128に捧ぐ性癖

128に捧ぐ性癖



 「本当にありがとう、──さん……私も、彼も……」

 「常日頃から気にするなと言っているでしょう? 元より親戚間の体裁整えで籍を入れた関係なんだから」

 母、と呼ぶにはあまりにめかし込んだ女が、玄関で品性のある男から飛行機のフライトチケットを受け取った。

 当たり前のようにそれは1枚で、当然男の財布から出てきたものだった。

  「じゃあ……行ってきます。あの子のこと、よろしくお願いします」

 男は無言で手を振って、出ていく女を見送った。

 玄関に立ったまま車のエンジンがかかる音を聞き、タイヤがアスファルトを噛んで駆けて行くことを確認する。


  「起きておいで」


 振り返った男の視界に、幼い女の子が入ってくる。

  「ママいった……?」

 そう言いながら歩いてくる彼女の身なりに苦笑した。

 点々と脱ぎ捨てられた幼児服が彼女の跡を残していて、玄関にやってきた娘はすでに裸だったのだ。

  「こらこら」

 まだ片手で歳を数えられるような『娘』の痴態に呆れ半分昂り半分。ぼうとした彼女をお尻から抱き上げてねぶり上げるようなキスをした。


    ♡♡♡♡♡


 パシャリとしたシャッター音がリビングルームで鳴る。電子音声だ。それは一眼レフでもデジカメでもない。

 当時最近モデルのゲーム機のレンズの前で、はだかの立香は両脚を開いて座り込んでいた。

  「パパ、立香、おっきくなってる?」

 不安げに尋ねる娘は、右手の指を口に含みながら自らのクレバスを撫でていた。

  「ああ、心配いらないよ」

 彼女を促し画面を覗き込ませる。そこには籍を入れる前───同棲の段階から撮り溜めた、彼女のからだの成長記録が映されていた。


 離乳食を食べてすやすやと眠る立香を部屋の隅にして、彼女の母親を抱いた夜があった。

 顔のタイプは必ずしも好みとは言えなかったが、柔らかな肌の感触や素直に性感を受け入れる感度、そして寝る前おしめを取り替えた娘のいる空間でその娘を産んだ箇所を犯している興奮は凄まじいものだった。

 弱い箇所をこすり上げ、娘を起こさないよう声を押し殺しつつ達する彼女の内側の動きに合わせながら絶頂し、スキンの中に精を吐いていく。

 思えばすでにこの時点で、立香の代替として彼女の母を抱いていた。達した時頭にあったのは、おしめを取り替えるたびに目にした、彼女の幼裂だったのだ。

 ……立香の母の方も私ではなくどこか遠くに視線をやりながら達していたのでその点についてはお互いさまであろうと思う。


 ゲーム機の画面に映る一番古い写真を二人で見ていた。股を拭き、新しいおしめをお尻の下に敷かれて眠っている立香。

 フリックで映し出されたその次の写真では、幼裂に白濁とした粘度の高い液体が浴びせられていて、粘りの糸が立香の股から写真に映る赤黒い肉の棒へと伸びていた。

  「もうオムツはいらないだろう?」

  「うん、ひとりでトイレ行ける」

 そんな普通の父娘らしい他愛のないやりとりを立香の割れ目に指を添えながら行なった。

  「今日はお風呂でしようか」

  「ちんちんなめる?」

  「もちろん。けど今日は違うこともしようね」


 都合よく娘は裸だった。

 普通であればどこの家庭でもそうするように、父娘のふれあいをはじめていく。

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