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「お゛へぇええ……♡♡♡」

「スグリ、気持ちよかったよ……」

「ふッ、ぇ゛……?♡にへへ…ぇ……♡♡」


ふーッ♡ふーッ♡と顔を枕に埋めて息を荒げるスグリに、ハルトが優しく耳元で囁いた。ズロロ〜〜ッ♡♡と、スグリの胎内からハルトの剛直が抜けていく。

それと同時に、栓を失って大量の熱い出したてザーメンがどろ〜っ……♡と中から溢れて、太ももを伝う。

スグリはややそれがもったいない、と感じて後孔をきゅう♡と締めた。


ハルトに体を暴かれて、侵され、犯された。

それも、姉のゼイユの前で。

しかし、スグリはそれが嫌ではなかった。むしろそれに対して喜びさえ感じていた。

憧れの対象であるハルトが、自身に興奮して精を注いでくれ、あまつさえ気持ちよかった、と甘い言葉をくれた。

しかも、それは姉の前で行われた行為なのだ。

初めはゼイユに見られるなど、嫌でたまらなかったし、実際に自分の痴態を見られたことは嫌悪がある。

だがそれ以上に、ハルトが自分を求めてくれて、それを姉に見せつけることができた。そのような喜び、優越感があった。

さっきから、ゼイユは一言も話していない。

己の醜態を見て何を思うか、ハルトの姿を見て何を思うか。それらはわからない。

しかしスグリは今この瞬間、何故か姉に打ち勝てたという自信さえあった。

その喜び、優越感、自信と幸せな微睡みに体が支配されて、スグリは涙、汗、精液とあらゆる体液に包まれたままゆっくり意識を飛ばした。



次にスグリが意識を取り戻した時、あたりからは水音と湿った息遣い、それに女の喘ぎ声が聞こえた。

体に纏う不愉快なカピカピとした感覚に少し顔を歪めながら、ゆっくり顔を上げ、目を開く。

その光景に、スグリは卒倒してしまうかと思った。


「っお゛……♡♡っふ、く……ッ……♡」

「ゼイユさん……♡声、我慢しないで……?」

「…♡、ハルト……ぉ゛…♡」


姉とハルトが、まぐわうようす。

ハルトは、スグリへした激しいピストンとは違う、ぬこ、ぬこ♡と優しい相手を労るような腰遣いでゼイユを責め立てる。

ゼイユも、普段のあの気性の荒っぽいところとは似つかない、雌の顔と声で、さらにゼイユより一回り小さなハルトの腰に脚を回してそれを受け止めている。


「…ぁ……え……?」


自然とスグリは声が出た。勝手に声が出たことにも驚いたし、その声が掠れていたのも驚いた。


「あ……ゼイユさん、スグリ、起きたよ」

「……ッ♡スグリ……♡」

「ね、ねーちゃん……?ハルト……?」

「……ゼイユさん、僕がスグリ犯してるの見て妬いちゃうんだもん、かわいい……♡」

「は、はぁ!?♡や、妬いてなんか、ない…ぃ゛!?♡♡」


ゼイユが何か言い切る前に、ハルトは強く腰を密着させた。

そして、唇を突き合わせ、舌を絡ませて深いキスをした。ゼイユもそれを、喜んで受け入れていた。


「……っぷは……♡大丈夫、僕が……本当に、本当に…一番好きなのは、ゼイユさんだから、ね…♡?不安にさせるようなことして、ごめんね♡」

「♡♡は、ハルト……♡」

「ほら、もっと見せつけてあげよ…?♡ねっ♡」

「………お゛!♡♡♡そ、そこぉ゛……♡♡あたし、そこ、だめ……ッ♡♡」


余裕なさげにハルトがゼイユに覆い被さり、二人はさらに密着した。

体すべてがぴったりくっつき、特にゼイユは腰と腕を絡めてハルトの精を強請っているのは一目瞭然だ。

唇同士も睦み合わせ、体全体、心まですべてで二人は繋がっていた。

それをしばらく呆然と眺めていたスグリは、やがて唖然とした表情で固まったまま涙を流すと、後孔からはハルトに出された白濁が情けなくぷぴゅ……♡と漏れ出した。

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