2020の脱サラ一年目

2020の脱サラ一年目

本間志朗(はちみつしろう)

2020年私は前職を退職して養蜂家、いわゆるミツバチを飼って生業とすることですが、44歳これに無謀にもチャレンジする決断をした。

まずは在職中からずっと悩まされていた腰痛治療に専念し、やっと良くなってきた3月にstartup week endに出会い、仕事をやめたがやりたいことの説明が人にできるようになっていない自分にぴったりのイベントだと思い参加を決めた。

起業したい人や既に起業している人、様々なスキルを持った人たちが集まるこのイベントでビジネスの種を見つけたい、今考えるとこの何気ない好奇心が無かったら今この時点で何をしていたんだろうと不安になる程影響を受け、様々なチャレンジをする原動力になっているように思う。

このstartup weekendでギルドハウスのハルさんと出会うことになるわけだが、私の生まれた十日町市にこんな面白い場所があって、世界中から人が集まって来るなんて、これまでの地元のイメージを完全にひっくり返された。

参加してみて初日は色んなアイデアが湧いてワクワクする場だったのが、2日目に具体的な検証作業に入るとチーム内の考えの違いも明確になり、運営の難しさを知った。表現に苦手意識の会った自分にも人の話を聞き調和をとれる役割があったことは発見だった。

「最後は余計なものを削ぎ落としてパンツ一枚になる」

ハルさんからのこの一言で最終ピッチに向けて覚悟が決まってくる。

限られた時間だからこそ本気にもなれて意味がある。本来生きている間もそうなのだけれど、有限な時間を活かす経験は生活全てに影響を与えるものだった。

ちなみにこの時のビジネスプランで松之山の温泉水から安心安全な山塩作りに参加した事をきっかけに現在6人のメンバーで会社を立ち上げ商品化間近のところまで来ている。

この経験から自分では知る事のできなかった山塩作りや貴重な仲間に出会ったことで、私の養蜂活動も加速していくことになり、たくさんの人に会い、話を聞き、他の企業セミナーに参加、ミニイベントの開催など行動起こすことに繋がっている。

そして10月末に2回目のstartup weekendに。今度は自分のみつばちビジネスプランを実現すべく参加をした。

今回も素晴らしい仲間が集まりスポンサー特別賞のASTO賞をいただき、その後の県の起業チャレンジ応援事業にもASTOのサポートのお陰で採択してもらえることとなった。


相変わらず文章に想いをのせたり、人前で説明することは苦手で、修正を繰り返す日々だが、そこでもここで出会った人たちが色んな形で助けてくれている。。。そうだ!座右の銘は他力本願だった!

全てを自分でしようとするのではなく、周りの才能ある人たちを見つけて頼る。これができた一年でもあった。

これからも皆様に頼っていきますがどうぞよろしく。

私をうまく活用したいと思ってくれた人もぜひ声をかけて下さい。

「行動に移す、想いを口にする」の効果を実感したこの一年。

3月のSWに想いがまとまりきってないのに参加したからこそ、その後の早い展開があったと思う。それまでの自分だったら「考えがまとまるまでは」「場違いかも」と参加を見送って同じ場所に留まっていたと思う。

大変な脱サラ一年目だったが、あの時参加を決めた自分を褒めてあげたい。





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