凪「ほら、腰逃げちゃってるよ。ちゃんとさっきみたいに自分で気持ちイイところにあてないと」


玲王は凪に揶揄されながらグッ、と腰を引き寄せられ、凪のモノと自身をまとめてその手に握り込まれる

玲王「あっ、待っ…」


凪の手で直接陰茎を触られたその感覚に、背筋が、そして、次第に腰から首までを騒めくような背徳感と快感が走り抜けた


玲王「ふっ、ぁッ…」

初めての感覚の連続に、玲王は頭がおかしくなりそうになる


玲王「んっ、なぁ、待って」

凪「待たない。だって、玲王ももう限界じゃん…俺のと、おんなじ」


そう言って自分を見つめてくる凪の目を見ると、余裕が無さそうに瞳を熱く潤ませている


玲王「ぁ…」

この時、玲王はようやく”今の”凪と目が合ったような気がした


凪「ねぇ玲王…俺のも、お前に触ってほしいんだけど」

凪の肩をキツく掴んでいた手を取り引かれて、そのペニスの先端に導かれる


玲王「…」

玲王が目にしたソコも、自身のものと同じように先走りの液でてらてらと光ってぬるついていた

凪も自分と同じような状態になっていることに、玲王はわずかばかりの喜びと安堵を感じてしまう


玲王「(凪も、今、俺と同じくらい余裕ないんだ…)」


玲王がおずおずと凪の亀頭の先に指でそっと触れると、凪の腰がビクッと跳ねた

凪「っあ!」

玲王「あっ、ごめ…いた、かった?」

赤らんだままの顔の玲王が、心配そうに凪を見つめる


凪「全然…大丈夫、そのままシて…」

凪「(この人の触り方、絶妙すぎ…)」


玲王は初めてのことで触り方が分からず、凪の亀頭の側面から括れまでを人差し指を使って触れるか触れないかの強さのまま優しく撫でるようにして往復させる


玲王「…どう?」

凪「っ…(…焦らすみたいにされんの、マジでヤバいんだけど…)」


玲王が無意識で行ったその柔らかな触り方によって先に果てそうになった凪は、二人分の竿を握っていたその手を緩めて玲王の裏筋を指で擦るように撫でてみる


玲王「ふっ、はぁっ…んッ…!?」

刺激の強い裏筋を急に触られたことにより思わず漏れそうになる声を玲王が手の甲で抑えようとするが、それを阻止するように凪が玲王の指の間に自分の指を絡ませ、自分の首元へとその手を回した


凪「いいよ、声、我慢しないで…もっと聞かせて」

玲王「ぁっ…ん…」


亀頭やその周りを凪の手で包まれたまま身体を上下に揺すられ、互いの陰茎が擦り合う度に気持ち良くて仕方がないのに、玲王はどうしてもあがる声を我慢しようとしてしまう


凪「我慢するのは身体に良くないよ」

玲王「ふっ…、んぁッ…んんっ…」

凪「玲王だって、本当は気持ちいいことしたいんでしょ」

玲王「…っ」


下から突くように揺さぶる凪の動きに合わせて、玲王も腰を揺らす動きを止められない


恋人の凪と同じ顔をした男に翻弄されて、恥ずかしいところをいっぱい見せてしまっているのに、次第に羞恥よりも気持ち良さの方が勝っていく


玲王「はぁっ…んァっ…あッ」


玲王は相反する感情の狭間で身悶えながら、自分が自分では無くなってしまうような気がしていた


Report Page