食べるのがちょっぴり下手なエフとソダの話

食べるのがちょっぴり下手なエフとソダの話


暖房の効いた部屋にずっと居るせいか、なんだか頭もボーッとしてきて、

(真っ白で綺麗だなぁ〜)

なんて見惚れてる時だった。


「アイスクリーム、溶けてるわよ」

と言われて、

はっとして右手を見れば溶けて形を崩したアイスクリームと今にも手に触れそうな液状になったアイスクリームだったもの…

慌てて食べると今度は口の周りについてしまったらしい

「慌てすぎ、ほら目閉じて」

なんて保護者のようなことを言われてしまった。


さらに恥ずかしいのだが、これは結構よくあることで食べるのが下手な僕が口元に食べ物をつけてしまった時は、ソダシに取って貰っているのだ。

もちろん最初は自分でやろうとしていたんだけど、自分でやろうとすると付けたチョコをさらに広げたり悪化させることもしばしばあって、、、そんなこんなで二人の時は取ってくれるというソダシに甘えることにしていた


ソダシの言う通りに目を閉じて待って居れば、気配か近づいてきたと同時に自分の口の左上の方になんだか湿ったような感触があった。驚いて目を開けると、そこには

「どうしたの?」

と、平然を装いつつも、舌をチロリと覗かせて満足げに笑う桜の女王がいた

エフフォーリアがなにをされたのか気づくまで後3秒と少し…

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