06阪神JF1着×06朝日杯1着
擬人化注意
閲覧注意
「アタシはあんたの事好きだからあんたがその気になればいつでもアタシを好きに出来るくせに何もしないからさ。」
だから、アタシがあんたを好きにしてみたかっただけ。
そう言って息を荒げてこちらを見下ろす女の潤んだ眼差しはどこか挑戦的で扇情的で……それはそれで大いに結構なのだが口内を舐め尽くされ、剥ぎ取られ床に落ちた衣服はもう着れない状態で噛みつかれ引っ掻き回されなぶられて、こちらとしてはもう充分に好き放題された気分である。
「天下のダービー馬様を好き放題出来る立場の男じゃねえんだよ俺は」
「アタシが良いって言ってるのに意気地なし」
冷たい指先が顎に触れて、頭の位置を下げると濡れた唇が鼻先に触れる。
「このままあんたを抱いてアタシの酔わせてやるよ」
ジャーニー。囁くこの女の燃える目はレースに挑む時と同じ様なまるで獣のそれだがどこか蠱惑的な揺らめきに思えた。
「お前の好きにしな。ウオッカ」
(……こちとらとっくにお前に溺れてるっつーの。)
※※※
「…おい、親父何でもいいから服貸せ」
「おーおー随分激しかったようでw」
「何笑ってんだぶん殴るぞじじい」