食べ頃ザウルス
!注意
・グロ&カニバ
・時間軸が謎&船内等の捏造
・モブ一般人(♀)居ます&モブ視点
・ドレーク×モブの恋愛要素?あります
・キャラ崩壊
・申し訳ないがスマホで書いてるのでPCからは読み辛い
・参考元
今スレ >>10 >>42 >>62 >>65 >>68 >>75…等
大丈夫な方のみお進み下さい!
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初めて彼に出会ったのは、港町の路地裏。悪い海賊に私が襲われた時颯爽と現れ、悪い海賊達を倒すと……
「怪我が無い様で良かった」と、わたしの手の甲にキスをした。あの後すぐに行ってしまったけれども…わたしの心はあの人に奪われたままだった。
後に調べると彼はドレーク海賊団の船長X・ドレークだと知り、海賊だと知っても私は彼を諦められなかった。私はまた彼が船をあの港に停めるのを待ちつつ、自分磨きを頑張る事にした。
数ヶ月後、あの港で彼と再会した。彼はすぐに私に気付いてくれて、私は近くのお店でこの前のお礼として彼に食事を驕り……頃合いを見て告白をした。彼はワタワタした後……
「おれで…良いのか?」と聞いてきた。
それが最終確認であることに当時の私は気付かず。
「あなたでなきゃ駄目なのよ」
わたしはそう彼に胸を押し付けて言った。彼が女性慣れしてないのをその時知ったのだけれど、彼はハート飛ばして倒れつつも告白に答えてくれて…私達は正式に付き合う事になった。
それから一年程わたしは彼、ドレークと一緒に日々を過ごした。船にも乗せて貰えて…周りからも一人の船員として扱って貰えて幸せだった。だけどある日…キッチンで"アレ"を見つけてしまった。
「ヒッ…」
パックに記載された部位を読み理解した……それは紛う方なき人肉だった。
わたしは慌ててキッチンから飛び出すと、船員二人に捕まった。殺されると思ったけど……
「お分かりかと思うがあんたはもう食べ頃だ…早くここから逃げた方がいい」
「逃げるならこっちから逃げるんだな船長から見つかり辛くなる筈だ」
そう言ってあっさりとわたしを逃がしてくれた。
「ありがとう」
わたしはそう二人にお礼を小声で言って、その場から走り去った。
わたしが去った後、
「どう思う?今回の女…」
「持って一時間前後じゃないか?」
船員二人がそんな事を話しているとも知らずに……
――――――――――――――――
船が陸地に停まっている時で助かった。見知らぬ地だったけれども……わたしは兎に角ドレークに見付からない様に逃げて逃げて……疲れてしまって小さな洞窟の中に隠れ、少し休憩をした。暫くすると……ドシン ドシンと聞き覚えのある音が聞こえた。付き合い立ての頃はそれすらも可愛いらしく思えていたけれど今は怖い。
(どうか気付かないで…)と願ったけれどもアロサウルスの嗅覚は人より鋭い様で…急に音が消えたかと思うと、いつの間にか元の姿で目の前に立っていた。
「ドレー…!?」
わたしが彼の名前を言い終わる前に、彼は"何か"した。その何かは分からないけれども、それのせいで私の声は"音"が
なくなり…いくら喋ろうとしても口をパクパク開閉させるだけで終わった。慣れた手付きでドレークは私の両足の腱を切り…いよいよわたしは助けを呼ぶ事も逃げる事も出来なくなってしまった。
ドレークは私の服を少し剥き、何度か味を確かめる様にキスをすると…カブリと私の肩を抉るように肉を噛み千切った。
「――!――――!!」
わたしは余りの激痛に音の無い声で叫び……踠き苦しんだ。その様子を一通り見届けた後ドレークはわたしの声の"音"を戻し、そして……
「すまない…」
そう辛そうな顔で謝った後、
まるで聖母の様な……それでいて普段と別人の様な表情で
「可哀想だが…今日おれは君を食べてしまうんだ」
そう言って、ペロリと先程噛み千切った箇所を舐めた。
「…ッ」
あぁ成る程。ドレーク……自覚は無いだろうけど、彼の中には二人居た。悪魔の実の彼と人間の彼……しかしどちらのドレークも愛は本当で、わたしを……いや
わたしもちゃんと愛してくれていた。
敵わないなぁと思いつつわたしはドレークから逃げるのを諦め……息も絶え絶えに
「ねぇ、ドレーク……あなたから逃げてしまったわたしを、まだ愛してくれているのなら……」
「最期の、お願い…聞いてくれる?」
そうドレークに話しかけた。
――――――――――――――――
わたしのお願いをドレークは快く承諾してくれた。
「あぁ船長お帰りn …って何でアロサウルスのまま何ですか!?」
『あぁ……それがな…』
わたしが最期に願ったのは三つ。
・アロサウルス姿でわたしを呑み込んで……完全に消化するまでは元に戻らず、他の物も食べないで(水とかは多少ならOK)
・わたしが会話出来る内は出来る限り声かけして欲しい
・今後別の人を好きになっても構わないから、あなたを愛した人肉[わたし]が居た事を忘れないで
アロ状態のドレークの胃で溶かされ、笑い事では無いほど辛くて痛い筈なのに……外から聞こえる会話につい微笑んでしまう。
『聞こえてるか?』
「ええ…聞こえているわ、ドレーク」
あぁどうか最期まで…いえ、わたしが死んだ後も共に居れます様に。
――おまけ(書いた人の思考)――
・これ読んで"自分がドレークに食べられる"謎幸福感を感じて貰えたら筆者大勝利
・モブを彼女にしたのは、男性だとドレーク来る前に敵海賊ワンチャン倒しちゃうんじゃ? となったから。
・今回二重人格っぽく書いてるけれども、モブの彼女からの視点であって実際は人格の分離はしていないのでは?愛しすぎてそう思う事で彼女はマトモで居たかったのでは?と思って書いた。
・やっぱお辛いのと完全シリアスが筆者苦手で書けぬので…誰か代わりに書いて…