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🎾🐬(他の子もいるよ!)の話

※接吻あり!なんなら♡も少し飛ぶ!




🐬「___あっつ………」

茹だるような暑さに思わず声が漏れる。7月、夏合宿真っ最中。日影にいても日光が侵入してくるようで、涼しさは全くない。海に飛び込んでやろうかとも思ったけど、


🖼「イクイー!!見て見てめっちゃデカイカニいた!!」

🌓「はいはい………って本当に大きい………」


✌️「___なあなあ、これどっち?」

英「あー………右!!(嘘)」

大地「ちげーよ!左だよビクター!!(当然嘘)」

宮「………真っ直ぐでいいからね、ビクター(これは本当)」


🏹「ねぇ〜、背中届かないから日焼け止め塗って〜」

🦂「………しょうがないな」


(___あんなイチャイチャしまくってる奴らの中に入るのは嫌すぎる!!)

流石に1人であそこに混じるのは無理だ、かといってここも暑すぎる。

(………トレーニング続けたいけど、一旦戻るか)

そう思って重い腰を上げようとする。すると、


?「___はい、ベル!!」

🐬「ひゃっ!?」

ピト、と頬に冷たい感触がして思わず変な声が出た。振り返ると、

🎾「えへへ、ビックリした?」

呑気に笑ってるドウデュースがいた。手にはアイスが握られている。

🎾「なんかね、ニャンコくんがお父さんからアイスいっぱい貰ったからボクたちにもお裾分けだって!!ベルはどっちがいい?」

差し出されたのは某ハーゲンダ○ツ………いくらオニャンコポンのお父さんはGⅠ勝ってるとはいえ太っ腹すぎないか?味は定番(?)のバニラと苺。少しだけ悩んで、苺味を選んだ。チラリ、と海の方を見ると、オニャンコポンが他の奴らにもアイスを配っているのが見えた。途端に皆「よっしゃー!!」とか大声を出して大喜び。まあ、そりゃあ(暑い日にハーゲンダ○ツ貰ったら)そうよ(大喜びするよ)←

フタをあけて一口すくう。舌にのせると、優しく溶けていく。甘い冷たさが暑い体に染み渡っていく。自然と口角が上がっていくのを感じていると、ドウデュースも隣に座って食べ始めた。

🎾「ん〜美味しい!!やっぱり夏はアイスだね〜」

………本当美味そうに食うなこいつ。しかも食べるスピードが速すぎる。俺がようやく半分食べ終わった頃にはもう食べ終わりやがった。まだ食べ足りないのか、ジーッと俺の方を見つめてくる。少し悲しそうな目で、尻尾も耳も垂れ下がっている………あざといなこいつ。


🐬「………一口、いるか?」

🎾「………えっ、いいの!?」

「わーい!!」と、小学生みたいにキラキラした笑顔で喜ぶ。さっきまで垂れていた尻尾と耳はどうしたのか、天に昇るんじゃないかって勢いでピーン!!と立ち上がった。あまりにも単純で、思わず笑いながら一口差し出す。あーんと口をあけて待っている姿は、さながら餌を待っている犬のようだ。

🐬「そんなに口あけなくてもいいって笑………はい、あーん」

パクッ、と満足そうに食べる。なんだかんだ可愛いよな、こいつ。残り少ないアイスを食べ進めるべくスプーンを刺した瞬間、あることに気がついた。


(………あれ、これって間接キス___)

不意にそんなことに気がついて、顔が途端に熱くなる。夏だからとか、そんなことじゃない。

(やばい、バレないようにしないと………)

恥ずかしくて顔を背けようとした瞬間、運悪くドウデュースとばっちり目があった。


🐬「あ………」

🎾「わ、ベル顔真っ赤だよ!?一旦中入る??」

🐬「いや、別に暑いとかじゃなくて………」

___あ、これ普通に「暑いだけ」とか誤魔化しとけば良かった。言い淀んだ俺を不審に思ったのか、至近距離で目を見つめてくる。


🎾「んー………じゃあ、なんでそんなに顔真っ赤なの?」

グイッと腕を掴まれて、そう聞かれる。

(………顔かっこよ。さっきはあんなに可愛かったのに)


🐬「………よく考えたら、さっきの、その………間接キスじゃんって、思ったらなんか恥ずかしくて………」

なんだこれ新手の拷問か?恋人に間接キスが恥ずかしいってこの距離で言うのヤバすぎるだろ。


🎾「ふーん………」

納得したのかしてないのか分かんないけど、顔を離した。今度こそ顔を逸らそうとすると、顔をガッと掴まれた。


🐬「なっ、ちょっと、んん!」

急に顔を掴まれて驚いたのも束の間、こいついきなりキスしてきやがった!

🐬「おい、ドウデュースっ、ん♡っはぁ♡」

冷たい口内を、熱い舌が犯していく。俺の苺味とこいつのバニラ味が混ざり合って、冷たい口内が熱くなって、全身が熱く、おかしくなっていく。いつもぽやぽやしてるようなこいつからは考えられないような、獣みたいな熱い目に捕らえられて、思わず喉がヒュッと鳴る。舌が上顎とか歯列をなぞって舌に絡みついてきて、俺はこいつの服にしがみつくことしかできなかった。


(やば、息できない………♡)

もう死ぬんじゃないかってところで口が離れていった。舌と舌の間に糸が引いて、それにも恥ずかしくなる。



🎾「___えへへ、顔真っ赤なまんま。イチゴみたい」

にへ、と溶けるような顔で笑った。

🐬「………お前がいきなりキスしてくるからだろ」

🎾「だってベルが可愛かったんだもん!あーんとかしてくるし間接キス恥ずかしがっちゃうし!」

さっきまでの色気はどこへやら、いつも通りのぽやぽやしたこいつに戻った。

(………本当、こいつのこういうところズルい)

甘えん坊で可愛いところもあれば、急に『雄』を見せてくる。いっつもそんなところに狂わされてばっかり。


🎾「___それにしても、さっきのベルめっちゃエロかった!!」

🐬「よし、お前潰すわ←」

〜Fin〜


設定的な。🎾🐬尊いprpr


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