>>130 流れ星
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深夜のサニー号の甲板
今日の見張り番のルフィとウタは夜空一面に描かれた綺麗な星を隣同士で眺めていた
「綺麗だね……」
「だな そういえば昔にもシャンクスたちと一緒に星を見たことが何度かあったな」
「あったあった!!私が願い事を聞いた時にあんたは”夢は自分で叶えるからあんな流れ星には頼らねェ!!”って啖呵切ってたよね!!」
「今でもそれは変わってねェぞ」
「……相変わらずルフィは強いね…私はそういうのに頼っちゃうな…エレジアにいた時もよく流れ星に願い事してたな」
「なんて願ったんだ?」
「_教えな〜い!!」
「なんでだよ!!教えろよウタ!!!!」
「や〜だね〜!!」
____言う必要が無いからね だって…
今の私は歌を世界中に届けることが出来て、シャンクスとのわだかまりが無くなって、シャンクスたちに謝ることが出来た……そして
ルフィともう一度笑い合えた
それもたった一度だけでなく何度でも 毎日することが今の私には許されている
昔の私の願い事はもう全部叶ったから
END