雨は花の父母

雨は花の父母

捨て犬キャットロレンツォの猫虐待コピペパロ

汚いスラムのガキを見つけたので虐待することにした。

あの日はそう、親友の墓参りの後で。たまたま目を引いたのがこの子で。あぁ、この子はこんな状態でもまだ生きようとしてるんだな。と認識したらもうダメだった。

内臓が足りてないかもしれないし、もしこの子が五体満足でもサッカーが出来る子とは限らないしやめとけと言う冷静な自分と、サッカーへ捧げた少なくは決してない時間から積み上げられた己の感を信じたい俺がせめぎ合ってつい「キミ、俺とサッカーしない?」なんて声をかけてしまった。 

ポカンとした顔が面白くて、あぁ、この子は俺の事、超特急で来た天使か、あるいは悪ぅい悪魔か何かだと思って居るんだろうなぁ。あいにく君の天使は悪い大人なのだけど。

「…金くれ…」 

驚いた。そんな簡単な要求でいいのかって、思ったよりも強かなガキだなって。そして何よりも、

「いいよ。いくら欲しい?」

金でこの子の未来を買えるんだって。いくらでもあげる。逃げられても良い。この子と話せた時間との対価だなって渋い出費を受け入れよう。でも、あわよくば。

「俺と仕事しよーぜ」

この子と対等な関係になりたいな、と思った。

自身の服が汚れるのも気にせずゴミ山に埋もれたシンデレラに目線を合わせる。

本人が「はんっ。今すぐ金をよこせ。もし出来るならこのゴミ同然のボロボロの歯を全部金に変えてみろ。」と呂律の回っていない口で、そして全ての絶望を体験したかのような落ち窪んだ目で言ってきたので、要求が簡単で助かったとばかりに馴染みの歯医者に連れ込んだ。

金を握らせれば文句の一つもなく施術してくれたのが助かったよ。

終わった後のキラキラの歯とキラキラした目。

やっぱ子供は笑顔が1番だよね。素直にかわいいなと思った。彼の表情筋1ミリも動いてないけど。

「俺もスケーリングしてもらったんだ」と歯を見せてやるとハッとした顔で彼もニィッとキラキラの歯を見せてきた。かわいいね。

警戒心を若干といたその子供を家に連れ帰って即風呂場に連れ込みお湯攻め。 

 充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。 

 薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。

 お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。 

 風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。 

あと、髭を剃ってみた。うん、やっぱ栄養足りてないのが目立つけどだいぶコドモらしくなったね。


 その後に、(胃が収縮して碌に物も食べれなさそうだったので)ミルクにドロドロに溶かしたパンを入れたなんとも食欲の失せるものを提供した。

そして俺はとてもじゃないが飲めない茶色くて甘苦い飲み物(A.ココア)を飲ませる。 

もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。 


 そのあとは、返事があってもなくても話しかけていって警戒心を解いていく。(洗脳みたいだなこの言い方だと)

 ここでやっと自己紹介をし、(誘拐犯みたいだなこの言い方だと)2階の寝室に案内した。(驚くべきことに階段を登るだけでもうクタクタのようだ。体力つけなきゃね。)

 ぐったりとしたその子供をふかふかの綿菓子みたいな客人用(もっぱら友人用だったし、もう使うことはないだろうって思ってたのになぁ……)のベットの中に寝かせると「俺に、名前つけてよ。スナッフィー。今日生まれ変わった新しいおれの、さぁ……」と彼は、この子は、キミは、初めて俺に笑ってみせてその後すぐに眠りについた。

しばらくこの唯一、子供らしいと思える寝顔を見た後に(明日は病院や役所に色々と行かなきゃなぁ。あと_____。)

起きたこの子に、ロレンツォに。とびきりの名前を戴冠してあげよう。

そう決意してそっと部屋を後にした。

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