魔女の戦い方
第3次魔法少女大戦時
「おーほっほっほ!わたくしの『硬化』の前ではあなたの鎖など痛くありませんわ!なんせ、攻城兵器である破壊槌ですらわたくしに傷一つつかないのですから。わたくし天才ですのでこれくらい朝飯前ですわ。
まぁ、欠点を挙げるとしますと動きが鈍くなる事と、わたくしの綺麗なお顔が少々お下品になってしまうことぐらいですわね。」
あれは硬化魔術か。確か強化魔術の応用で作られたものだったか。
「ふむ、成程。確かに鎖では無理だな。なら、これを使うか。」
「?なんですのその箱は。そんなものでこの状況が変わるとでも?わたくし、急いでますの。早くこの国から脱出しないと暴徒どもに襲われて面倒臭いですもの」
「安心しろ。すぐに終わる。」
箱に魔力を流し槍の形に形成する。
「『~~』付与:貫通。『~』加速『~~』破壊。」
そして、一気に核を貫く!
「(かかりましたわね。胸のこれはダミー。華麗なカウンターをっ)ごふっ。なぜ、この、左腕のカフスボタンを...核だと!」
「貴様は確かにそこらの連中よりは魔力をうまく操っている。魔女の弟子として修業したら中々のものになるだろう。しかし、戦闘は駄目だったな。核を守ろうとして時々、不自然な動きをしていたぞ。」
「(天に腕を伸ばしながら)こ、こんなところで、ごふっ。このわたくし...が(伸ばしていた腕が落ちる)」
「...善戦した貴様には手向けの花をくれてやろう。『花たちよ。ここに咲き我らと亡き者たちを癒やしたまえ』」
そして一人の魔女が去る。そして魔女が去った場所に花畑とまるで眠るように死んでいる貴族の娘が一人いるだけだった。
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教えて!モルガン先生
「今回使った私の武器を教えてやろう」
この箱の素材は魔道具の元となっているものだ。
基本的にこれに魔術式を書き込んでから形作るんだが、あのバカ弟子め。
あいつは、魔道具などを使った戦闘が得意だったからそういった戦い方も教えてやったが、(もちろん全線全勝してやったが)私が教えた魔道具の技をこのような形として提案してきたときは驚いたが、いい知見を得れて良かった。
では、以上だ。