2つの花に挟まれて

2つの花に挟まれて



「うーん……どこだろう、ここ」


屋敷の廊下で迷ってしまったローリエは、ふう、と息をつく。

漂う香りに気づくと、それに導かれるままに歩き出す。

香りの元にたどり着き、その部屋のドアが少し開いていたので中を覗くとローリエは固まった。


「ん……そこ、いい……」


「ん……ちゅ……」


2人の女性が裸で身体を重ねて口付けをしている。


「エリカ、そこっ……!」


「ボタンはコレが好きですね……」


2人のあられもない姿と甘い声に彼の頭がパンクしそうになる。

これは、見てはいけないものだ。そう思って離れようとしても身体は動かない。

そして、片方の女性とローリエの視線が合ってしまう。


「エリカ、ドア開いてるじゃない……!」


「あら?そうでしたか?」


2人の視線がローリエに向く。彼は慌てて逃げようとしたが、もう片方の女性に呼び止められてしまう。


「どうぞ、遠慮せずに入って下さいませ」


言われた通りに部屋に入ってドアを閉めると1人の女性がベッドから降りてローリエに近づいてくる。


「私はエリカと申します。貴方は?」


「ローリエって言います。あの……」


謝ろうとしたローリエの唇にエリカの指が添えられる。


「謝る必要なんてありませんわ、私の不注意でしたから。それよりローリエさま、もしよろしければ私達のお相手をしていただけませんか?」


「え、でも……」


ベッドに座るもう1人の女性はため息をつくと口を開いた。


「あたしはボタン。ほら、こっちおいで」


「ボタンも乗り気ですし、どうぞ」


エリカに押されて、ベッドの縁に座らされるローリエ。


「それで、ローリエはなんでここに来たの?」


「皆の手伝いに来たんですけど、迷ってしまって……」


「それはいけませんでしたね、後でお送りしましょう」


ローリエは左右から話しかけられる。部屋に漂う香りと綺麗な声が彼の頭をクラクラとさせ、身体が熱を持つ。息も荒くなってきた。


「あ、あの!僕……」


「駄目ですよローリエさま、このままでは皆様に会えませんわ」


エリカがローリエの股間に触れ、ズボンの下から存在を主張するそれを刺激する。


「うあっ……!」


「苦しそうですわ……」


エリカはあっという間にローリエのズボンとパンツを脱がしてしまう。

彼は咄嗟に隠そうするが、ボタンに捕まって男根が晒される。


「上も脱いじゃいなさい、ほらバンザイして」


裸にされ、無防備にその身体を晒すローリエ。


「大丈夫、恥ずかしくないよ」


ボタンに抱きしめられ、胸が彼の背中に押しつけられる。

痛いくらいに勃起した男根にエリカの指が触れ、ローリエの身体が震えた。


「可愛い……」


ボタンが耳元で囁く。

エリカの手がローリエのモノを優しく包み込むように握ると上下に動き始めた。


「ひぅっ……!あ、あぁ……!」


「凄い……どんどん溢れてきます……」


「ローリエのここ、もう限界そうだね」


鈴口から透明な露が零れ、エリカの指を汚す。


「せっかくですし、こちらでいただきますわね」


エリカはローリエの男根をゆっくりと咥え込んだ。


「ん……じゅぷっ……くぷ……」


エリカは頭を動かして唇で男根に吸い付くように刺激を与える。

さらに舌で亀頭を舐め回され、ローリエの腰が浮き上がる。


「っ……!あ、ああぁぁ……!」


「ちょっとエリカ、優しくしてあげなさいよ」


ボタンが彼の身体を優しく抱きしめ、口を尖らせる。

そしてエリカは射精を促すように頭を振る速度を上げた。


「いぃっ!なにか、きちゃう……っ!!」


ローリエの身体が大きく震えた。エリカが男根を根元まで咥え込み、吸い上げる。


「ひっ!?ああぁぁっ!!?」


その瞬間、ローリエには見えないが口の中で男根が跳ねて射精する。

エリカはそれを口で受け止めて溜め込んでいく。


「ん……ぷはぁ……」


エリカは名残惜しげに男根から口を離すと、恍惚とした表情でボタンの方へ向かう。

彼女は察したように口を開けると、エリカからローリエの精液を受け取った。

そして2人はお互いを求め合うように舌と精液を絡め合う。

エリカがボタンを押し倒したところで呆然としていたローリエは我に返った。


「あ、あの……」


「ん……もっとしたいの?」


キスを終えるとボタンが悪戯っぽい笑みを浮かべる。エリカも物足りなさそうにローリエを見つめていた。

ボタンはベッドに横たわるとローリエを手招きする。

エリカが彼の背中を押し、ボタンの上に押し倒された。

ローリエはボタンとエリカに挟まれて戸惑う。2人はそんな彼を楽しげに見つめながら更に身体を寄せた。

彼女達の胸が身体に押し付けられ、ローリエの顔は熱くなっていく。


「ふふっ、顔真っ赤」


「あらあら……可愛い反応ですこと」


先程精を吐き出したばかりの男根が再び硬さを取り戻し、ボタンの腹に押し付けられる。


「おっ、元気だなぁ」


「やっぱり若い男の子は違いますね」


ボタンはローリエの手を取り、自分の胸に導いた。彼女の柔らかい胸に指が沈み込む。


「ほら、好きなようにしていいよ」


ローリエは恐る恐る彼女の胸を揉み始めると、エリカが耳元で囁く。


「まずは優しく……ボタンの反応を楽しんで下さいませ」


彼は彼女の言う通りにボタンの胸をゆっくりと愛撫していく。

いくら揉んでも飽きそうにない柔らかさにローリエは夢中になる。


「気持ちいい、ですか?」


「うん……上手だよ、ローリエ」


「ふふ、ローリエさまは飲み込みが早いですわね」


ボタンはエリカに目配せをすると、彼女はローリエの身体を起こす。


「さあローリエさま、今度はもっと気持ちいいことを教えて差し上げます」


「もっと……?」


「そうよ、ローリエのおちんちんをここに入れるの」


ボタンは自らの割れ目に手を添え、指でそこを示す。

ローリエは膝立ちにされ、エリカに誘導されて彼女と対面するように座る。


「ここに当てて……」


「う、うん……」


ローリエは自分のモノを掴んでボタンの秘裂に擦り付ける。

亀頭が触れただけでも分かる熱に呼吸が荒くなる彼を見てエリカは微笑む。


「待ちきれない、と言ったご様子ですね」


「大丈夫、焦らないで……ゆっくり……」


「は、はい……っ」


ボタンの膣を押し広げ、ゆっくりと彼女の中に入る男根。ローリエは背中を反らせ、その快感に耐えようとするがエリカが腰を押す。


「童貞卒業、おめでとうございます」


「うあっ!あぁっ……!!」


「無理しないで、落ち着くまで待ってあげる」


ローリエはボタンの腰に手を添え、彼女の中でゆっくりと動く。

膣壁が男根に絡みつき、快楽を与えていく。


「うふふ……可愛らしいですわ……」


2人に挟まれたローリエの理性はもう限界で、すぐに絶頂を迎えそうになる。

そんな様子に気づいたのかボタンが口を開く。


「もう出そう?」


「はいっ……もう……」


「いいよ……あたしの中に出して」


ボタンはローリエの身体を引き寄せ、唇を奪う。

舌が絡められ、水分が奪われていく。


「んぅ、んんーっ!」


ボタンの中でローリエの男根が跳ね、射精が始まった。

彼女は腰を動かしてその刺激で更に精液を搾り取る。


「分かる?ローリエのおちんちんがどくどく……って精液出してるの」


「はぁ……はぁ……っ」


2人は唇を離すと、蕩けた表情で見つめ合う。

エリカは後ろからローリエを抱き寄せ、その頭を撫でる。


「よくできました」


「ほんと、初めてなのにすごいね」


声も出せないローリエはしばらく余韻に浸り、息を整える。

エリカが彼の身体を離し、ボタンの中から男根を引き抜かれる。

そこからからどろりと精液が溢れ出した。


「んっ……勿体ない……」


「では私が頂きますわね」


エリカがボタンの割れ目に顔を埋め、溢れた精液を舐め取っていく。

やがて中に舌が入り、その動きはボタンに快楽を与えるものになった。


「やぁっ……だ、だめだってばぁ……」


ボタンはエリカの頭を押さえようとするが、その手には力が入らない。


「ん……イって構いませんよ?」


エリカがボタンの淫核に吸い付くと、彼女は身体を大きく痙攣させる。


「んっ……!やあぁぁっ……!」


絶頂を迎えたボタンの身体から力が抜ける。エリカが唇を離し、微笑んだ。


「可愛かったですよ、ボタン」


2人は息を整えてローリエの方を見た。彼はまだ余韻に浸っているようで、視線には気づいていないようだった。


「凄いわねこのお香、まだ元気じゃない」


ボタンがローリエの身体を引き寄せ、仰向けに押し倒す。


「あの、ボタンさん……?」


「次は私がお相手しますわ、ローリエさま」


エリカが彼の腹の上に跨り、妖艶な笑みを浮かべた。


「あたしも手伝ってあげるからさ、もう少し付き合ってよ」


エリカは男根を優しく掴むと、既に濡れている自身の割れ目にあてがう。


「もう準備万端ですわ、ほら……」


ローリエの男根がゆっくりとエリカの中に飲み込まれていく。

膣内がうねり、彼のモノを強く締め付けると同時に包み込むように優しく刺激を与える。


「ふふっ……凄いですわね」


エリカはゆっくりと腰を動かし始め、ローリエは下半身から伝わる快楽に声を漏らす。


「エリカも気持ち良さそう、手伝ってあげるから頑張れ~?」


ボタンがエリカの背後に回り込み、慣れた手つきで彼女の胸に手を伸ばし揉みしだく。

その光景にローリエの視線が釘付けになる。

ボタンは彼の様子を見て笑うと、エリカと話を続けた。


「あーあ、可愛い顔であたしたちの事見つめちゃって……」


「ふふ、ローリエさまのおちんちんも気持ちいいですから安心して下さいませ」


2人が話している間もエリカは腰を動かし続けていた。

次第に動きは速くなり、ローリエの限界が近づく。


「エリカ、さん……」


「もうイキそうですか?いつでも構いませんよ」


エリカの言葉を引き金にローリエは身体を痙攣させ、彼女の中へ射精を始めた。


「ふふ、素敵ですね……」


「1人だけイカせるなんて可哀そうでしょ、エリカも一緒よ」


ボタンの片手がエリカの股間へ伸び、淫核を指で押し潰す。

彼女はたまらず脚を閉じるが、容赦なく指が動き続ける。


「あぁ……っ!」


エリカの身体が大きく跳ね、膣壁が射精を続ける男根を強く締め付ける。


「エリカも可愛いわね」


目の前で繰り広げられる淫靡な光景を前にしてローリエの意識が薄れていく。


「流石に限界かしら?」


「そうですわね……それでは今日はここまでということで」


エリカの中から男根が引き抜かれるとボタンは手早く後処理を済ませ、ローリエの身体を拭く。


「ありがとう、お疲れ様」


ボタンがローリエを抱きしめるとエリカも反対側から同じようにし、彼の身体が2人に挟まれる。


「とっても素敵でしたわ、ローリエさま」


眠気に襲われたローリエは返事をしようとしたが、それは叶わなかった。


「おやすみ、また気持ちいいことしましょうね」


「約束、ですわ」


耳元で心地よい声を聴いたローリエは目を閉じる。

夢の世界へ旅立った彼を2人は優しいまなざしで見つめ、愛おしそうに頭を撫でた。



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