陰謀論のアサシン

陰謀論のアサシン


「ハロー。召喚に応じてやってきました、アサシンです。

真名は……すみません、諸事情により明かす訳にはいかないのです。」


「「「「「マスター、貴方は我々の長にたる人物であったようですね!!!

さあ、我々と共に全ての人民を支配し、世界の管理者となりましょう!!」」」」」

【元ネタ】陰謀論

【クラス】アサシン

【真名】レプティリアン

【付与真名】エシュロン、ベリチップ、ディープステート

【性別】メス

【身長・体重】162cm・48kg(全個体共通)

【外見】黒スーツを着用し、爬虫類に似た眼をしたアルビノの少女。(全個体共通)

【属性】秩序・悪・地

【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:E 幸運:B 宝具:C~EX

【クラス別スキル】

気配遮断:D+

自身の気配を消す能力。「付近にアサシンが存在する」事はわかっても具体的な座標を読み取る事は出来ず、また人込みの中では「どれがアサシンなのか」を判別する事が出来なくなる。ただし周囲に人が存在しなければ割とすぐ見つかる。

【固有スキル】

擬態:B

『諜報』と同様に、気配その物を敵対者だと感じさせない能力。加えて自身の外見も他者に似せてある程度変える事が出来る。アサシンはこのスキルを『気配遮断』と併用し、しれっと民衆に紛れている事が多い。


洗脳:C+

注射器を用いて相手の体内にマイクロチップを注入し、意のままに従う手駒へと造り変える。特に動物に対しては強い効果を発揮し、注入さえ出来れば格上のサーヴァントすら従える事が可能。

そもそも注射針を相手に刺せなければスキルを行使できず、埋め込んだマイクロチップを摘出されると洗脳が解ける欠点も存在するが、そこらの獣や人間相手に使う分には何の支障もない。


繁殖:A

魔力を消費して個体数を増やすスキル。爬虫類由来の繁殖力の高さに加え、気配を隠す事に長けているため目を離した隙に大繁殖している。増やしすぎると制御が困難になるため事前に数を制限する事が大切。


情報傍受:A+++

まことしやかに存在が囁かれ、後に実在が発覚した通信傍受システム「エシュロン」 由来のスキル。自身や洗脳した手駒たちの周囲で起こった事を把握する。スキルランクがA+++であるアサシンの監視を逃れる事はほぼ不可能に近い。

【宝具】

『根葉無き噂の結実(コンスパイラル・ゴシップ)』

ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:20人程度

アサシンと敵対関係にある集団内に「擬態したアサシンが紛れ込んでいる」という内容の情報や、特定個人を指定して「対象はアサシンと裏で協力関係にある」などの虚偽を流布する宝具。これによって所属する人間達に互いへの不信感を植え付け、組織内での裏切り・同士討ちを誘発させる陰険な効果を持つ。元から他者の評価を気にしない一匹狼な気質の相手には殆ど通用しないのが欠点。


『偽史なる文明消去(タルタリアン・エスカトラジー)』

ランク:C~EX 種別:対国宝具 レンジ:50~99 最大捕捉:一国全体

19世紀に存在した先進的文明を持つ超大国「タルタリア帝国」を滅ぼした逸話の再現。発動と同時に上空から核爆弾が降り注いで国その物を破壊し、第2波として残骸を生き残った存在ごと飲み込んで埋め去る土石流を呼び寄せる。

「タルタリア帝国」自体が陰謀論の中でのみ語られる存在であり、世界からの信仰が不足しているためアサシン1人では発動すら出来ず、現在は50人まで数を増やして初めて街一つをどうにか壊滅させる程度にまで規模・威力が下がっている。

………逆に言えば信仰と魔力リソースさえあれば完全発動が出来てしまうため、『洗脳』『繁殖』スキルによって膨大な数の手駒及び個体を作り出せば文字通り一国を滅ぼす大災害が顕現する事となるだろう。

【解説・人物像】

人間に擬態して社会に紛れ、暗躍して人類を支配しているヒト型爬虫類の一種。19世紀初頭に米国の秘密結社「ディープステート」と結託して超大国「タルタリア帝国」を滅ぼし、人類の文明をリセットした………という設定を持つ存在が「陰謀論」の概念を一部内包する事で強引に英霊となる条件を満たしたモノ。また、霊格を補強すべく「エシュロン」「ベリチップ」といった他の陰謀論にまつわる存在を取り込んでいる。

表面的には明るく友好的な態度を示すが、元々人間と異なる種族である事に加えて人類に敵対する存在と信じられてきたため意思疎通は困難。基本的に「余分な人口の削減」と「世界征服」を目標として活動し、主張が合わなければマスターにも平然とマイクロチップを埋め込もうとする。当然ながら無関係な民間人を手駒に変える事も全く躊躇わないが、結局は人間の想像の産物なので根っから人間を憎悪している訳でもない。自分達と同じ願いを持つマスターには打算を込めつつも積極的に協力し、マスターの能力次第では自分達のリーダーとして認めてくれる。

サーヴァントとしては貧弱なステータスが示すように単体の戦闘力は低く、『洗脳』『繁殖』によって増やした手駒や他個体たちを利用した数の暴力でカバーする必要がある。

一方で民衆に紛れる隠蔽能力や人海戦術を駆使した情報収集能力はかなり高く、やろうと思えば社会的地位の高い人物に擬態してそのまま成り代わる事も可能なので一概に雑魚とも言い切れない。民間人の犠牲を厭わずにアサシンの長所を最大限引き出せる「賢く有能な」悪人とは非常に相性が良いと言えるだろう。

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