0〜1章をクリアした感想
・0章
終始振り回されてた感が強い章。
何も分からないまま、ひたすらアーミヤ達が勝手に話を進めて、それに対してドクターも何も言わないから、それが更に置き去り感を増している。
先駆者ドクター達が適宜補足説明をしてくれたおかげでスムーズに状況を把握できて、ストーリーを読む上で変なところで躓かずに済んだのは本当に助かった。
(>>67とか「ウルサスにこちらの動きを勘付かれた…?」→レユニオンの敵襲だ!→レ「お前らウルサス兵じゃねぇのかよ…?」でだいぶ「ん?」ってなってた…開幕三つ巴は分からんて…)
ウルサスの報道やチェルノボーグ兵の暴言を見る度に、この世界の『詰んでる』感を見せつけられてしんどかった。
鉱石病の根絶がロドスの現在の大目的みたいだけど、正直その程度でこの亀裂まみれの世界を修復できるとは思えない。
明確なゴールが見えず滅亡だけが迫ってきてる状況が、精神的にキツい。
気休めでも前向きな発言で士気を上げてくれるAceの存在が凄く有り難かった。
・1章
鉱石病で超人的な力を得られるという説明と、その実例の章。
とにかくひたすら己の無力さを見せ付けられ続けた。
タルラの攻撃からドクターとアーミヤを守る為に皆が玉砕覚悟で突っ込もうとするのを、ただ見てることしか出来ないのが本当辛かった。
一応、味方のネームドは全員生存したけど、代わりにモブはごろごろ死んだって事実を思うと素直に喜べない。
まだ先が見えない真っ暗闇の中だけど、Aceが言っていた通り目の前の事からやっていこうと決意できる、そんな終わり方だった。
各キャラの印象
・ドクター
もっと声出せドクター、自我出せ。
空気過ぎてたまに私ですら存在を忘れる。
リンバスでは話についていけないプレイヤーと一緒にダンテがまごまごしてくれたけど、アクナじゃずっと私独りでまごまごしてた気がする。
あとダンテというプレイヤーの代弁者が居ないせいで、ストーリーの注目すべきポイントを自力で見つけなきゃいけないのと、自分が思った事を自分の語彙のみで出力しないといけないのが大変だった。物語における語り手の重要性を再認識した。
コメントでは何か重要人物っぽいことを示唆されてたけど現時点では終始置物だった印象しかない。
>>472でオペレーターちゃんを身を挺して庇ったり、割と人間味はある。
・アーミヤ
やたら『私を信じて』をゴリ押ししてくる子だな、ってのが最初の印象。
それが自信から来る言葉ではなく、寧ろ自分の力不足を痛感してて、それでも「信じてって言うしか無い」から言ってる感じがする。
14才でいち組織の頭って情報も、凄いって感想より「大丈夫?」って感想が先に来る。
ドクター達が支えてあげなきゃって気持ちと、こんな子供になんつーもん背負わせたんだ周りの大人達は!って怒りが交互に来る。
とりあえずアーミヤが潰れてしまう前にアーミヤの荷物を肩代わりしてくれる頼れる大人を一人でも多く見つけるのが急務。
ロドスが設立5年目(?)くらいの新参企業でありながら、企業としては上手く立ち回れてるっぽいし何より人望が厚いしで、能力自体はめちゃくちゃ高そう。
抱えてる厄ネタに関しては、何も分からないのでノーコメント。
・ドーベルマン
優しくないけど、気軽い嘘や気休めも言わない、良くも悪くも正直で誠実な人。
最初はただキツイ性格って印象だったけど、台詞の端から『徐々に擦り切れていってああなった』感を感じてからは「ドーベルマン指令もこの地獄で辛いこと沢山経験してきたんだな…」っていう目で見れるようになった。
とにかく自分にも他人にも厳しそうな人。
あとどうでもいいがドーベルマン指令をドーベルマン教官と呼び変えるタイミングを逸したスレ主がここにいる。
・ニアール
強いしイケメンで頼りになるが、ドーベルマンやAceに比べると何処か未熟さを感じる。
騎士としての誇りとそれに違わぬ実力を兼ね備えているのは純粋に凄いと思う反面、どこかでポッキリ折れてしまわないか不安になる。
・Ace
かっこいい、有能、すき。
何より今一番欲しい『頼れる大人』筆頭の人。
チームの空気が沈んだりしたら率先して空気の切り替えを行ってくれるの本当に有り難かった。
アーミヤを説得してドクターにアーミヤを託すシーンは辛いけど名シーンだった。
再登場して欲しい気持ちと次登場したら今度こそ死にそうという気持ちが2つある。
・クラウンスレイヤー
まだよく分からない。
「ロドス…コロス…」と直球で殺意をぶつけてきた割にあまり脅威度は感じない。
色々あった末に付けられたあだ名なのか自称なのかが気になる。
中国語だと殺君者だったから、国家転覆者とか『偉いやつ絶対ブッコロスウーマン』ってニュアンスなのかもしれない。
・メフィスト
分かり易いヒール役。
正直ヘイト感情より「あぁそう(鼻ほじ)」っていう無関心の感情の方が強い。
理由は多分現時点ではコイツのキャラクターとしての底が浅すぎて、コイツの行く末がろくでもない結末なのが安易に想像出来てしまうからだと思う。
ゴミみたいに死ぬか、禁断の力に手を出して「僕は人間を辞めるぞドクター!」して返り討ちにあって終わりかの2択だと思う。
ただ、Aceを人質に取るとかされたら私の中のヘイトが秒でカンストするのでそれだけはやめて欲しい。
ファウストが絡んだ時だけ人格が豹変するのでそこだけは興味ある。
・ファウスト
まだよく分からない。
多分メフィストの箍的な存在。
後々メッフィ曇らせの為に脚本家にコロされそう。
・タルラ
まだよく分からない。
レユニオン兵が「俺達だけ苦しむなんて不公平だ!だからお前らも死ね!」ってスタンスに対し、タルラはそうではないというのは何となく分かる。
ロドスとはやり方は違えど『感染者たちを救う』という意志は持ってそう。
・W
レネゲードの人。
正直一番よく分からない。
曲の方だと冷酷無比な殺戮マシーンのイメージだったけど、今のところテンションの緩いフリーダムガールって印象。
とりあえず人の地雷を踏むのは得意そう。あとやたら目が光ってるように見えて怖い。
以下適当に書き連ねた雑感
・アクナとプロムン(リンバス)の地獄感の違い
まずアクナ世界はプロムン世界ほどブッ飛んだ世界ではない。
アクナ世界はリアル世界と地続きな感じが強く、だからこそそこで起きている悲劇がいちいち生々しくて心を抉る。
(リンバスでも退役軍人と倒産会社の社員が路頭に迷った末に色々あって死んだり、街の人達を苦しめる悪徳高利貸しをぬっころした結果そいつらの報復で街の人達が皆殺しにされたりしたけど)
というか、アクナ世界を考えるほどプロムン世界のインチキぶりが浮き彫りになってくる。どいつもこいつも心身ともに人間辞めてるヤツ多すぎるだろ…ってのが身に沁みる。
あと、アクナ世界の行く先には明確に『救済』か『滅び』の2択があるみたいだけど、プロムン世界は何処まで行ってもひたすら『不変』が続いてるって印象。
プロムン世界ってこう、あれよね。
SCPとか裏バイトの世界みたいな、人知を超えた存在が薄壁1枚隔てたすぐ傍に存在してて、でもその事に誰も気付かないか気付いてないフリをしながら、普通に生活しようとしてる世界よね。
ニャルラトホテプや女媧的な上位存在が人間の可能性を無限に眺め続ける為に造った巨大な虫かごだって言われたら信じるわってくらい歪だよね、プロムン世界。