高騰陰 痣春

高騰陰 痣春


〈高騰陰 痣春〉

〈所属〉小説家→劇団パラノイア9代目団長

〈種族〉人間

〈一人称〉私

〈二人称〉君

〈享年〉45

〈好きな物〉家族、人間観察、物語、謎、演劇、秋刀魚の刺身

〈嫌いなもの〉不自由な物語、ホイップ・カスタードクリーム


〈経歴〉

劇団パラノイア9代目団長。「千両侍藤三郎」シリーズをメインに、考察要素を多く含めた和風の時代劇を手懸けている

その謎の多い物語や緻密な伏線描写、何処と無く人情と仄暗い陰を感じさせる作風のイメージとは逆に、本人は飄々としており何処かマイペースな性格をしていた

かつてはとある出版誌にて、小説を連載する小説家であったが、顧客の要望や周りの判断に縛られ、考察もクソもないような在り来りな話ばかりを書かされる生活にうんざりし会社との契約を解除、そのままパラノイアに逃げるように入団し、その自由な作風に惹かれていくようになった

その独特な作風は、彼が「観客が演劇を通して感じる個々の感想や感情」を何よりも大切としており、それらを尊重したいという考えから生まれていたものである

他者に友好的だが自分のことを多く語らないタイプだったが10代目団長となるデーモン・スパルータ氏とは友人としてそこそこ仲良くやっており、彼には数十年前から付き合っていた妻がいること、その妻が妊娠していることなどを語っていたそうだ

千両侍シリーズの完結編となる「千両侍藤三郎 其ノ十」を制作した後日、交通事故により死亡した。享年45歳


「千両侍藤三郎シリーズ」

劇団パラノイアによる大人気オムニバス形式シリーズ。脚本家は劇団パラノイア9代目団長、光騰陰 痣春氏であり、本作を完結させた後に交通事故により永眠している

主演の藤三郎役は10代目団長デーモン・スパルータ氏が担当。今作が彼の舞台役者としての初主演でありながら、そのベテランをも打ち負かすような圧倒的な演技力は民衆に大きく評価され、現在では代表作のひとつとして扱われている

現在でもこのシリーズには多くのファンが存在しており、続編やリメイクを希望する声も多くあるがそれと同時に「光騰陰氏以外の脚本による藤三郎などは認めない」「スパルータ氏以外に藤三郎を演じ切れるものなどは存在しない」と主張するファンも少なからず存在しているようだ


あらすじ

時は300年前、極東の一文ノ里と呼ばれる地にて奇妙な噂が立っていた

「精算刀」「御祓刀」と呼ばれる二つの妖刀を使う奇妙な侍がおり、彼は何かしらの自分にとって高価値な物を差し出すのと引き換えに何か一つ望みを叶えてくれると言うのだ

これはそんな謎の侍、「徒花 藤三郎」と彼に契約を持ちかける周囲を巡る、オムニバス形式のバトルありホラーあり涙あり笑いありのちょっとダークな時代劇である

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