2年後の集結の時に、ウタがルフィより後に到着した場合
原作通り海軍に追われるとこまできた場面。
ルフィ「お、みんなもう集まってるか! ……ウタは?」
ウソップ「それがまだ島にも来てないみてぇだ。どうする、ルフィ?」
ゾロ「10番……」
ロビン「風の噂で、今ウタは赤髪海賊団と行動を共にしてる、と聞いたことがあるわ」
ルフィ「シャンクスと?!」
ブルック「それと実は、最近素性を一切明かさず配信ライブやTD販売のみで人気を博してるアーティストの話をよく聞きましてね…。私も聴いたのですが、あの歌声は間違いなくウタさんでした」
チョッパー「おれも聴いたぞ! ウタ、前よりメチャクチャ歌上手くなってた!」
サンジ「それならおれも聞いたぜ。ありゃ多分、ウタちゃんなりの俺たちへのメッセージだな」
ルフィ「そっか……ってことは生きて元気にやってるんだな……
……よし! 決めた! 船を出すぞ!」
一同『え!!?』
ルフィ「だってここで待ってても仕方ねぇ! それにウタなら大丈夫だ! シャンクスのとこにいるんだろ? 元々アイツはそれが目的だったし、先に行かれたってことだ。新世界で会う楽しみが増えた!」
ナミ「ま、待ってルフィ! ウタの出したTDってね…!」
海兵『居たぞー!! 麦わらの一味だ!!』
フランキー「チッ 来やがったか!」
ルフィ「フランキー、早くここを出よう! みんなサニーを守るぞ!!」
チョッパー「エッエッ!? ウタは来ないのかーーー?!!?」
ナミ「ああもう、何やってるのよウターーー!!」
♬〜 ♫ ♬!!!(歌が聞こえると同時に一蹴される海兵たち)
ルフィ「え ……ウターーー!!?」
ウタ「ルーーーフィーーーー!!! 早く 乗せてーーーーーーー!!」(距離が遠いため、大声)
ルフィ「おまえなんでーーー!!!?!!!?」
ウタ「いーーーいーーーーかーーーーーらーーーーーー!!!!」
フランキー「お呼びだぜ、船長」
サンジ「ウタちゅぁぁぁあぁああああん!!! また一層美しくなっぱぁぁぁぁぁっ!!!?」
チョッパー「ああ、サンジがまた鼻血をーー!!!」
ロビン「フフ また賑やかになるわね」
ウソップ「ルフィ、早くウタを船に!」
ルフィ「お、おう!」
手を伸ばし、遠くのウタに差し出す。
ルフィはしっかりと、強く強くその手を掴む。
ゴムの勢いのまま船に向かって、向かって
その勢いのまま迫るルフィに向かってウタは……
ウタ「なんで置いてこうとしたのぉーーーー!!!!」
ルフィ「ごびゃぁぁぁああああああっ!!?」
タックルした。
〜数分後〜
ルフィ「だっておめぇシャンクスんとこ居るって聞いたから! なんで戻ってきたんだ!! ていうか遅刻だぞおまえ!!」ヤイヤイ
ウタ「そうだったけど! そうじゃなくなったの!! 大体あんなにいっぱい曲出したのに一曲も聴いてなかったなんて信じられない!あと遅刻はごめんなさい!!」ガミガミ
ブルック「いやぁ……感動の再会ですねえ……」ア、ココデイッキョク ♪〜
ウソップ「どこがだ(呆れ)」
ナミ「まったく……ウタがどうしたいかなんて曲聴けば一発だったのにね」
『――信じてみる信じられる
あの星あかりを海の広さを
信じてみる信じられる
夢のつづきでまた会いましょう』
(あんなに、『早く会いたい』って歌ってたんだから)
『――暁の輝く今日に』