麦わら大船団 ウタ
「♪〜♫〜♪〜♫」
ウタの歌声によって敵の海賊達が倒れていく。
「さすがウタ様だべ!とってもカッコイイべ!」
「元七武海名は凄いな!」
バルトロメオとキャベンディッシュがウタを褒め称える。
「褒めても何も出てこないよ、、、フフッ」
「本当にウタ様は凄いべ!!!七武海でセイレー、、、あっ。」
失言に気づいたバルトロメオは土下座する。
「本当に申し訳ないべ!!!ルフィ先輩にあれだけ言われたのに、、、。」
「気にしてないよ。ルフィが私を救ってくれたし!!!」
〜〜〜数ヶ月前〜〜〜
トットムジカに取り込まれたウタはルフィと会話をしていた。
「そんな!?私はセイレーンでみんなを惑わす存在なんだよ!!!」
「そんな訳ねぇ!ウタ!!!お前はみんなに幸せを届ける、、、」
「『歌姫』だ!!!」
その声に合わせて放たれた攻撃によってウタは解放された。
〜〜〜〜〜〜
「えへ、えへへへ〜。」
「くぅ~!!!これが有名なルフィ先輩にデレるウタ様だべか〜!!!尊いべ~!!!」
「で、デレてない!!!」
その時ウタの耳に声が聞こえる。
「お~い!ウタ〜!!!」
「ルフィ!」
腕が飛んできてウタに巻きつく。
その様子を見て、バルトロメオが騒ぎだす。
「推しと推しの絡みだべ〜!尊いべ~。涙が出てきちまう!!!」
「ちょっと落ち着きたまえ。」
号泣しているバルトロメオとたしなめるキャベンディッシュをよそに
ウタとルフィが抱き合う。
「ルフィ♡」
「ウタ!!!お前ここに居るやつ全員お前が倒したんだってな!ウソップが見ていたのを聞いたぞ!!!」
「伊達に七武海をやっていなかったからね!!!それに、、、」
ウタが二人の肩を叩いて言う。
「バルトロメオ君とキャベンディッシュ君が頑張ってくれたからね!」
バルトロメオが鼻血を吹き出す。
「うおおおおお!!!ウタ様に肩を叩いて貰ったべ!!!もう一生洗わないべ!!!」
その時あとからきたチョッパーが叫ぶ
「誰か医者ー!!!って俺医者だったー!」
そこにみんなが集まってくる。
「まさかコイツに幼馴染が居たなんてね〜。」
「ヨホホ〜、お嬢さんパンツ見せて貰っても良いですか?」
「お黙り!!!」
喧騒をよそにルフィがウタの左目をさする。
「わりぃなウタ。俺が弱かったばっかりに、、、。」
ウタは首を振る。
「そんな事ないよ。ルフィが助けに来てくれたから、こうして私は生きているんだから。」
「それに片目が見えなくなって分かったの。生きていくのに心も体も大切だって。」
「だから、、、ありがとう。」
「···おう!!!」
それを見ていた全員が反応する。
「あ〜、尊いべ〜。尊いべ〜。このまま死んでも悔いはないべ。」
「私と同じくらい眩しいなっ!」
「これで付き合ってないって話本当なの?」
「あぁ、そうらしいな。」
そしたらバルトロメオが走り始めた。
「ウタ様〜!ルフィ先輩〜!握手してくださーい!!!」
ウタが答える。
「別にそのぐらいなら、、、」
バルトロメオをキャベンディッシュが押さえつける。
「コイツの事は気にしなくて良いから続きをお楽しみください。」
ルフィとウタが顔を合わせる。
「ふふっ、やっぱりルフィの友達って面白いね!」
「ニシシ!そうだな!強くて面白い頼もしい奴らだ!!!」
「そして、、、」
ルフィが言う。
「俺とお前の仲間だ!!!!」