闇の夢の仮装祭
モテパニ作者拓海「今日はハロウィンだぞダークドリーム」
ダークドリーム「ハロウィンってなに?」
拓海「ハロウィンっていうのは仮装してお菓子を配り合うイベントだ」
ダークドリーム「なんで仮装するの?」
拓海「幽霊が帰ってくる日って言われててな、その中に悪いことをするやつがいるから仮装で追っ払うんだ」
ダークドリーム「幽霊が帰ってくる…」
ふと思い出す、自分が一度消えて生きてるか死んでるか怪しい状態で彷徨っていた過去を。
もしかするとあの時の自分は幽霊だったのではないか?いや、それはもうどうでもいい。
大事なのは今ここにいることなのだから。
しかし一つ気になる事がある。
もし本当にあの時の自分が幽霊なら、自分と同じように彷徨っている者達がいるのではないかと。
ダークドリーム「まさかあいつらが来たりしないわよね?」
???「あ〜らあいつらって誰のことかしら?」
嫌な予感が的中する。
後ろを振り向くとそこにいたのは。
ダークルージュ「期待してくれてるなんて嬉しいじゃない。そんなにあたしらを好きだったの?」
ダークレモネード「あんたが復活できて私達ができない理由はないわよね?」
ダークミント「まあ、この日というきっかけが必要だったみたいだけど」
ダークアクア「そういうことよ、裏切り者さん」
ダークドリーム「あなた達…」
そこにいたのはダークドリームとともにプリキュア5を倒すために生み出された闇のプリキュア達だった。
ダークドリーム「なんでここに…?」
ダークルージュ「あんたを消すためよ。シャドー様はもういないし、敵討ちなんて柄じゃないけど、あたし達を裏切ったやつがのうのうと生きてるなんてムカつくじゃない」
ダークドリームは構える、相手は四人。
ダークドリームと同等の力を持った相手、拓海もいるとはいえやはり戦力差が厳しい。
どうすればこの危機を乗り越えられるか…
拓海「ダークドリーム!これを使え!」
ダークドリーム「これは!」
ダークドリームは拓海から受け取った物を使う。
ダークドリーム「喰らいなさい!魔女の仮装!」
ダークルージュ「う、うわー!これはいったいなんなのー!」
ダークドリーム「ふっ、仮装が悪霊を追い払うのは知らなかったようね」
ダークレモネード「くぅっ!このままじゃ追い返されちゃうー!」
拓海「まだだダークドリーム!次はこれだ!」
ダークドリームは拓海から新たな衣装を受け取り、その場で着替える。
ダークドリーム「悪魔の仮装!」
ダークミント「ま、ますます力が上がった!?」
ダークアクア「こ、このままじゃ!」
ダークドリーム「さあ!とっとと帰りなさい!」
『う、うわー!』
ダークドリームは仮装の力で闇のプリキュア達を見事追い払った。
拓海「でかしたぞダークドリーム!だがまだお前の仕事は終わってない!その衣装のままこのお菓子を子供達に配ってくるんだ!」
ダークドリーム「ふっ、私を使おうとするなら高いわよ」
拓海「ああ!特製パンプキンタルトを焼いて帰りを待ってるぞ!」
ダークドリーム「その言葉が聞きたかった」
そしてダークドリームはお菓子を持って街へ駆け出すのだった。
〜〜〜
拓海『おーい、ダークドリーム朝だぞー』
扉越しに拓海の声が聞こえる。
ダークドリーム「むにゃむにゃ、ハロウィン楽しい…」
やがて来るハロウィンを楽しみにするダークドリームであった。