1522-07-28_02 ジャンガ島民の証言 3

1522-07-28_02 ジャンガ島民の証言 3


ええ、はい。私の島では海楼石の拘束具がありまして、もう何百年も前のものをずっと使っているんです。そういうのはね、大抵生贄を逃がさないためのものだったり、拷問用の拘束具だったり、あんまりいい使われ方はしてないですね。どこで入手したとか、そういうのは不明瞭なんですけど多分先祖が外の人間から貰ったりしたんじゃないでしょうか。ここでは海楼石の加工技術がないので。

なんで一味はそれを持ち出せたんでしょうかね?

もしかしたら誰かに貰ったとか?

当たり前だけどあんなブッソーなもの売ったりしてないんですよ。

ええ?航海日誌に買ったって書いてあった?

嘘でしょ。

あ、あのですね、今はそういうものは儀式用のお飾り程度でしか見ないんですよ。だからね、私たちもそういうのは縁がないんです。

だって海楼石の拘束具を所有しているのは祭司一族のみなんですよ。

じゃあなんですか、祭司一族は麦わらの一味と接触してたってことですか。私たちが麦わらの一味を見かけなかったのも祭司が招いたから?それで海賊だって理由で、いえ、能力者もいましたね、私の島では能力者は神の依代という扱いなんです。特にソウルキングとして活躍していたブルックさんは神に近い存在としてみられてたんじゃないんでしょうか。私も彼のファンでしたから訃報を聞いた時はショックでたまりませんでした。

ええと、じゃあ祭司に殺されたってこと?だって私、一味の滞在期間中に祭司のことを見かけましたよ?特に何も隠している様子はありませんでした。

なんですか、祭壇に招いたあとにオウゾクの、いやアヘンでも吸わせておかしくさせてから帰らせたとか?その際におかしなことでも吹聴したとか?

とても有り得ませんよ。

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