原因なんだけどね……その時何をしたかって言うと____」


ナミはその時どうやってルフィに鼻血を出させたのかを説明した


「____は…恥ずかしい…///」


「でもこうするしかルフィに異性として意識して貰えないと思うの」

「問題は隣にウソップがいなくてもルフィが反応するかどうかね」


「____ここで考えてても仕方ない……分かったよ二人とも 私やるよ!!」

「だから 力を貸して!!」




「ルフィ ちょっといいかしら?」

「ん?なんだロビン?」

"用事があるから"とロビンはルフィを船長室から連れ出した


連れ出されたのはウタの配信用の部屋の前だった

「この部屋にプレゼントを置いておいたわ…中身は入ってからのお楽しみ 楽しんでね」

笑顔で微笑むロビンはルフィに背中を向けて暗い廊下を抜けた


「___プレゼントかァ〜…肉だといいな〜」

軽い気持ちでルフィはその部屋の扉を開けた

扉の先で見えたのはひとつの人影

その人物は特徴的な髪型をしているからか シルエットの状態でもよく分かった


「____ウタか?」

彼が部屋に入ると部屋の照明がついて彼女がピンクのタオル一枚しか纏っていないことを知った


そして

「____幸せパンチ♡」

彼女は全身全霊の大技を仕掛けた



「____」


(うわぁ……固まってる…これは失敗_)


「____こんなことして……覚悟できてるんだろうな」

「…?えっ…ルフィ____!?」












「____んぅ…あれ?いつの間に寝てたんだろう……それに股が熱い……」

「おっ!!やっと起きたな!!」


ベッドの上で振り向くと目の前にはルフィが居た


「___え!?ルフィ!?どうしてここに…」


「どうしてってお前が誘ったからだろ?」

「____誘った…?え?」


「それより昨日は楽しかったな!!」


…楽しかった?

よく見ると私もルフィも何も来ていない……

じゃあ股が熱い理由って……


そしてひとつのベッドの上でこの状況……私たち…ヤっちゃったんだ


スゴすぎたのかな?全然記憶に残ってないや


「ルフィ?キスしてくれる?」

「おういいぞ!!」


んっ!!ルフィの熱い唇が押し付けられてる!!舌入ってる!!


……あっ思い出した


私たち____


ルフィが女に興味無いなんて嘘じゃん♡

股から溢れるくらい出したくせに♡



END






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