飲み込まれた美柑のその後
ルクス「出してってば!もー!」
ごきゅ、ごきゅと
ぬるぬるの肉壁の中に押し込まれていく。
か弱い細腕でなんとか空間を作っていても、すぐに絞られて。
両腕は頭上に固められ、Iの字のような体勢で奥の奥まで持っていかれる。
(私……このまま食べられちゃうのかな)
必死の抵抗も意味をなさず、疲れ切った美柑は身を任せるままにする。
むわっとする液体で体中ぬめぬめにされながら、からだをむにぐにと――
「……ってなんかヘン!?」
てっきり消化されるものだと思っていたがその様子はなく
美柑の小学生にしては発達した身に淡々と壁を擦り付けられるだけ。
「ん……ふぅ……」
粘液に塗れた肉壁は身体を傷つけることはないものの、表面がざらついていて適度な刺激を与えられる。
羞恥に隆起した胸の突起が飲み込む動きで上に下に。ゆっくりとなぞられて。
いつしかじわじわと甘い声が漏れてしまっていた。
(何するつも……うわあ!?)
このまま胃の中まで飲み込まれるのかと思っていたが、急に身を包む壁が揺れはじめる。
どこかへイロガーマが移動している様子で。
(ヤミちゃん……ララさん……)
家での出来事に気づいたらもしかしたら助けに来たりしてくれないだろうか。でも学校の授業中では期待できない。
ずりずりと。胃の中に飲み込まれていくのかと思った身体だが、食道の跳ねに合わせて下半身から徐々に抜け出し始めてきた。
(やた、脚だけは……ひゃんっ!)
口内に身体の半分が出て安心したのもつかの間。
解放されて開いた股の間にざらっとした舌が滑りこんできた。
(何何々~!?!?)
必死に上半身も抜け出そうとするが締め付けは固く。
その間にもぞりぞりと未成熟な股を擦られて脱力してしまう。
「んぅ、や、ひゃああっ」
喉で胸を。舌で股を執拗に刺激される。
まだ若い体には酷な刺激で。
美柑の状況などお構いなしにイロガーマは毛の生えてないふにふにとした膣肉を楽しむ。
「だめだってば、も――」
ぐにゅぐにゅ、人ならざる責めに美柑はあっさり
「ーーーーーーーっ!!!」
果ててしまうのであった……
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「ゲコ……ぷっ」
『おいなんか女の子が出てきたぞ!?!?』
人の多い駅前。突然跳ねてきた大ガエルは、戦々恐々と眺めている真ん中で。
唾液塗れの裸の少女を吐き出した。
「ふぅ、はぁ、うーん……?」
大の字でひくひくと体を跳ねさせる少女。
周囲の人々は遠巻きに見守るだけで……彼女が意識を取り戻すのはしばらく後のことだった