>>36 現パロです
この二人は恋より先に愛があるタイプだと解釈しているのでなんか知らんうちに結婚してたし子ももうけていて回りがビビり散らす話が見たいですみかん畑で有名なココヤシ町
ここある小さな託児所は今日も子供たちで賑わっていた
その託児所の経営者はみかんの匂いが離れないオレンジ色の髪をした女性だった
その女性の名は____
"ナミおねえちゃ〜ん!!"
小さな園児たちがその名を叫んだ
「ほらほらみんな集まって…今日もウソップがお話聞かせてあげるって!!」
「よーし!!今日はおれがマグロを取りに海へ出た話だ!!なんと怪獣も出てくるぞ!!」
____学校卒業後にナミは育ての親の託児所の経営を引き継いで遊具の設営や経営費用はデザインと技術者の特許で稼いでいるウソップに任せていたのだ
それはウソップの意思ではない
デザイン会社で大出世していたウソップをナミが無理やり引き抜いたのだった
今も昔もウソップは彼女の尻に敷かれていた
ピンポーン♪
「あら?誰かしら?」
ドアを開けると見覚えのある顔が現れた
「あ!!ナミちゃん久しぶり〜!!」
「ウタ!?久しぶりね今日はどうしたの?」
「今日はこの子を預けようと思ってきたんだ!!」
「___ん?"この子"?」
オレンジ髪の彼女は紅白髪の女性の足元を見ると小さい男の子が立っていた
「____えーーっとどちらの子で?」
「何言ってるの?そんなのルフィとの子に決まってるじゃん」
「__えーーーー!?」
「どうしたナミ?……ってウタじゃねーか!!久しぶりだな…ん?その足元の子は…?」
「久しぶりだねウソップ!もちろん私とルフィの子だよ!!」
「__えーーー!?」
「も…もしかして今日ここに来た理由って……」
何とか意識を戻したナミがウタに尋ねた
「うん!この子を預かって欲しいんだ!!」
「無理無理!!ルフィとあんたの子って絶対嫌な予感しかしない!!私たちじゃ手に余る!!」
「おれも嫌な未来しか見えねェ〜!!」
「む〜っ!そんなに手がかかる子じゃないよ……昔のルフィと同じくらいだよ?」
「「はい無理です!!」」
「今度のライブのチケットあげるからさ……今日一日だけお願い…ね?」
「……ナミここは受け入れた方がいいな」
「そうね…ウタのライブのチケットなんて中々手に入らないから……」
「「やらせていただきます!!」」
「良かった〜!!お願いね!それじゃあ〇〇!ママは夕方に戻るからここでいい子にしててね」
ウタは屈んで自分の子の頭を優しく撫でた
「うん!!」
「じゃあ よろしくね〜!!」
嵐のように話は進んだがまだまだ序の口
「ししし!!よ〜し冒険だ〜!!!!」
子供はとんでもない速さで託児所を散らかしながら駆け出した
「「…これはルフィの子だ!!!!」」
嵐はここから吹き荒れるのだった
END