ミワッ⑧

ミワッ⑧


ミワッ

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「お゙っ……♡お゙ぉっ……♡」


激しい絶頂で腰を抜かした三輪を男はズルズルとベッドへと引き摺っていく。

引き摺られる過程で股ぐらから溢れた半濁水が1本の線になり、まるでナメクジが這った跡の様になっていた。


男は三輪の身体を乱暴にベッドへ投げ込む。ぼふんと音を立てて埃が舞った。

男は未だに小さく身体を震わせながら惚けた顔をしている三輪の眼前にぼろんと自身の男根を突き付ける。

そのあまりにも雄々しく、凶悪な男根に三輪の目線は釘付けになった。


(嘘ッ、おちんちんってこんな大きくなるの……!?)


……三輪は屹立した男根を見た事が無かった。

せいぜい弟たちをお風呂に入れた時に子どものソレを見たくらいである。


初めて見る大人のソレは雄の臭いを漂わせ、鋼のように硬くなっていた。

自身の膣内を穿り、そして孕ませる事だけを考えられて作られたようなその形状。

三輪は自身の子宮がずくんと疼くのを感じた。



「は……初めてなので、優しくしてくださいねっ……♡」


促される訳でもなく自ら秘部を曝け出した三輪は男に媚びるような目線を向ける。

にゅぱっ……と音を立てて開かれた秘苑は溢れ出した愛液によってテラテラと淫靡に輝き、膣口はひくひくと蠢いていた。


男は自身の男根を膣口にあてがうとそのまま焦らすように優しく、ゆっくりと擦るように動かす。

亀頭が膣口に当たる度にくちくちと音が鳴り、三輪の口からも甘い吐息が漏れた。


「んんっ、ふぅ……♡はぁ……っ♡」


そして、三輪が完全に快楽に身を任せた瞬間を男は見逃さなかった。


───ばぢゅッ!!!


「ふぇっ……?」


男は勢い良く三輪の膣に挿入した。先程の焦れったいほど優しい愛撫で惚けていた三輪は突然の挿入に一瞬呆然とする。

そして何が起きたのかを理解した瞬間───


「──────ッッッッッ!!!!!!!」


三輪の脳内で火花が弾けた。全身を電流が流れたように激しく身悶えさせ、今まで感じたことが無い絶頂に何とか対応しようとする。

しかし、それを待つ男では無い。男はそのまま激しいピストン運動を始める。

ばぢんッ!ばぢんッ!と激しい音を立てながら膣内を抉るように動かすそれは、セックスと言うより動物の交尾に近かった。


「いッぎぃぃぃぃぃッッッッ!!!!♡♡♡♡やざじぐッ♡♡♡やざじぐじでッッッッッ!!!!!♡♡♡♡♡」


三輪は目を白黒させながら男に懇願する。

処女膜を乱暴に破られた痛みを感じる暇も無く、息をする間も無いくらいの激しいピストン。

カリが膣道をこそぎあげる度に尿道から壊れた蛇口のようにぷしゅぷしゅと断続的に潮を噴く。


「あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙あ゙!!!♡♡♡♡ゆるぢでッ!!!!♡♡♡♡ゆるぢでぐだしゃいッ!!!!♡♡♡♡♡どめでぇッ♡♡♡♡♡♡♡」


────しかし、男がピストンの速度や強さを緩める事は一切無かった。

三輪のよく締まる膣を抉りながら男はふとある事を思いつく。

男は三輪のスマートフォンを取り出し、強くシーツを握り締めているその手に無理矢理握らせた。

激しい快感に顔を歪ませながらも三輪はなんとか目線をスマートフォンに向ける。

画面には京都校の皆の……連絡先?

───瞬間、三輪は男の考えを察した。


「わがりまぢだッ!!♡♡♡他のみんなも呼びましゅ!!!♡♡♡呼びましゅからドチュドチュしゅるのどめでぐだしゃいッ!!!♡♡♡♡」


男の表情を見るに恐らく三輪の考えは正解だったのだろうが、ピストンの勢いを緩める気配は無い。このまま掛けろということだろう。


「ゔぅ゙ぅ゙ぅ゙ーッ♡♡♡♡」


三輪は涙とよだれで顔をグシャグシャにしながらスマートフォンを操作する。ガクガクと震えるせいで何回もスマホの操作を失敗し、その度に唸り声を上げた。


三輪は初めに禪院真依の電話番号にアクセスする。僅かな罪悪感が頭をよぎったが、それもすぐに激しい快楽に上書きされた。


「出てッ♡♡♡♡真依ッ♡♡♡♡♡出てくだじゃいいいッ♡♡♡♡♡」


ワンコール、ツーコール、スリーコール……真依が電話に出る気配は無い。


「どうぢで出てくれにゃいのおおおおッほぉ゙ぉ゙ッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡」


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一方その頃京都校では……


「ハァ……」


西宮桃は窓の外を眺めながら溜め息をつく。今日の座学にはどうにも身が入らない。恐らく、コレは全員同じだろう……ココに居ない三輪以外は。


高専生徒が丸一日行方不明という事実は既に学長にまで伝わっているようで、今日も朝から複数人の補助監督が残穢を追って住宅街等に展開している。西宮達もその一団に加わろうとしたが担任教師の歌姫に


「学生の本分は勉強、まずはしっかり授業を受けなさい! ……三輪はきっと大丈夫だから。」


と窘められ、こうして呑気に机に座っているという訳だった。

西宮が教室をくるりと見渡すと全員が上の空といった様子である。恐らくこの中に今受けている授業の事を考えている人間は一人もいないだろう。

大切な仲間である三輪霞を捜索、状況が状況であれば救出に行きたいと思っているはずだ。


(霞……どこにいっちゃったの……?)


西宮は再び窓の外に目線を移し、溜め息をついた。

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「にゃんでぇぇぇぇッ♡♡♡♡にゃんで出てくりぇないのぉ゙ぉ゙ぉ゙ッ♡♡♡♡♡」


再び三輪である。

真依が電話に出なかったため続けて西宮と歌姫、なんなら憲紀や東堂にすら電話を掛けたが誰も出ることは無かった。

……まぁ時間的に今は授業中なので出る方が不自然ではあるのだが、三輪の快感に焼かれた脳ではそこまで考える事はできなかったのだ。

三輪は身悶えしながらヤケクソといった感じで再び真依へと電話を掛けた。


ワンコール、ツーコール、スリーコール……


『はい、こちら禪院真依です。今は電話に出る事が出来ません。時間を置いて掛け直して頂くか留守録にメッセージをお願いしま……』


真依が録音したのであろう留守電のメッセージが終わる前に三輪は吼える。


「ま゙ッ、ま゙い゙ッ!!♡♡♡だじけでッ!♡♡だじげでくだじゃいッ!!♡♡わらひこのままじゃッ♡♡おかしくなっぢゃうッ!!!♡♡ お゙ぉ゙ッ!?♡イグッ♡♡♡またいぎましゅッ♡♡!!!」


支離滅裂な言葉で助けを求める三輪。コレを聞けば状況が分からなくてもきっと三輪を助ける為に来てくれるだろう。

男は三輪の膣壁をゴリゴリと抉りながら満足そうに頷いた。

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