13回目

13回目


父を撃ち殺し、聖地へと向かったドフラミンゴは逃げ戻る際に誤って新世界へと迷い込み、そこで医者をしている夫婦に拾われる。

医学的な知識を身につけつつ夫婦の仕事を手伝っていたドフラミンゴは、海軍本部へ薬品を届けに行ったところで妹であるロシナンテと再会する。


互いの身の上話をする中でドフラミンゴは父親を撃ってしまったことを悔いていることは言わずにいたが、ロシナンテはそれを察し、今は夫婦の元で生活していることを受け入れる。

しかしそんな仲のよさそうな2人を見た本部の海兵がドフラミンゴに「海兵にならないか」と問い、ドフラミンゴはロシナンテと一緒にいられるのならと受け入れる。


海兵となったドフラミンゴがしばらく体を鍛え、多少は力がついた頃、夫婦の暮らす土地で違法な薬物を製造していることが発覚する。

それに気付いた夫婦の訴えで調査員を派遣することとなり、センゴクはその土地で育ったドフラミンゴと戦闘能力の高いロシナンテを向かわせた。


現地に着いた2人はさっそく違法薬物を扱う連中の元へ辿り着いたが、戦意を喪失した相手を捕縛中にロシナンテは暴言を吐かれ、それにより99%を取り逃がしてしまう。

そのことをセンゴクへ報告したところ、一時帰還するように言われ、2人は1%の捕らえた者だけを連れて海軍本部へと戻る。


本部にて細かな報告を受けたセンゴクは再び2人にその土地へ向かうように指示を出し、センゴク自身もその土地へ乗り込む。

3人といえども過剰な戦力であるため捕縛は容易かったが、ロシナンテへの謝罪の要求やロシナンテのドジにより9時間ほど時間がかかった。

また、ロシナンテはドフラミンゴを庇って負傷し、ドフラミンゴがその場で過剰な治療を施したりもした。


捕縛を終えて船へと戻る道中で数人に襲われるが、最も非力であるドフラミンゴのみで片付けられるほど弱く、3人はその後何事もなく帰還する。


本部へ着くとドフラミンゴとロシナンテは夫婦に抱き締められ、ドフラミンゴは自身がこれほど愛されている理由がわからず呆然とする。

そんな兄を、息子を、ロシナンテと夫婦は優しく抱き締めるのであった。

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