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シュラフェリはいいぞその日のアルバスは昨晩のフルルドリスの言葉を頭の中で反芻していた。
「おや、私の性器に触ってみたいと? それはまた明日にしましょう。もう寝る時間ですよ」
何も知らない少年は悶々とし始めるのである。今が朝食の場であっても上の空であった。
「アルバス君食べないんですか? じゃあこのおかずもらっちゃいますよ?」
アルバスの皿のものをエレクシアは食べるふりをする。それでも反応のない彼に聖女は頬を膨らませた。
「フルルドリスお姉さま、アルバスくんが構ってくれません。楽しくないです」
「彼も年頃ですから色々悩むことがあるのでしょう。しかしちゃんと食べないと、この後の訓練に差し支えます」
フルルドリスはアルバスの目の前で手を叩いた。催眠術を解かれたようにアルバスは食事を始めた。
「すまない。ぼーっとしていたようだ。オレとしたことが注意散漫になっていた」
アルバスは自分の皿に置かれたものすべて完食した。そして皿を片付けるためにそそくさと席を立つ。
「これ食べていいんでしょうか」
エレクシアは自分の箸のものを見ながら言った。
「構いませんよ。あの調子では人間のまま戦えるようになるまで遠そうですね」
エレクシアはアルバスのおかずを食べた。
その日の夜、アルバスはフルルドリスの寝所を訪れた。アルバスはすでに勃起していた。フルルドリスの体で見るだけしかできなかった部分を触ることができるのだ。そこを弄るフルルドリスの嬌声を思い出す。艶やかな声を出す彼女は美しく感じた。
「来ているのでしょう。入ってもいいですよ」
フルルドリスは薄めの寝間着だった。彼女のボディラインを薄めの紫で彩っている。既に入浴した後なのか、鍛錬後の汗臭さはなくなっていた。
そしてフルルドリスは酒を飲んでいた。酒瓶を片手に自分で注いでいる。
「ほんの少しばかり、気恥ずかしくなったもので。アルバスも飲みますか?」
「オレはやめておく。宿酔いが怖い」
「そうですか……」
フルルドリスは一口酒を含んだ。
「アルバスから脱いでくれますか?」
アルバスは寝間着を脱ぎ始める。少年に恥じらいなどなく、褐色の肌を露わにした。以前よりも厚みを増した大胸筋や綺麗に割れた腹筋などがフルルドリスの興奮を誘った。そして勃起した肉棒がフルルドリスに早く脱ぐように急かしている。
フルルドリスは全裸でベッドに座った。足を開いて自分の割れ目をアルバスに見せる。彼女が少し屈むことで乳房が重力に引かれる。
「アルバスくんは女性のここがどうなっているか知らないでしょうから少しだけ教えます」
フルルドリスは割れ目を開く。愛液が少しだけ漏れ出していた。
当然恥じらいもあったが、無垢な少年が自分に対して欲情しているという事に下腹部が熱くなっていた。
「ここの部分が膣口です。男性器を入れる場所ですが、性交するのは約束違反ですね。仮に妊娠したとしたら他の仲間に迷惑がかかります」
フルルドリスは自分の指をその中に入れて少し掻き回す。「んっ……」と小さく声を漏らした。
「指はあまり奥まで入れないでくださいね。感じる人もいるらしいですが、私は痛いだけですので」
アルバスの顔はフルルドリスの股の間に少しずつ近づく。少年の息が黄濁液を漏れ出す谷間に掛かりそうになる。
「そしてこの上の穴が尿道。ここは弄らないでくださいね。別に気持ちよくならない。そしてその上にあるのが……」
「フルルドリスがよくいじっているところか」
「よく、覚えていましたね。褒めてあげます。ここは陰核と言って私が一番感じる場所です。あなたのものをいじるようにお願いします」
アルバスの指がフルルドリスの渓谷に伸びる。優しい愛撫はクリトリスに電流が走ったかのような快感を与えた。
「ひゃう……」
「フルルドリスこれでいいのか。もっと弱く触るべきだろうか?」
アルバスの不安そうな顔にフルルドリスは片手を添えた。
「よく出来てますよ。もう少しだけ強くても構いません」
「分かった」
フルルドリスは他人に秘部を触られることが初めてだった。甘イキは何度もして愛液でアルバスの指を濡らしている。しかし少しだけもどかしい気持ちになった。もう少しで達することができるのに、刺激が足りない。
「アルバスくん、舌で舐めてくれますか?」
「うん」
アルバスの舌が土手の内側や外側を舐める。フルルドリスの全てを味わい尽くす。
「あっ……♡いいですね……♡その調子ですよ♡もっと……♡うんっ……♡」
フルルドリスの足の先は伸びてしまう。体は自然と反っていく。
「イクっ……♡イッちゃう……♡」
フルルドリスは絶頂した。アルバスの顔に潮が掛かる。
「申し訳ありません。顔に掛かってしまいましたね。拭いてあげましょう」
フルルドリスはそう言ってからアルバスの陰茎が硬く勃起していることに気がついた。血管が膨れ上がり、今にも破裂してしまいそうである。
「そのままでは辛いでしょう。楽にしてあげますね」
フルルドリスはアルバスの竿を口に含んだ。