黒ひげ×コビー純愛ックス(n回目の逢瀬概念)

黒ひげ×コビー純愛ックス(n回目の逢瀬概念)



パチパチと音を立てながら、揺らぐ炎を見つめている。

もはや何度目かわからなくなった黒ひげ海賊団との爛れた行為も一段落し、何故かコビーは彼らの宴席の隅に座らされていた。

普段はやられっぱなしの全身ドロドロぐちゃぐちゃの状態で浜辺などに放置されるのだが、今回に限っては風呂に入れられ、最低限の衣服を身につけさせられていた。

「…………」

例によって殆ど寝かされることもなく一週間近く輪姦され続けたため、流石に疲労がたまってきて感覚が鈍く遠い。

どこか人気のない島に停船し、開けた場所で火を起こして行われる宴の騒がしささえも、遠い。

供された酒や料理も口にする気が起きず、ただ目の前で揺れるオレンジ色の光を眺めていた。

 

変化が起きたのは、夜も更けて騒がしさが少し落ち着いた頃だった。

「コビー、行くぜ」

不意に黒ひげが現れたかと思うと、コビーをつまみ上げてどこかへ連れて行こうとするのだ。

「提督、一人だけでお楽しみですかい?」

「明日にゃまたお別れだからな。別れを惜しみに行ってくらァ」

下っ端船員の一人が指で丸を作ってそれに人差し指を突っ込むジェスチャーをすると、笑い声がその場に響いた。

ドクン、と。期待で胸が高鳴るのを感じる。

最後になにもされず綺麗な身体で帰されるのが残念だったかと言えば、そうだとしか言いようがない。

それにやっぱり自分は堕ちてしまっているのだと思いながら、コビーは黒ひげとともに船の方へと向かった。

船長室に通されると、いきなり掴み上げられてベッドへと投げ出される。

3m以上ある巨漢の黒ひげ用ベッドは、それ相応のサイズをしており小柄なコビーにとってはまるで白い海の様だった。

おもむろに黒ひげが前を寛げ、長大な陰茎をまろび出させる。

それに知らず知らずのうちに喉が鳴って、またあの気持ちいいことをしてもらえるのだと頬を緩ませた。

 

 

「はぁーッ…ああぁっ♡んんん…っ!あっ…♡ん、ん゛ぅう゛っ!♡こえッ!♡れちゃ、うぅ…っ♡」

ここまでの輪姦で緩み切ってしまった穴に慣らすのもそこそこに挿入され、何回か抜き差しされるだけでもうすでにコビーは出来上がってしまっていた。

何故なら黒ひげの陰茎は小柄なコビーに比べて太く長く、入れて動かすだけで前立腺や精嚢といった感じるところを丸ごと刺激するからだ。

「ん…っ!あっ…♡ああぁっ♡はぁーッ…も、おく、ん゛っ、せつな、からぁ……ッ♡むり、らからあ゛…ッ♡♡あ゛っ♡♡お゛っ、ん゛んっ!!」

しかし、背面座位といったあまり深く挿入できない体位であるために物足りなさが少しあった。

犯すのならもっともっと、奥の奥まで突き込んで侵略して欲しい。

たとえ自分が泣き叫んでやめてと言っても、やめないで欲しい……。

「ひっ♡♡♡まッ…ま゛ッて゛え゛ッ♡♡♡キち゛ゃう゛う゛ッ♡♡♡」

けれどもそんなコビーの物足りなさを見透かしたのか、黒ひげの手が前の方に向かってぐちょぐちょのそこを擦り始めたのだ。

あっという間にイキそうになるものの、達するといった所でぴたりと手を止められて快感は困惑へと変わった。

「ああぁっ♡やぁ、らめぇ…っんんん…っ!ひっ…!!さわ、って゛ぇ…ッ♡はやく、あぅ、っ♡もうやだ……っ!!!♡やら゛あぁッ♡♡♡」

イけないことが辛くてどこかへ擦りつけようと腰が動くものの、黒ひげのまたぐらの上に乗せられているため空しく宙をかく。

「んんッ…!?!?♡♡♡あ゛ッ、ん、ふぅっ♡♡ひッあ゛ああァッ♡♡♡♡あ゛ッ、んああ゛あぁッ!?♡」

するとまた唐突に性器を握り込まれて、ずちゅずちゅ♡♡と遠慮容赦なく扱き上げられて呆気なく精を放った。

「な゛んれ♡♡イ゛ッて゛る゛のに゛ッ♡♡♡もぉっ♡ぁッ♡きもち、いのい゛ら゛な゛い゛ぃッッ♡♡♡あ゛、ぉ…っ!?♡♡やっ…あ゛ァ!!♡♡やっ、な、んんん゛っ、」

しかし、達しても尚黒ひげの手は止まらない。

「あっ…♡あぅ…ッひっ…!!…っ!あ゛ーッ♡とまッでえ゛えぇ…ッ♡♡ふぇ、きもち゛ぃのこわい゛ぃッ…!♡♡」

腰の動きも手の動きも一向に止まってくれず、コビーは悲鳴を上げながらぷしゅ♡ぶしゃ♡と精液なのか尿なのかもわからないものを吐き出した。

「んぁ、あっ!!♡♡あ゛ああァっ!!!♡♡ひっ♡♡らめぇええ゛っ♡きっ♡あァ♡き、ち゛ゃうぅ゛う゛ッ!!!!!♡♡♡♡♡」

ごりゅごりゅ♡と削られていた前立腺がぶるるるっ♡♡と震えはじめ、ドライオーガズムがやってくる。

「やぁ、らめぇ…っあっ…♡あぅ…ッん…っ!そこ、っやらぁ…っ!」

けれどもあまりに強い快楽を得ているせいかどんどん達するのを止められなくなって、コビーは快感から逃げるように足を閉じかけた。

「何言ってんだ好き者だろおめぇは?ヤられたくて毎度攫われる欲しがりのくせして今更いい子ぶってんじゃねェ!」

すると両足を無理やり手で開かされ、固定されたままガンガンと突き上げられて視界に火花が飛ぶ。

「ひっ♡すき、あぅっ!すっ、きぃ……っ♡んん゛んんっ!!!♡♡♡ひ、あ゛ッ♡♡♡キて、る゛う゛ッ…ッ♡♡おあ゛ッ、ああ゛ぁ♡♡キてるの゛ォ゛ッ…♡♡♡♡」

反射的にやだ、と言ったのを力強いピストンで黙らされ、ごりごり♡♡と気持ちいい所を擦りあげられてのけぞりながら絶頂した。

背面座位から寝転ぶような体勢になったため結合部が丸見えの状態になり、じゅぷ♡ぐち゛ゅ♡と酷い水音を立てながら激しく雄が出入りする。

「すき、すき、すきぃっ!♡♡ソコこすられるのぉっ!♡す、きぃっ♡♡♡ああぁっ♡きっ♡あァ♡き、ち゛ゃうぅ゛う゛ッ!!!!!♡♡♡♡♡あっ…♡ひ…っ!んん゛んんっ!!ん…っ!あっ…♡まッ…ま゛ッて゛え゛ッ♡♡♡ひっ♡♡らめぇええ゛っ♡キて、る゛う゛ッ」

つま先がピンと突っ張り、がくがくとよだれを垂らしながら再度達した。

ぎゅうぎゅうと締め付ける穴からずるるるるるっ♡と陰茎が抜け出て、一拍遅れてコビーの全身に精をぶちまける。

「ああぁっ♡ん…っ!あっ…♡ひっ♡♡」

精液のイカ臭い香りが鼻を突きさし、それにまた劣情を掻き立てられて震えた。

余韻でびくびくと跳ねる肢体を大きな手が這いまわり、くりくり♡♡と乳首を弄られたりぴんっっ♡♡とはじかれてまた心地よさで喘ぐ。

快感の嵐が少し落ち着いてくると、身体をひっくり返されて今度はバックの姿勢に変えられた。

ドギースタイルでの挿入は、される側としては見える景色も単調で足腰が疲れるのであまりいいものではない。

しかし今のコビーにとっては、そういった粗雑な扱いが逆に「徹底的に凌辱されている」感覚がしてより深い興奮を誘った。

「ああぁっ♡やぁ、らめぇ…っはぁーッ…ん…っ!な、なん゛でぇっ!♡な゛んれッ♡じら、すのぉ…っ♡」

ぽかんと口を開けた尻穴を丸みを帯びた臀部を振って示し、早くここに入れてほしいとおねだりする。

けれども黒ひげは何を思ったか勃起した陰茎を尻の谷間にあてがうと、ぬるぬると緩慢に動かすだけでいつまでも入れてくれないのだ。

「焦らしてなんかねェさ。お前が待てねぇだけだろ?ん?コビー。こんなでけェケツになっちまいやがってよ!!」

ぱぁんっ!と乾いた音が響いて、白い肌に真っ赤な手形が浮かぶ。

「ひう゛っ♡♡♡」

向けた尻がびくんと震え、とっくの昔に雄としての能力を失った性器が無様に揺れた。

黒ひげの手が尻たぶを開くと、ゆっくりと再度挿入される。

「乳もこーんなスケベな大きさになっちまってよォ。そろそろ母乳でも出るんじゃねぇか?」

腹の中を満たされる感覚に喘ぐ間もなく、ばちゅっ♡♡♡どちゅっ♡♡♡と雄々しく突き込まれてシーツを力いっぱい握りしめた。

「あぅ…ッんんん…っ!ん…っ!やぁ、らめぇ…っやめ、あ゛ぁっ♡おかし゛く゛な゛る゛ッッ…♡♡もっとぉ…♡きもひ、ぃッ♡」

ざらついた手はこちらも豊かに実ってしまった胸を揉みしだいて乳首をこり♡こりゅ♡といじめてくる。

「あ゛、ぉ…っ!?♡♡やっ…あ゛ァ!!♡♡イ、くッ♡♡♡イッちゃ、あ゛あッ♡♡や゛ッイッ…ッッ♡♡♡♡」

「またイくのか?本当お前はどうしようもねェ淫乱だなァ!!」

パンッッ!パンッッッ!!と肌と肌がぶつかり合う乾いた音がこだまし、絶叫に近い喘ぎを上げながら揺さぶられる。

びぐんっ♡♡びぐんっ♡♡♡とひと際大きく痙攣し、メスちんぽからちょろろろ……♡♡と精液が力なく垂れる。

しかしそこで責め手は終わらず、未だ萎えない黒ひげはコビーの更に奥の奥まで腰を突き込んだ。

「ん…っ!…っ!んんん…っ!あっ…♡ひ…っ!♡やら、あぁッ♡おくッや゛めてぇ!♡ふか、あ゛ぁ♡ッふかいィッ♡♡♡んぁ、あっ!!♡♡あ゛ああァっ!!!」

四つん這いの獣のような姿勢から寝バックに変わり、みぢみぢと肉の壁を押し開いて先端が迫る。

そうしてある一定の所でぶちゅっ♡♡と何かが開く感覚がしたかと思えば、雷のような快感が背中を打った。

「あっ♡ああ゛ぁーっ♡♡♡ぉ゛…っがっ、ぁ♡♡♡キち゛ゃっ、た……ッ!♡♡いちばんふかいトコ♡♡」

ぼこりと下腹部が膨らみ、キュンキュンと締め付けてしまって離さない。

黒ひげは陶酔に浸るコビーを構うことすらなく抜き差しをして、その小さな頭を撫でた。

「やっぱお前の結腸が一番気持ちイイなァ!!ねっとり熱くてぶちゅぶちゅ愛おしそうに吸い付いてきやがるぜェ!」

そうしてより深く刺さるようにコビーの両足を広げて押さえつけ、情け容赦のないピストン運動を続ける。

「あっ…♡あぅ…ッひっ…!!やぁ、らめぇ…っひ…っ!♡やら、あぁッ♡おくッや゛めてぇ!♡もぉっ♡ぁッ♡きもち、いのい゛ら゛な゛い゛ぃッッ♡♡♡んん゛んんっ!!!♡♡♡ひ、あ゛ッ♡♡♡まッ…ま゛ッて゛え゛ッ♡♡♡キち゛ゃう゛う゛ッ♡♡♡」

ピンク色の髪を振り乱しながらイヤイヤと首を振るも、黒ひげの動きが止まることはない。

ただひたすら雄に媚びる肉の筒として扱われるコビーは、対格差も相まって黒ひげのオナホールと化していた。

「いっちょ前に口先だけ嫌がってんじゃねェよ!!コレがいいんだろ!!」

「あ゛ああァっ!!!♡♡ひっ♡♡らめぇええ゛っ♡きっ♡あァ♡き、ち゛ゃうぅ゛う゛ッ!!!!!♡♡♡♡♡」

ずくんっ♡♡♡とひと際深く突き込まれたかと思えば、熱く重たい感覚が胎の中を埋め尽くしていく。

びゅるるぅぅぅ~~~~っ♡♡♡びゅっ♡びゅうぅ~~~っ!!♡♡♡と射精され、思いっきり中出しされたナカから収まりきらなかった精液がぽたぽたとこぼれた。

ずりゅりゅ……♡♡と引き抜かれた途端開き切った穴から白濁があふれ出し、びくんっ♡びくんっ♡と余韻に震えるまま突っ伏す。

黒ひげはそんなコビーの顔を無理やりこちらに向かせると、じゅくじゅくと派手な水音を立てながらディープキスをした。

「ゼハハハハ!まだまだ終わらねえぜコビー!なんたっておれは眠らない身体だからよ!」

キスが終わった後にそんなことを言われて、ああ……とコビーはだらしなく顔をゆがませる。

それはまだまだこの人に抱いてもらえるんだ……♡という喜びの表情に他ならなかった。

 

 

随分と遠くを見つめているな、とヘルメッポはぼんやりと思った。

またしてもコビーが黒ひげ海賊団に攫われ、血眼になって探し続ける事一週間。

またいつものように浜辺で凌辱の跡が残る身体で打ち捨てられているコビーを見つけ、深い無力感に苛まれて仕方がなかった。

今回はいつもより傷や出血が少なく、意識もはっきりしていてまだよかったと軍医が言っていたのを思い出す。

けれども目が覚めたコビーは心ここにあらずと言った調子で、口では大丈夫と言いつつ遠い目をしているだけだった。

(少し眠れば元の調子に戻る、よな?そうだよな?コビー……)

親の権力を笠に着て、どうしようもない七光りのクソ野郎だった自分。

そんな自分を友達だと言って命を賭けて助けてくれたコビーの事を、ヘルメッポは何より大切に思っていた。

けれども、現実はどうだ。

自分はいつも攫われるコビーを助けることが出来ず、その心の支えにもなれていない。

(おれがもっと強ければ……!いや、強くならなけりゃいけねぇんだ……!)

厨房から貰って来たリンゴの皮をナイフで剥きながらも、ヘルメッポは唇を強く噛んでそう心に誓っていた。

 

白く清潔なベッドの上で、コビーは静かにここ一週間の事を思い返していた。

いつものように激しく輪姦され、それがとても良かったのはそうだけれど。

でもそれ以上に良かったのは──。

投げ出されたベッドに染みついた雄の香り。

圧倒的体格差で好き勝手に動かれる快感。

溺れるようなキスと、手の感触と……。

(今度はいつ、攫ってもらえるかな)

ぼんやりと呆けていた表情の中に、妖艶な笑みが混じる。

それは暗い船内を灯すランタンの火に照らされて、またふうっと消えていった。

心の中にはいつも、あの鮮烈な快楽と“幸せ”がある。

視界にはオレンジ色の光。胸にくすぶるのは、どろりとした情欲の炎。

ヘルメッポが置いていったリンゴは、まだ口にする気が起きなくてじんわりと変色しはじめていた。

 

パチパチと音を立てながら、揺らぐ炎を見つめている。

 

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