鬱妄想注意

鬱妄想注意

某掲示板の民

「うそ、できちゃってる……シンとキラさん、どっちの赤ちゃんだろ……

こんなのお姉ちゃんやラクス様になんて言えば__」

「ふうん……あんたも中々隅に置けないわね」

「そうですわね……まさかメイリンさんがそんなに大胆な方だなんて」

「!?………2人ともなんでいるの!?」

「なんでって……ひどいわねえ、お姉ちゃんに向かってそんな口のきき方。

まあいいわ、あんた妊娠したんだってね?それでなんだけど…………

折角だからシンの子かどうか確認したくってね」(ナイフを取り出す)

「……私も、もしキラの子だとしたらそのお顔を拝みたいと思いましたの」(包丁を取り出す)

「ひぃっ!?や、やだ……やめて…!!な、なな何でもするからそれだけは………

だ、誰か助けて!!」

___________________


「はあ………はあ………ここまで逃げれば大丈夫なはず……

でも……これからどうしよう……お姉ちゃんやラクス様には殺されかけるし……シンやキラさんに正直に言っても受け入れてくれるか………」


「………どうしたのメイリン?」

「ひゃっ!?き…キラさん……?

そ、その………実は……


____できちゃったんです、赤ちゃん……」

「えっ………!?」

「………そっか、なら……」

ボコォッ!!!

「う゛っ!!かはっ……ど、どうして…………」

「ごめんね…本当ならする前に言っておくべき__

いや、こんな関係自体間違ってたのに……

実は__僕は、“最高のコーディネイター”として、メンデルで調整されて生まれてきたんだ。僕の父のエゴと幾多もの犠牲によって、ね___

その遺伝子を継いだ子となると、誰に狙われるか分かったもんじゃない……仮にそれが僕の子かシンの子か分からないとしても。そんな重荷、君に背負わせる訳にはいかない。

だから………(チャキッ)僕が責任を取らなきゃいけないんだ」

「えっ……?な、何言って…………きゃああああっ!?

や、やめてキラさん……!!しまってよそんなもの……やだ、本当に………ゆるして……いやあああああああっ!!!!!」


___________________

「ううっ……ああぁっ……!!

ひ、ひどい……なんで…なんでメイリンがこんな目に………」

「シン?泣かなくてもいいのよ、あんたを誑かす悪い女はもう誰もいないんだから……キラさんには感謝してもしきれないわね」

「うぅっ、そ、そんな…………!!メイリン………!!」

(4.19修正 一部画像変更済)

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