1回目
19歳で『ロシナンテ(♀)』と出会い20歳には海兵となっていたドフラミンゴ(♀)は北の海支部にいる海兵を片っ端から「ロシナンテ」と呼び周囲は(本物の弟に会えない寂しさをぶつけているんだな……)と8割ほど真に受けていた。
しかし19歳まで海賊として生き、ファミリーも未だに海賊として活動しているという状況でドフラミンゴが海軍の思想に染まることはなく、ファミリーからすれば裏切り者同然だろうと思いながらも目立たないよう密かに情報操作をして過ごしていた。
そんな中『北の海支部にロシナンテがいるらしい』いった情報を受け事実確認に本部から来たロシナンテは早々にドフラミンゴと再会し、ドフラミンゴが周囲の人間をロシナンテ扱いしているという奇妙な状況を目の当たりにする。
その状況下でロシナンテは「カウンセリングを受けるべきだ」と勧めるがその支部にはカウンセラーは滞在しておらず、そこに居合わせた『ロシナンテ』も同意する。だがドフラミンゴにとっては『ロシナンテ』は支部にいるその他大勢のロシナンテと大差なく、特に関心を向けずに弟へ「カウンセリングを受けるのなら本部へ行きたい」と告げた。
海賊だった姉上が海兵として生きてくれるのなら何も問題はないと嬉々として承諾するロシナンテだったが、ドフラミンゴは支部から優秀な人材を本部へ送るつもりだった。しかしそれは断られてしまい、仕方なく本部の様子だけでも見ようと考えたドフラミンゴは実弟と『ロシナンテ』と共に海軍本部へ向かった。
本部を案内しつつこのまま本部にいてほしいと思っていたロシナンテだったが、ドフラミンゴを支部へ戻したい『ロシナンテ』に負けて週4で支部へ通うことで妥協する。
結局カウンセリングを受けることはなかったドフラミンゴだったが特に影響はなく、ロシナンテと再会してすぐにファミリーとの誤解は解け、ロシナンテが支部へ来ていなかった週3日のうちに迎えに来た彼らの手によって『ロシナンテ』たちでは取り戻すことが出来ず海賊へと戻って行った。