🚢×💣

閲　覧　注　意

擬　人　化　注　意

「それで、今回はどんな部屋にしたんですかシップ」

「おいおい、そりゃあ着いてからのお楽しみだろジャス？」

　受付のステイゴールドさんにいつものように会釈し、先に鍵を受け取った頑丈で愉快なG16勝したゴールドシップことシップに聞けば、前回も前々回も聞いたような返事が返ってきた。

　この同期とラブホに行くような仲になった理由はもう覚えてないが、面白いからという理由で変わった部屋を選ぶようになったことだけは覚えてる。

「またウォータースライダーはやめてくださいよ」

「えー、面白かっただろあれはあれで」

「……それ自体は否定しませんが、シップはしゃいで先に寝たじゃないですか。」

　前回のウォータースライダーが何故か設置されてる部屋では童心にかえってはしゃいだシップは僕がシャワーから出た頃には爆睡、といった感じで寝ていた。念の為に準備してきた自分としてはなんとも、複雑な気持ちだった。

「でも、今回の部屋は全く違う部屋で愉しもうぜ？」

　そう言って鍵を取り出して部屋の一室を開ければ、そこに広がるのは海を思わせる部屋。青を基調とした部屋の中心に置かれてるのは貝殻のベッド。前回の部屋のことを考えたらかなりシンプルな部屋だった。

「ジャス」

　耳元でいきなり囁かれ、思わず反応してしまう。シップに散々教え込まれたこの身体は今までの経験から今から何されるのか分かってしまった。先にシャワーを浴びようなんて考えていたが、そうも行かなかったらしい。

「今日は前寝ちまって出来なかったからいつもより長い時間とってんだ。だから、今日は俺に溺れろよ？」

「……どうぞ、シップの好きなように」

　そう言い返せば、ベッドへ押し倒された。

もうシップに溺れている、なんて思っていても口には出さないが。