魔導剣士と武装竜

 魔導剣士と武装竜


 「ぐへへ、上玉だなあ。しかも弱いときた。こんなの犯してくれって言ってるようなもんだぜ」

 「…………」

 サイレント・パラディンはこの下卑た男に怯えることしかできなかった

 サイレント・パラディンが特段腕の立つわけでもない男によって窮地に陥ったのにはわけがある

 シンプルに弱いからだ

 サイレント・パラディンは凛々しい顔立ちとクールな佇まいから一見すると歴戦の強者を思わせるが、実際はその逆で剣技は素人同然であり、使える魔法もあまりに限定的で実用性に乏しく、魔法を弾く盾も非力すぎる彼女ではもて余す始末である 

 尚クールに見えるのも実態は単に口下手なだけである

 「てめぇが悪いんだぜ。雑魚のくせにエロい太もも見せびらかしやがってよぉ!」

 「………めて」

 サイレント・パラディンのか細い声など聞こえていないかのように男はズボンを脱ぎ捨てると、いきり立ったモノを取り出した

 「ひぃ……」

 「さぁて、お楽しみタイムだ!まずはその邪魔な鎧をひん剥いてやるぜ」

 手を出そうとした瞬間男は何かを見たらしく尻餅をつく

 「ぎゃあああ、アームド・ドラゴン!!」

 男は青ざめた表情になると一目散に逃げ出した

「たす……かった…」

 サイレント・パラディンが振り返るとそこには鎧のような外骨格に包まれた巨竜がいた

 アームド・ドラゴンは天高く指を掲げると周囲に彼の取り巻きであるドラゴンや機械、獣が現れ、アームド・ドラゴンを称えるかのごとく歓声を上げた 

 「♡♡♡♡」

 するとサイレント・パラディンのなかで恋に落ちる音が鳴る 

 一目惚れだった

 自身を助けてくれたこと、そして仲間を惹きつけるようなカリスマ性は彼女のハートを打ち抜くには十分すぎたのだ

 彼女はふらつく足取りでアームド・ドラゴンに近づくと膝まづいた

 「あっ…ありがとう…ございます」

 サイレント・パラディンはお礼を伝えようとするが声が小さいため取り巻きたちの歓声に掻き消されてしまう

 「………」

 せっかく助けてもらったというのにこの体たらくだ 

 たとえ届いたとしても口下手な自身ではまともに会話できるかも怪しい

 サイレント・パラディンは顔を真っ赤にして俯くしかなかった

 しかしアームド・ドラゴンはそんな彼女に気づいたのか首をかしげながら見つめてくる

 「あぅ……」

 視線に耐えられなくなったサイレント・パラディンは逃げ出したい気分になる

 (勇気…出さないと…ちゃんと…気持ち…伝えないと)

 勇気を振りしぼったサイレント・パラディンは大胆な行動に出た

 言葉では伝えられないならと、身体を動かしボディランゲージで感謝を伝えたのだ

 「♡♡♡♡♡」

 顔を紅く染めながら、必死に感謝を伝えるその姿はまるで愛を求める乙女そのものだ

 「!?………」

 アームド・ドラゴンは驚き戸惑うようにキョロキョロとしている

 アームド・ドラゴンは恋愛に対しては純情そのものでフラれたことこそあれど、告白を受けたことははじめてのためどう反応すればいいのかわからないらしい

 一方のサイレント・パラディンもアームド・ドラゴンの反応を見て自分のしていることに気づいたようで、茹でダコのように顔を赤くして固まってしまった

 お互い言葉を発することもなく時間だけが過ぎていく

 だが、その沈黙を破ったのはアームド・ドラゴンの方だった

 彼はサイレント・パラディンに、ゆっくりと頷き返したのだ

 それはまるでプロポーズを受け入れるかのような仕草だ

 サイレント・パラディンはそのことに気がつくと感極まった様子で涙を流した

 凛々しい顔立ちは涙でクシャクシャになりながらも喜びに満ちた笑顔に変わる

 「……♡♡♡♡」

 すると取り巻きたちは一際大きな歓声をあげると、これ以上邪魔をするのは無粋だと言わんばかりにその場から離れていった

 「………」

 「………」

 しばらく二人は見つめ合うとどちらからともなくキスをした

 二人の初めての口づけはとても甘い味がしたという 

 それから二人はアームド・ドラゴンの巣穴での共同生活がはじまった

 アームド・ドラゴンは一見すると、わがままで尊大なプライドの高いドラゴンに見えるかもしれない

 だが、自身を慕うものにはぞんざいに扱いつつも面倒見のいい一面があり、どれだけ非力なものであろうと決して見放すことはなく、窮地に陥れば命を懸けて守り通すほどに義理堅い性格をしている

 それは、長年自身の弱さに思い悩んでいたサイレント・パラディンにとって救いでもあった

 だが、サイレント・パラディンは一つだけ不満があった

 それはアームド・ドラゴンがいつまでたっても自分には手を出してこないことである

 自身が魅力のない女であることはわかっている

  だが、それでも好きな人とひとつになりたいと思うことは自然なことだ

 そう思う度に彼女は自らの身体を抱き締めて悶えてしまう

 自分の前では他のものにみせる傲慢な面は鳴りを潜め、どこか遠慮がちにしているアームド・ドラゴンの姿を見ると、彼女も少し焦ってしまう

 そう思い悶々と過ごしていたある日

 サイレント・パラディンはアームド・ドラゴンがこっそり自身の肉棒を慰めている姿を目撃する

 「!!」

 その大きさはかつて自分を犯そうとしていた男のものとは比べ物にならないほどで、サイレント・パラディンは思わず生唾を飲み込んだ 

 気づけば誘蛾灯に誘われる蛾のごとくふらふらと歩み寄っていた 

 「………!!」

 アームド・ドラゴンはサイレント・パラディンの存在に気づき慌てて隠そうとする

 何故彼がこのようなことをしていたか彼女言葉を交わさずともわかっている、自分を気遣いずっと我慢していたのだろう

 サイレント・パラディンは想いを告白したあの日のように行動で示そうと決意した

 「♡♡♡♡♡」

 サイレント・パラディンはアームド・ドラゴンの肉棒にそっと口づけを交わす

 生まれてはじめて感じる男性器の感触と味に脳髄が痺れるような感覚に陥るが、彼女は構わず舌先で先端を刺激しはじめた

 「♡♡♡♡♡」

 アームド・ドラゴンは突然の行動に戸惑いを隠せない

 「♡♡♡♡♡♡」

 サイレント・パラディンはアームド・ドラゴンに少しでも喜んでもらいたいと夢中で奉仕を続けた

 やがてアームド・ドラゴンも限界を迎えたらしく、サイレント・パラディンの顔に向けて大量の精を解き放った

 「♡♡♡♡」

 その量は凄まじく、サイレント・パラディンは一瞬にして白く染まってしまった

 「♡♡♡♡♡♡」

 サイレント・パラディンは幸せそうな笑みを浮かべると白濁液を指で掬い取り舐めとっていく

 凛々しい顔を崩し、蕩けた表情で指をしゃぶる姿は淫靡で艶やかであり、アームド・ドラゴンの理性を崩壊させるには十分すぎるほどだった

 「!?」

 アームド・ドラゴンはサイレント・パラディンを押し倒すとその巨体に見合わぬ俊敏さで彼女の両足を掴むと左右に割り開いた

 「♡♡♡♡♡♡♡♡」

 そして、いきり立ったモノの先端を秘所に宛がい一気に貫いた

 「~~~っ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 あまりの質量に痛みを感じるが、それよりも愛する人に処女を捧げることができたという幸福感に満たされていた

 サイレント・パラディンはその美しさ故にこれまで多くの男たちが彼女の弱さに付け込み、欲望のままに蹂躙しようとしてきた

 だが、彼女はどんな相手にでも決して屈することはなく処女を守り通した

 そんな彼女が今、初めて自分から望んで受け入れたのだ

 「♡♡♡♡♡♡♡♡」

 アームド・ドラゴンは激しいピストンを繰り返し、何度も奥深く突き上げる

 そのたびに子宮口をノックされ、そのたび電流が流れるような快感が全身を突き抜ける

 「♡♡♡♡♡♡♡♡」

 サイレント・パラディンは快楽に溺れ、ひたすらに喘ぎ続けた アームド・ドラゴンはそんな彼女を激しく責め立てる やがて二人は同時に絶頂を迎え、サイレント・パラディンは膣内へ大量に射精された

 「…………♡♡♡…………♡♡♡…………」

 サイレント・パラディンは中出しの余韻に浸っていると、アームド・ドラゴンは指を天に掲げた

 「!!!」

 それは自分の嫁が世界一であることを示す雄叫びだった

 「……!?……♡♡」

 夫のあまりに気恥ずかしい叫びにサイレント・パラディンは顔を真っ赤にするが満更でもない様子だった

 それから二人は毎日のように愛し合い、それはアームド・ドラゴンの成長に繋がった

 戦闘力が向上し、その顔つきは出会った頃よりもシャープで引き締まったものになり、体躯はさらに大きく強靭なものになった 

 日に日に魅力を増していく夫の姿にサイレント・パラディンはますます惚れ込んでいった 

 「♡♡♡♡♡♡♡」

 サイレント・パラディンはうっとりとした様子でアームド・ドラゴンの肉棒を見つめている

 成長し、より逞しくなったそれはまさに凶器と呼ぶに相応しいものだった

 だが、それは彼女の目にはひどく魅力的に映っていた

 アームド・ドラゴンはサイレント・パラディンを優しく押し倒す

 どれだけ快楽に溺れながらも決して自分を蔑ろにしない夫の優しさにサイレント・パラディンの胸は高鳴る

 「♡♡♡♡♡♡♡」

 サイレント・パラディンは微笑むと両手を広げて迎え入れる

 「……!!……♡♡♡♡」

 日を増すごとに増す膣内への圧迫感にサイレント・パラディンは身体が引き裂かれてしまうような錯覚を覚える

 自分の小さな身体では到底収まりきらないほどにアームド・ドラゴンのものは大きかったが、それでも懸命に受け入れようと努力する

 「♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 やがてアームド・ドラゴンはサイレント・パラディンの最深部へと到達する

 「♡♡♡♡♡」

 子宮口に先端が触れると、サイレント・パラディンは目を大きく見開き、身体を仰け反らせた

「……!?……♡♡♡♡♡」

 するとアームド・ドラゴンは腰の動きを止めてしまった

 「?……」

 不思議そうに首を傾げるサイレント・パラディンだったが、次の瞬間アームド・ドラゴンは力強く突き上げた

 「!!??……~っ♡♡♡」

 あまりの衝撃に声にならない悲鳴をあげる

 膣内をえぐるような抽挿に子宮を激しく揺さぶられ、意識が飛びそうになる

 「!?♡♡♡♡♡♡」

 膣内を蹂躙する肉棒の感触は自身の生命を脅かしてしまうのではないかと思わせるほどに大きく凶暴なものであったが、不思議と痛みはなかった

 それは度重なる情交によって身体が開発されたこともあるかもしれないが、一番は夫と自分の心にある深い繋がりがそうさせるのだと彼女は信じていた

 (好きっ♡好きっ♡大好き♡)

 口下手な故に決して言葉には出せないが、サイレント・パラディンは心の内で想いを爆発させる

 本当ならちゃんと言葉にしたい、愛してるって伝えたい

 サイレント・パラディンは自分の弱さに苛まれる

 「………!!!♡♡♡♡」

 するとアームド・ドラゴンはそんな彼女のネガティブな思考を遮るように唇を奪った

 「♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 口内に侵入してきた舌が自分のそれと絡み合うと、サイレント・パラディンは嬉しさと幸せで頭がどうにかなりそうになった

 「♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 言葉にせずとも全て伝わっていると言わんばかりにアームド・ドラゴンは情熱的なキスを続ける

 「♡♡♡♡♡♡」

 やがてアームド・ドラゴンはラストスパートをかけるように動きは激しさを増していった

 「♡♡♡♡♡♡♡♡」

 限界まで膨張した肉棒が子宮口をこじ開けると、そのあまりの質量に子宮が持ち上がりそうな感覚に襲われる

 そして、アームド・ドラゴンの精液が勢いよく解き放たれた

 「~~っ♡♡♡♡♡♡」

 胎内を灼く熱い奔流にサイレント・パラディンは歓喜のあまり絶頂を迎えた

 「♡♡♡♡♡♡♡」

 アームド・ドラゴンは射精しながら何度も肉棒を打ち付ける

 そのたびに子宮内が満たされていき、結合部から白濁液が溢れ出す

 「♡♡♡♡♡♡♡♡」

 孕まされた、サイレント・パラディンは本能で理解した

 弱く惨めな自分が愛するものとの生きた証を残せる歓喜に心は打ち震えていた

 その後、汚れた身体を清めようとアームド・ドラゴンと共に水浴びをするが、アームド・ドラゴンは情交以外ではサイレント・パラディンの裸体を直視できず、その間、チラチラと目線を外している

 いつまでも変わらない初心な姿にサイレント・パラディンは思わず笑みを零してしまう そんな夫のことが愛おしくて堪らなかった

 程なくして二人は正式に挙式を行った

 式に合わせて外骨格を白く染めたアームド・ドラゴンの姿はいつにも増して輝いてみえる

 サイレント・パラディンは膨れたお腹を擦り、ぎこちないながらも柔らかな笑みを浮かべる

 アームド・ドラゴンの取り巻きたちとサイレント・パラディンがかつて己が足を引っ張ることを恥じて袂を分かった、剣士と魔術師も参列し、みな二人を祝福した

 「♡♡♡♡」

 その間にもアームド・ドラゴンは欲望をを抑えきれず彼女にその剛直で彼女の膣内を掻き回す

 さらに少し前に産み落とした我が子はお腹が減ったとでも言うかのように母親のもとに駆け寄り乳首に吸い付き母乳を飲み始める

 「♡♡♡♡♡♡」

 その後も二人は多くの子宝に恵まれその数は一万にものぼったと噂されるが詳細は不明である

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