『Nの苦悩/不良少女は羞恥心が薄い』
《風呂上がりの夏葵と礼音》
礼音 「ふー!さっぱりしたー!あー喉渇いたから飲みもん飲まなきゃ死ぬー!死ぬー!」
夏葵 「礼音ちゃん…一つだけ言いたいことがあるんだけど、いいかな?」
礼音 「ん?どうしたん?」
夏葵 「あのさ…風呂上がりに裸でお父さんの前うろつくのやめた方がいいよ?」
礼音 「なんで?家族じゃん?なんか問題あんの?」
夏葵 「大ありだよ!だって、その…礼音ちゃんってなんて言うか、えっと…ないすばでぃー?だからお父さん、礼音ちゃんのことを見る度にいつも顔真っ赤にして困ってるんだよ!」
礼音 「ああ、それのこと?なんかしょっちゅう面白い反応するから、楽しくてやってたわ。まあ、別に親父が実の娘を襲ったりとかそんなことするわけないし、別に良いかなーと思ってたんだけど。」
夏葵 「良くないよ!もうちょっと恥じらいを持った方がいいって!」
礼音 「へいへい、分かりました分かりましたー。」
《そして翌日の夜。》
礼音 「親父ー、風呂上がったよー。」
翔太朗 「おー…ちょっ、おまっ!!なんっつう格好してんだよ!」
礼音 「別にいいだろ、家族なんだから。それに下履いてるし。」←(上半身裸で胸は首にかけたタオルでかろうじて隠れている。ちなみに下はTバッグ)
翔太朗 「そりゃあそうだけどよー…お前もう少し恥じらいっつうもん覚えた方がいいじゃねぇのか?(中学になってやっと一人で風呂入れるようになったと思ったら、これだぜ……)」
礼音 「ぶっははは!親父まで夏葵と同じこと言ってるー!なんだよー?ひょっとして、実の娘に欲情しちゃってんのか?」ニヤニヤ
翔太朗 「ばっ!んなわけねぇだろっ!」
礼音 「ふふん♪(親父はからかいがいあって面白いなぁ)」
夏葵 「ちょっとおおおおおっ!!礼音ちゃん!何やってるのおおおおおっ!?」ドタバタドタバタ
礼音 「何だよー夏葵デカい声出して。ちゃんと服着てるだろ?」
夏葵 「そんなんじゃ、着てる内に入らないって!ああ、もう!ほら、バスタオル羽織って!お父さんもあっち行ってて!」