雪島観光名所:蛇の大跡

雪島観光名所:蛇の大跡



アテンション!

・文字書き初心者の思いつきの産物です

・短時間で仕上げたので文が雑です









一面真っ白な景色。


足を1歩ごと進める度にギシギシと音をたてながら深く沈み込んでゆく雪が降りしきる名も無き島。


「おぉ〜!雪が降ってる!新しい島だぁー!!」と大きく自身の足跡をつけながら大はしゃぎで暴れ回るルフィやチョッパー達を横目にゆっくりと島に足を踏み入れる。


「あいつら、すげぇはしゃいでんな」


サンジは苦笑いしながら眺めていたが、雪合戦を繰り広げている様子を見て何やら心なしに楽しげな雰囲気を出していた。


そんな新たな島しかも無人で自分らの他に誰かが足を踏み入れた形跡の見えない場所、と来たら大はしゃぎしても仕方ないだろう。

巨大雪だるまを作ってみたり、雪うさぎを大量生産。雪をクーラーボックスのようなものに詰めてそこで何やら食材をぶち込んで凍らせて各々独自の

雪島を楽しんでいた。



かく言うゾロはと言うと……


「あぁ?こいつは一体、どこにいるんだ……?」


木々生い茂る銀世界に1人、ポツンと佇んでいたのだった。



















最初にルフィが島に降りた後暫く、船の中で昼寝を楽しんでいたゾロだったが皆が趣味に走り始めた後少ししてから島に降りて周辺の散策を始めた。


船が停泊していた近くのなんの変哲のない木にマーカーを付けてから奥へ足を進めていたが案の定、迷子になってしまったのが事の経緯である。

なんというか…予定調和と言ったとこだろうか……。


どんどん雪が深まっていく中、なんの迷いも無くずんずんと突き進んでゆくゾロだがなんとも、なんとも雪島散策と相性がいいというか…


己の背に灯された大きな炎が周囲の雪を「俺が通るぞ!除けぇ!!」と大きく溶かしながら前に進んでゆく。

右に行って、左に行って。何故か壁抜けバグが発生したようにスッ…と貫通しながら進んで行ったりさながら奇行と呼ぶべき挙動で果てしなく進んでゆく。


偶に襲ってきた巨大な熊を辻斬りしながら。




そうして一味の皆が「ゾロが居なくなってる!」と騒いでいる頃、なんでもない顔をしながら熊を引き摺り戻ってきて怒られてこの話は終わる……が、


実は裏側には人が住んでおり、謎の雪を大きく削った跡やら実は人喰い熊だったものと戦闘した大きな物音に住民らがとても怯えていたという話を置いておく。

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