10回目
父上を撃ってしまったことを悔い続けながらも14年間海賊をやってきたドフラミンゴ(♀)は、突然現れ昔のように慕ってくるロシナンテをどうにかして追い返そうとしていた。
しかしロシナンテは姉上過激派の筋金入りのシスコンであり、裏切りを匂わせたディアマンテをぶん殴り、その行動に苦言を呈したドフラミンゴに大層憤慨する。
暴走気味の弟に少し呆れながらも手を借りてディアマンテを運び、ドフラミンゴは自らの手で裏切り者を排除する。
その冷徹さに少し動揺したロシナンテだが、ここにいるから姉上はそんな非道なことができるのだと思い、連れ出そうとする。
紆余曲折ありながらもドフラミンゴは自主的にロシナンテと共にファミリーを離れ、2人はフレバンスへとたどり着く。
入国はできたが出国は国境が封鎖されてできず、感染症対策のため封鎖しているという説明に疑問を抱いた2人は事実確認をしにフレバンスへ戻った。
そこで珀鉛病について知るが、どうにかしてあげたいというロシナンテに対し、ドフラミンゴは深入りしないように言い聞かせる。
さっさとこの国から出るつもりな2人に、説明をした医者は隣国への説明を頼み、資料を手渡した。
最も強固な封鎖を突破した2人を待ち受けていたのは800人もの武装した人。
賞金首であるドフラミンゴは狙われ、ロシナンテが気付かぬうちに命を落としていた。
探してもドフラミンゴを見付けられなかったロシナンテはフレバンスへ戻り、そこでドフラミンゴを待つことにする。
しかし包囲網を破られたことで全面戦争が始まり、その際にロシナンテは隣国の者から姉の死を伝えられる。
ロシナンテはショックを受けながらも姉上ならこうするはずだとフレバンスのために戦い、ほとんどフレバンスには被害を出すことなく戦いを収め、命を落とす。
フレバンスはその後隣国へ珀鉛病について説明をするが、いくつかの国はその説明を信用せず、再び戦争が起こる。
その際には隣国も疲弊しており、主に病院が被害に遭ったが外壁にひびが入る程度だった。
その後は戦争が起きることはなかったが、珀鉛病の治療法が見つかるよりも先に、フレバンスは珀鉛病により滅んだ。