>>11 たんこぶ 短め
ある日千の海を越えるサニー号が進む横にいくつもの渦潮ができていた
「すんげーー!!面白そうだなァこのまま進んでみよう!!」
「そうだね!!じゃあ親分に頼んで____」
「 やめんか!!!! 」
目の前の光景にワクワクしていたルフィとウタを航海士でもあり一味のストッパーでもあるナミがゲンコツで静めた
「あんなとこ行ったら危ないだけでしょ!!それにジンベエ!!ガッカリしてないで船の舵を元に戻して!!」
「「 はい…ずびばぜん…… 」」
「す…すまん……」
「……あ!!」
「なんだよウタ いきなり大声出して」
ウタは自身の頭の上にできたたんこぶの頂きを触って平行にルフィの頭へと手を動かした
そしてその手はルフィのたんこぶに触れずに頭上を通り抜けたのだ
つまり……
「今なら身長対決私の勝ちだね!!!!」
「なに!?…ちくしょォ…ウタに勝てる勝負はこれくらいだったのに……」
防御不可の愛ある拳を受けたというのにウタは笑いルフィは子供のように悔しがっていた
そんな楽しそうな二人を見てジンベエはニッコリとしていた
なお微笑ましいルフィとウタの姿を見続けていたため、ジンベエは舵を戻しきれずにサニー号は渦潮に突入した
「うおぉ〜!!やっぱ思った通りおもしれェ!!」
「ははは!!目が回る〜!!」