🚢✕💣

わん

くっしょん

✩微エロあり、駄文。

なんでもありな方のみお進み下さい。

「す…すみません。きゅ…休憩を…」

恥ずかしそうに受付で申請する声が響き、読んでいた新聞を雑に折って客の顔を見る。

俺の顔を見て客はギョッとしたような顔をすると、即座に青ざめる。

「ス…ステイゴールドさん…」

「……ハァ…。」

エントランスの自動ドアの前でニタニタと笑う芦毛の男。

間違いない。バカ息子のゴールドシップだ。

「フツー親の経営してるラブホテルに男連れ込むか…」

「いいじゃん。それより早くしろよ親父。ジャスが恥ずかしがってんだろ？」

ビィィっと何かがバイブレーションする音が聞こえた。マジかよ。我が愚息ながら呆れる。

「……ッやっ！」

「それとも親父もジャスの馴致見たい？」

ニタニタと笑いながら腰に腕を回しながら愛おしそうに、しかし何処か嫉妬のような目をさせたゴルシの顔面に、カギを投げつける。

「4時間コースでいいな。」

「さっすが親父。」

「……程々にしとけよ。異母弟（ハーツ）が黙ってねぇからな。」

「……ッ！」

「それは分かんないな〜俺様。」

そう言ってエレベーターに消えてく二人。

閉まる刹那のジャスタウェイの目が恐怖に染まっていたが、見なかったことにした。

突如飛び出した父親の名前に羞恥心と知られた後の恐怖心が煽られたのだろう。

しかし、父親として経営者としては注意しておきたい。

ハーツはぶっきらぼうで乱暴ではあるが、子煩悩だ。

そんな息子がキズ物にされたと…しかもそれが俺の経営してるラブホで。

（あのガキ。俺まで巻き込みやがって。）

心の中で悪たれを付きながら、4時間後腰抜かす程度で済んでくれていることを願っていた。