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カイ←キン前提モブキン
やっぱ最初はモブも最初こういうことになった時、嘘だろ、悪趣味って思ったと思う。
百歩譲って抱かれるのは心を無にすればいけるかもしれないけど四皇最高幹部相手に勃つわけないだろって。
そこで目隠しからのフェです。
目隠しが自分への配慮かなって思ってたら急にそうなるので軽くテンパる。この状態ならキングはマスク取ってる=目隠しが取れたりすると自分は死。でも体は素直に興奮してきてるのでなし崩しに抱かされるハメになるモブ。
その後、何回かヤって段々調子に乗ってくるモブ。いいご趣味でとか思ってるし優越感もあったりする。普段マスクと黒づくめで冷徹にしか見えない上司が自分に犯されて善がってるとかマジ最悪で最高。あの服めちゃむちっとしてるの判るけどヤバない? いやヤバくはない。ヤバイのはそういう目で見始めてる自分。この辺からフェなしで勃つようになるけどして欲しいので言わない。
で、あるとき情事のさなかにカイドウさんってキングが言ってるのに気付いてしまう。なるほどって納得とちょっとしたモヤモヤ。モヤモヤ、チクチク。萎えて止めたら殺されそうなのでどうにか頑張る。頑張れ。頑張った。
けど次は難しいかもしれない。もし口塞ぐとかしたら指噛みきられそう。どうにか気を紛らわせたい。というわけで自分で動いてもいいか提案。沈黙。余計なこと言って死んだかもしれない。けどok出た。よかったね。
羽の付け根を撫でたり太腿や首筋甘噛したり。時々相手がキングだって忘れてやりすぎたかなとヒヤリもしつつ、けどこの日の反応が今までで一番よかったと目隠しのままでも確信が持てるので多分大丈夫きっと。
人間にはないはずの翼と滑かな肌を触りながらその下の強靭な筋肉に思いを馳せたり、顎まで手を伸ばして流石に顔に触ったら死ぬかなって鎖骨をなぞったり。もんもん。
なのでその日はついに魔が差した。目隠しを取り払って初めて見たキングの顔が、情交の余韻からすっと失望とか殺意に置き換わる。
首を掴まれて発火。眼球と脳は煮えて気道から肺まで真っ黒焦げ。一瞬で致命的なダメージ。
けどこんな綺麗な生き物を抱いていたなら別にいいかな、カイドウさんでもしてないことだし、と。最期に笑い声がかすかに漏れる。たぶんキングにはモブが笑った理由は理解できない。
キングから多少なりとも情を得ていたらおれを見るなとかそれ(目隠し)は絶対はずすなとか言われてるかもだけど、まあモブは見たいので死ぬしかない。