>112 やさぐれ
https://bbs.animanch.com/board/1491198/
________________
「____それじゃあ今日の配信はここまで!みんなまたね〜!!」
____ピッ……
「____はーっ…だるっ やっと終わったよ」
「ダルい視聴者のことは酒飲んで忘れるか」
「酒酒〜♪…………あ?」
冷蔵庫に入れてあったはずのお酒が……無い…
「____ルフィか…」
「ウタの介護の為に在宅の仕事選んだはいいけど 座りっぱなしは辛ェな」
別の部屋でルフィは慣れない手つきでキーボードを叩き、常に多忙な仕事に注力していた
「ルフィ!!!!」
「おう ウタ!配信終わっ____」
「酒は!!私の酒をどこにやった!!?」
「……あんなの大量に飲んでたら体に悪いぞ そろそろヤメ時なんじゃねェか?」
「……なら私はなにでストレスを解消すればいいの!!前はタバコをやってたのにあんたに捨てられた!!そして今度は酒か!! ねぇ…何なら許されるの!!!!」
「…………」
「……ウタ お前なんでタバコをキッパリ辞めれたんだ? 毎日数本吸ってたのに おれが隠した後一切吸わなくなったよな 普通じゃできねェだろ」
「……それは」
「さっきの口ぶりだと酒だって今日でキッパリ辞める気だろ?さっきまで酒がなくて怒るほどなのに……なんでだ?なんでやめれるんだ 」
「……だって…だって……」
「ルフィに嫌われたくないから!!」
「……ルフィは私のお世話の為に慣れない仕事に就いてくれた それくらい私の事を思ってくれるのに……私の体のことを考えてくれるのに…反抗できるわけないじゃん!!!!あんたが大好きなんだから!!」
「そうか 嬉しい ありがとう!!」
「……で どうすんだ?次からはどうやってストレスを解除するんだ?」
「そうだね……タバコも酒も禁止されたから 行ったことないけどもうホスト通いしか____」
「それだけは絶対にだめだ!!」
ッッッ!!久しぶりのルフィからのハグ…匂いで脳が…蕩けそう♡
「じょ…冗談!冗談だからァ…」
「そうか!なら離してもいいな」
「離さないで!!…もう少しこのまま」
酒やタバコなんかよりもずっといい
____そうか これが私の本当に求めていた物なんだ
「……ルフィ ずっと仕事や料理で忙しいあんたの邪魔になると思って遠慮してたんだけどね これからは”ある事”をやってストレス発散したいと思うんだ!!」
「なんだ?遠慮せず言ってみろよ」
「えーっとね……」
「ルフィとのハグ♡」
END