>>33 友達じゃない
12年前も今も友人としか思ってなかったはずなのにふとした瞬間にドキッとしてしまう雑設定
"ワンピのノリなら…多分こうなる"の続きです
夜になっても盛大な宴は続いていた
今も絶えず島の中心部からは笑い声が鳴り響いていたのであった
だがその場所には二人ほどいなかった
「いいのか?シャンクスたちと一緒に居なくて」
「うん…今日はルフィと二人で一緒にいたい」
…おかしい…
前みたいに勝負したいのに中々切り出せない
それにルフィといるとドキドキする…
それなのにルフィと離れたくない…
ルフィと一緒にいたい
どうしちゃったんだろう…私
今までこんな気持ちになったこと無かったのに…今日のハグをしてか____
____もしかしてハグのせい!?
いやいや…ライブの日もハグしたけどこんな気持ちにはならなかった
…なら…なんで今日はこんな気持ちに…
「____タ」
…なんでルフィの前だけこんな気持ちに
「ウタ!!!!」
「ひゃっ!?なに!?」
「今日のお前変だぞ?さっきから呼んでるのに答えねェしよ」
「そう?そんなこと……」
「ん〜?」
「カーッ…/// ルフィ!いきなりおでこに触らないでよ!!」
「少し熱いな…やっぱ熱あるんじゃねェか?…あれ?さらに熱くなった」
(顔近っ…///)
おかしいよ!!前までこんなに近づかれても平気だったのに
「心配だからみんなの所に戻るぞ」
にぎっ
いつも私に対して優しい彼の手に握られるともう今まで"ルフィの前で見せていた私"の姿は泡のように消え去ってしまった
「うん…あんたと一緒ならどこにでも着いて行くよ♡」
自分の本当の気持ちの名を知らぬまま、私は彼に完全に屈服した
END