【345-2】その上で、全ルートをプレイし終えた答え合わせ。

【345-2】その上で、全ルートをプレイし終えた答え合わせ。

N.Shibui


で、よ。



長々文章書くなあって思うでしょ。自分でも思う。

こっからはもうネタバレ100%なんで、ご注意ください。




【333】

【334】

【335】

【336】

【337】

【338】

【339】

【345】














まずcodaのED。最初に到達したのは雪菜のグッドエンディングだったね。本当にこの時はかずさ一直線のつもりだったから、自分が到達したのが雪菜ルートの、しかもグッドって聞いてぶったまげた。と同時に、こんなにかずさに向かって選択しなきゃ雪菜のグッドにたどり着けないってことは、じゃあかずさルートってどう行くんだ?とも思った記憶。


で、その後codaの選択肢チェック。ちなむと、1回目のcodaエンディング読破後2週間このゲーム放置してます。まあ、【339】 でやらないって言ってるし。ただこの意思も持って2週間。やっぱ他ルート、特にかずさエンドってどうなんの?ってのが気になる訳。で、進める訳よ。

ね。わかるでしょ、これ。1を選べるようにしてさ。ああこれだなって。ね?coda2個目のルート。あまりにもじゃない?この結末は。やってんなって思ったよ。で、こっから間髪入れずに3つ目を探しに行くのよ。てかでもまあさ、よくよく考えればさ。

これの2だよね。まあ、そうだよね。ちなみにこのスクショ自体は1周目のものなので。これを撮ってるって事は、この当時、これを選べない事をブチ切れてるわけで。



ああ、そういえば選べない事をブチ切れる選択肢ってこれが初めてじゃなかったね。

ね。ほんとこれさ、やってるよね。これ、どう頑張っても選べないんだって。何それ?要は、closing chapterからcodaに繋がる部分で、かずさ登場するよって伏線でしかないんだよねこれ。いやまあ正確にはこれ曜子さんのコンサートなんだけど。そもそもcodaは隠されたシナリオな訳だし、プレイヤーからすれば「ここの選択をどうにか頑張ればclosing chapterにかずさルートがある」と誤認するわけで。実際俺は【337】でブチ切れながらこのルート探し続けてたし。完敗だよ。





何の話だっけ。codaの別ストーリー。2個目に見たのは、結局誰も幸せにはならないルート。個人的にはバッドエンディングって思ってるんだけど、いわゆる「浮気ルート」ってものらしい。まあそうよ。こんとき凄かったもん。春希くん、5日で雪菜→かずさ→雪菜って往復してHしてたからね。でまあ、最終的にかずさと逃避行して、それをかずさに見透かされて、全部壊れちゃって終わり。最終的にはいつもはそれでも雪菜だけは味方で居てくれるんだけどね。最後のかずさのコンサートの隣は空席になってたね。

ありゃりゃんりゃんだよほんとに。

当時のプレイ中のツイート。当然こんなんで終われなくて。この日が例の「ぶっ続けで14時間」の日でした。普通に考えて、このルート終えてそのまま寝付く眠りが、安眠になる訳ねえだろ。ちゃんとさっきの選択肢で2から2を押せて、3つ目のルートへ。



本当に思ってた。このルート、あまりにも壮絶だった。というか、まず最初から雪菜に嘘をつき続けなきゃいけないんだよね、これ。間違ってた選択、こんな最序盤でした。雪菜ルートの場合、「みんなで幸せ」だったけど、かずさルートの場合は「2人だけの幸せ」に向かっていくから、雪菜も依緒も武也も朋もみんなを敵に回すことになる。普通に考えればそうか。そもそもclosing chapterで雪菜と関係を再修復して、そこから2年経って、しかも婚約までしてる女を振ることを選択してるわけだからな。まあ婚約したのは完全に春希の早とちりというか焦りと言うか、ね。てかそう、その日の選択もさ。かずさルート行けるチャンスの時は問答無用で大阪で雪菜抱くのやべえって。

最後まで春希を信じて、親友で居続けてくれた男。でもそれは「雪菜のため」も含まれてはいる訳で。それはもう春希からすれば過去のものにするしか無くて。正直この段階ではかずさルートあんま好きじゃなかったんだよね。一旦そういうことで。まだこのゲームのこと良く理解できてない。

ツイート順は下から上に。かずさルート、不完全燃焼なんだよね。



で、これで全部終わったと勘違いしたのも一瞬なもんで、実はまだ未解決案件が1つあったんですよね。




こいつ。俺よくこのルートに行く手順だけ完全にスルー出来てたな、と。なんか今まで通り同じこと2回すれば未読部分は読めると思っちゃってたから、このルートも2周して2回秘匿部分無しで全スキップされて終わったから、ここには何も無いもんだと思ってた。でもまあCG集が全開放されてなかったもんだから気になってはいたんだけど、まさか、ね。でね、これは今日知ったんだけど、多分これを解放したらIntroductry Chapterにもちょっとシナリオ増える。

これがそれね。ICに突然千晶出てくる訳ないもんな。となると、最初から別の意味で春希に惹かれてたんだねー。大学3年生でいきなり接触した、と言うよりは、その機会はずっと狙ってたんだろうね。なんでも知ってるような口ぶりも、的確な春希のメンタルケアも、全部予習済みだった訳だ。で、そこに春希に向ける恋愛感情以外のものはなくて、大半は自分の芸のためだった、と。

本当にスッキリした。千晶だけは謎の存在だったから。あ、「まだ1か所だけ選んでない選択肢」は「1.コンサートへ行く」の話です。




で、こっから本編以外の部分に入ります。が、その前に本編オールクリアおめでとうのボイスメッセージが5人分あり、「Special Contents」のボイスドラマ、デジタルノベルが全部合わせて15本以上、codaのアフターストーリーが2人分、「不倶戴天の君へ」と言う、例の「浮気ルート」のアフターストーリー。さらにキャラクターソング・サウンドトラックCDが合計6枚。これも全部読み聴きしました。でね。

これがあってようやく。このゲームを心から「プレイしてよかった」と思えました。長かったね。ついにこの時が来た。

まず楽曲。特にプレイ中ずっと俺を泣かせ続けた「After All~綴る想い~」。原曲ももちろん好きなんだけど、この曲が流れてる時ってだいたいかずさの苦悩と戦ってる時だったから、これがかずさの歌唱で聴けるのがもうヤバい。で、「closing」よ。この曲1曲でかずさの5年分が描けるの素晴らしすぎる。あと「WHITE ALBUM」のサックスが入るところも毎回感動してた気がする。


で、Special Contents。細かい気持ちの描写とか、本編には描かれていないけど、確かにそこにあったストーリーとか、その物語の「その後」、さらには存在しないifストーリーの展開があったりする。やっぱり最初はかずさのアフターストーリー「幸せへと戻る道」。

「もしも」はもう大半は全部見ちゃった後だけど。その世界線の違いを楽しめるのがこのコンテンツの面白さな気がし始める。なんせclosing chapterで新しく選択できるサブヒロイン3人のルートなんか、雪菜こそ振って別れを告げられるけど、かずさはそもそも春希の前に出て来すらしない。で、平気で1年が経過したりする。そう考えれば、今こうしてかずさとの未来を描けているストーリーでは、そんな分かれた枝の先の話は確かに論ずる意味は無いわな。なんかこういうゲームの楽しみ方を今ようやく理解した気がする。

ボイスドラマ「一泊二日の凱旋」を聴いてほしい。これは、あの「1.コンサートへ行く」の日の、コンサート後の冬馬家の会食の様子が収録されている。ご存じの通りあの曜子のコンサートはかずさが来ていて、春希がもらっていたチケットはあろうことかかずさの隣の席だった。結局その日春希はこのコンサートには行かなかったわけだが、代わりにどこへ行ったか?二年参り?となるとそれは12月31日→1月1日の出来事。で、このアフターストーリー、31日に"アレ"するじゃないですか。で、このセリフと照らし合わせる訳ですよ。え、あのコンサート行ってたら本当に何があったんだ、、いや、曜子さん何をするつもりだったんですか???


まあ、でもそうなんだよね。春希とかずさの間には、「あの日」から5年は必要な時間だったんだと思う。まあ、ここでかずさが言ってる「コンサート」は自分が行った2回の凱旋公演のことだけど。多分一番歴史が変わるとしたら曜子さんのコンサートに「行っちゃってた」時だと思う。それこそclosing chapterで最大級の絶望のタイミングでこんなとこ来ようもんならもう大変でしょ。危なっかしくて連れていけません。



雪菜のアフターストーリーに関しては、これは本当に申し訳ないんだけど本編codaの終わり方が綺麗すぎて「幸せへと進む道」の方はあんまり。補完する意味があまり無いというか、このルートには最初からわだかまりみたいなものは無いです。まあ、これは全部雪菜の努力の結晶だからね。



で、「不俱戴天の君へ」です。これもね。なかなか重い展開でした。最初から春希は精神的に壊れた状態からで、徐々にそれが雪菜に移っていって、おかしくなっていくところを繋ぎ止めたのが、やっぱり雪菜の春希への愛で。

そうなってくると、切り離せないのがかずさの存在で。かずさもすべてを失い単身でウィーンに帰り、弱る曜子さんと共に自身も弱り、ピアノも上手く行かずに戦っていた中だった。そんなかずさが最後に助けを求めたのが、雪菜だった。2人の本気でぶつかるシーン。やっぱりBGMは「After All」なんですよ。


ここまで本当に絶望しかなかったこのシナリオだったけど、ここでようやくハッピーエンドの糸口が掴めた。まあこの世界線に来てる時点でなんもハッピーではないとも言うけど。


ic序盤のセリフ。2人は、不倶戴天の敵でありながら、生涯の大親友になり直した。




この安心感ったらない。

よくよく考えると、codaの浮気エンドのアフターストーリーと考えたら、この世界線は救われていいのか?と言う気はするが。雪菜とかずさが居て、春希が1人で壊れていく展開が許されるはずもないわな。だから「バッドエンド」とは評されないんだろうな、という納得。一番望むものではないけど、これも悪くない世界線な気はする。




デジタルノベル。1番強烈だったのが「Twinkle Snow」。なんと文化祭の翌日からかずさと付き合い始めるifストーリーが展開される。厄介なのが、最終的には雪菜の夢オチのような終わり方をするもんだから、ifのようでifじゃない、雪菜がかずさから春希を奪った苦悩のようにも映る。わたしがいなかったら、こうなってたんだろうなあ、みたいな風に考えてるんだろうか。

「歌を忘れた偶像」では、Introductry Chapterからclosing chapterへ繋がる3年間の、雪菜を中心とした心情の変化が読み取れる。まあ、はっきり言って根本的な部分の変化は無いです。ただ、WHITE ALBUM2という作品の理解度を深めるには、絶対に無くてはならない一幕だと思う。



その他。Introductry Chapterやclosing chapter・codaの1周目には隠されているシーンとか、このSpecial Contents内のコンテンツとか、全体的にかずさやかずさの周りの事情が補完出来たのが本当にこの作品の満足度を高めた。これを読ませてくれるとくれないじゃあ個人的には全然違うと思う。二次創作でもなく、公式が出してくれているのも何よりありがたい。まあ、それもこれも俺がかずさ推しだったからなのかな?この辺はもう自分の感覚が良くわからない。今では雪菜も春希も嫌いじゃないし。というか普通に好きだし。こんな生き方、強くてカッコいいとさえ思う。どっちかと言えばかずさの方が当初のイメージよりずいぶんとか弱く、可愛くなった。で、そんなかずさがやっぱ好きですけどね。

てことで、改めてWHITE ALBUM2完結、ということで。長々ありがとうございました。多分まだ喋れてないことあるんですけど。まあおいおい。いつでも。

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