閲覧CP注意 ここだけウタの歌が死ぬほど下手な世界SS その1

閲覧CP注意 ここだけウタの歌が死ぬほど下手な世界SS その1


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ウタの歌が死ぬほど下手な概念。

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「さてと、チョッパー。今日は何の配信見るか」

 

「俺はなんでもいいぞ!あ、歌姫ウタのゲーム配信やってないか?」

 

「歌姫ウタは今日はasmr配信だってよ」

 

「じゃあいいや。皆はあれ喜んでるけど、正直見ててつまんねえぞ。」

 

「そのうち分かるようになるさ、チョッパー。あれはな、大人の男しか分からない良さがあるんだよ」

 

「へぇー!大人の男にしか分からない魅力かぁ~……ウソップ!やっぱりそのasmr配信見ようぜ!」

 

「ほいきた!」

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「ウソップ!チョッパー!また配信ってやつ見てんのか?」

「おぅ!ルフィ。お前も見るか~?歌姫のasmr配信!」

「歌姫?asmr?」

「大人の男にしか分からない良さだぞ!ルフィ!」

「なんだそれ。まあおもしれーなら見るぞ」

「よーし、それじゃあ野郎共!配信開始だ!」

「おぉー!」

「よっしゃあ!」

 

「皆!ありがとね!今日のasmr配信は終了!」

 

「あ、終わった」

「大人にしか分からない良さが終わった!くそぉ~~」

「泣くなよチョッパー……って、ん?ルフィ?なんか変な顔してるけど、どうした?」

 

「ん~……確か…こいつ」

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「それじゃあ、あと30分歌ったら今日の配信を終わろうかな」

 

「ウソップ!不味い!早く配信知らないと!」

「分かってる!ってルフィ邪魔すんな!」

「ちょっと待てよ。まだ配信やってるのに、見ないのか?」

「ルフィ、歌姫ウタの歌はヤバいんだ!聞いたら耳が破壊されるぞ!」

「そっか。じゃあ聞いてみよう。面白そうだ!」

「やめとけってルフィ!」

「ウソップ!もう配信切るのは間に合わない!早く離れないと!」

「ああ、クソっ!ヤバいと思ったら逃げろよ!ルフィ!」

 

「それじゃあ、皆。行くよ!新時代!」

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「な、なんだ?スーパーヤベェ声……歌…なのか?聞いたらいけない感じがするぜ」

「うぅむ。最近の若者のセンスは分からんな。こういうのが流行っとるのか」

「ヨホホホホホ、いつ聞いても彼女の歌は色んな意味で別次元ですね。」

「ウソップ!チョッパー!この馬鹿共ぉ!ウタの配信見るのはいいけど、歌配信だけは見るなって言ったでしょー!」

「違う!ルフィが見るって言って聞かなかったんだ!」

「まさか……ルフィはウタの声を電伝虫の目の前で聞いてると言うの?」

「何やってんだ!うちの船長は!って離せ!クソ剣士!」

「やめとけ。お前もどうなるか分からねぇぞ。こうなったらしょうがねぇ。俺達の船長を信じろ。」

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「おい、もう30分経つぞ……まだ配信は終わらないのか!」

「分からねぇ!今日は30分って言ってたから、そろそろ終わるはず……」

 

「ふぅー、そろそろ疲れたから、終わりにしようかな。それじゃあ皆!今日も配信に来てくれてありがとね!」

 

「終わったぞ!ルフィ!大丈夫か?」

「うっ、ゲホッ!ハァッ、ハァッ、ヴゾッ゙プ゙が、 問゙題゙ね゙ぇ゙!゙」

「問題しかねぇだろ!チョッパー!ルフィを見てやってくれ!」

「ゲホゲホ!いや、本当に大丈夫だ。あいつの歌なら昔、よく聞いてたからな。」

「昔?」

「おぅ、あいつの歌を聞いて気絶しなかったから、これで俺の356連勝だ」

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「どういう事?ルフィ。もしかしてウタと知り合いなの?」

「あぁ。それとお前ら、目的地を変更だ!エレジアに行くぞ!」

「ちょっと待て。エレジアって言ったら音楽の都だろ?なんで突然エレジアに行くことになるんだよ。」

「さっきの配信でウタが旧エレジアってところでライブをするって言ってたんだよ。だから行こう」

「「「……………」」」

「行くぞ」

「「「駄目に決まってんだろ!」」」

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「さっきの歌聞いたでしょ!?電伝虫であれなのよ!?直に聞いたらどうなるか分かんないでしょうが!っていうか昔の知り合いって言ってたけど、どういう関係なのよ」

「シャンクスの娘で幼馴染だ。昔よく勝負したんだよな~」

「は?」

「え?」

「マジかよ」

「「「……えぇぇぇぇぇぇ!?」」」

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「にっしっし、相変わらず歌下手だな。俺ぐらいしかあいつの歌に耐えられないから、いっつもあいつの歌は俺が聞いてやってたんだ!」

「待て、ウタちゃんは四皇赤髪の娘でお前の幼馴染だと?嘘だろ!なんでお前にあんな可愛い幼馴染が!」

「突っ込む所そこじゃねえだろ眉毛野郎……」

「じゃー、ナミ。旧エレジアによろしく」

「……待ちなさい。色々と理解が追い付かなくて今処理してるから。」

「しかし、おかしいですね。何故わざわざ旧エレジアでライブを?」

「そういや、さっきからエレジアと旧エレジアって言ってるが、どういう事なんだ。なんか違うのか?」

「えぇ、旧エレジアと呼ばれている場所でかつて大災害が起こったの。ある日、突然国中に魔王の声が響き渡り、人々が気絶や発狂、錯乱して恐怖と混乱、闇に国が覆われた。死者はいなかったけど、国民はエレジアに眠る恐怖の魔王、トットムジカの呪いと恐れて、皆国を去ってしまった。そうして新しく生まれたのが今のエレジア国よ。」

「そんな事があったのか~。エレジアって所も大変だったんだな」

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「おい、ルフィ。船長が言うなら、俺は従う。だが、お前もウタの歌を聞いただろう。仲間の危険を犯してまで行かないといけない事なのか?」

「……まあ、確かに俺は昔から聞いてたけど他の奴にはキツいよな~…よしッ!分かった。一人で行ってくるよ!」

「待てってルフィ!気持ちは分かるけどよ!直にウタの歌聞いたらどうなるかっ」

 

「馬鹿か、お前は。船長一人で行かせれるわけねぇだろ。」

「クソコックの言うとおりだ。お前ら!船長命令だ!目的地は旧エレジアだ!」

「ハァ~、どうなっても知らないからね!」

「ヨホホ!彼女の歌声を生で聞いたら私の耳どうなるんでしょう!まあ私耳無いんですけどね!」

「ウッ!ウタの歌を聞いたら死ぬ病が!」

「ウソップ!?医者~~!」

「お主が医者じゃろ、チョッパー」

「安心しろ、ウソップ、チョッパー。あの歌を聞いたらこの俺でも気絶するぜ。病気じゃねえ」

「ふふふ……ルフィってああいう表情もするのね」

 

「よぅし!エレジアに出向ぅ!」

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1です。ちょっと空けます。ちなみに↓はウタの歌を聞いている時のシャンクス

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「ウタ、やっぱりやめた方が……」

「うるさいうるさいうるさい!観客が一人もいなくたって……私はやるよ!」

「確かにこの前一人だけ最後まで見てたが、それだけで新時代計画のライブを実施するのは……実際、今はもうライブ開始前30分前なのに誰もいないだろう」

「でもッ!歌配信を最後まで見てくれた人も「旧エレジアだっけ?よく分かんねぇけどライブに行くぞ」って言ってくれたもん!」

「そのコメントもよく分からないって言ってるだろう。本当に来てくれるか分からない。設置してある電伝虫の視聴者も0人だ。一人でウタワールドに閉じ込められるかもしれないんだぞ。」

「うっ……まあ確かにそれは嫌だからまだネズキノコは食べてないけど…」

「ウタ、練習すればきっと歌も上手くなる。だからこんな事はもうやめよう。キノコも捨てなさい。」

「ゴードンに何が分かるの!?私の12年間の何が分かるの!」

「いや、途中からゲーム配信とasmr配信の方が儲かるって歌の練習サボったり、食事も私が準備してあげてただろう。何が分かると言うか、ほとんど理解しているつもりだよ」

「……ごめんなさい。」

「分かった。じゃあ、一人もライブに来なかったらその時は中止すると約束してくれ」

「……分かったよ、ゴードン」

「じゃあ、私は一応ライブ客が来た時の為に受付にいるから。何かあったら呼ぶんだよ。」

「うん。あと一応って付けるのやめて」

 

 

 

 

「分かってるよ……けど嬉しかったんだ……私の歌を聞いてくれるのはルフィだけだったから…もしかしたらこの前の配信で聞いてたのはルフィだったんじゃないかって…ルフィが来てくれたらって…グスッ…ルフィ」

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「そういやよ、なんでウタは歌姫なんて呼ばれてるんだ?下手くそだろあいつ」

「あぁ、最初の配信で自分から歌姫って名乗ってるのに、死ぬほど歌が下手だったみたいでな。本人が皮肉を込めて自分で歌姫って名乗ってるんだってよ」

「………どうした?ルフィ」

「なんでもねえ」

 

ウタ……の、歌は……世界一だ、ぞ

もういいよ……ルフィ。私の歌を聞いてる時辛そうにしてるじゃん!同情とかいらないからさ!ハッキリ言ってよ!お前の歌なんて聞きたくなッ

ウタ!俺はお前の歌が好きだ!

え、えぇ!?

お前の歌は歌、姫?(ベックマンがそう言えって言ってたな)って奴だ!癖はあるけど、俺はお前の歌が好きだ!

そ、そんな、ルフィ…いくらなんでも大胆って言うか…

まあそれはそれとして、ウタのデカい声で気絶しなかったから俺の76連勝だ!

ルフィ気絶しかけてたじゃん!私の76連勝!……皆本人に私の声が大きいから気絶しかけてるのかな…

当たり前だろ!もうちょっと声のボリューム控えろよ!

 

 

 

 

「………全く。ちょっと待ってろよ。歌姫」

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「着いたぞ!旧エレジア!……本当にお前ら来ねぇのか?」

「え、えぇ。幼馴染の再開を邪魔するほど野暮じゃないわ」

「その通りじゃ、一世一代の大勝負じゃぞ、ルフィ」

「ヨホホホホホ!若いっていいですね!」

「スーパーな告白決めてこい!ルフィ!」

「ルフィ!サインよろしくなぁ~」

「頑張ってね、船長さん」

「ウタちゃんを一人にさせるなよ、ルフィ」

「幼馴染なんだろ?大切にしてやれ」

 

「?よく分かんねぇけど分かった!じあ行ってくる!」

 

「よく分からないけど分かったって大丈夫か?あいつ」

「えぇ、盗み聞きだけど、ちゃんと聞いたから」

「あのルフィがね~。そういう感情とは関係ない人種だと思ってたのに」

 

「「「全く。ちょっと待ってろよ。歌姫、か~」」」

 

「なぁ、サンジ。これってルフィがウタを」

「言うな、チョッパー。それ以上は野暮ってもんだ。大人はあえて言わないんだぜ」

「そうなのか~…分かった!もう言わねえ!」

 

「「「(まあ、正直ウタの声を耐えれる気がしない)」」」

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「そろそろ受付の時間が終わりだ………可哀想だが、ウタに…え?」

「わりぃー!ちょっと天気が悪くなっちっまって!遅れたけどまだギリギリセーフだろ?」

「き、君は……まさかウタの歌を?」

「おぅ!久しぶりに聞きに来た!相変わらず下手だなぁ~あいつ。今あそこの機械から流れてるのあいつの歌だろ?。ししし~」

「あ、私だけすまない。良かったらこのヘッドホンをしてくれ。会話しづらくなるが、多少は改善するはずだ」

「大丈夫だ!昔から聞いてるから、これぐらいじゃなんともねえ!」

「昔から…?まさか君は麦わらのっ!」

「おぅ!モンキーDルフィってんだ!ってどうしたんだ!?おっさん」

 

「まさか、まさかと思っていたが。本当に君が来てくれるとは……頼む!ウタの計画を止めてくれ!」

 

 

「え?いや、ゴードンのおっさんウタは悪魔の実なんて……」

「本当なんだ……ウタはウタウタの実の能力者。歌を聞いたものを特殊な空間に封じ込め、意のままに操ることが出来る……と言われている。実際私も12年間一緒にいて見たことはないが」

「じゃあなんで断言出来るんだよ。」

「……赤髪が、シャンクスがそう言っていた」

「シャンクスが!?」

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「もう、海軍が」

「なぁ、ゴードン。この事はウタには黙っていてくれないか」

「あぁ、私のせいだと海軍には伝えておく」

「いや、赤髪海賊団のせいだと伝えてくれ。」

「そんな………いや、ちょっと無理があるかもしれない」

「そうだよなぁ………」

「まあこの国にはトットムジカという呪いの魔王と呼ばれる楽曲がある。とりあえずそれのせいにしておけば皆信じるだろう」

「ありがたいが、本当にいいのか?」

「ああ、何故か分からないがこのトットムジカは何処かで良からぬ事をした気がする。とりあえず何かあったら全部トットムジカのせいにするぐらいでちょうどいい」

 

 

 

「お頭……」

「分かってる……言うな」

「だけどよ!こんな……あんまりだぜ!何も言わずに置いてくなんて!」

「やめろライムジュース。」

「俺もライムジュースと意見は同じだ!」

「よせ!ヤソップ!」

「聞こえてるだろ!ウタの泣く声が!」

 

「な゙ん゙で゙だ゙よ゙ジャ゙ン゙グズー゙!゙」

「駄目だ!ウタ!シャンクス達は君が世界一の歌姫になることを祈って、ここへ置いていったんだ!」

「離゙じでよ゙ゴ゙ー゙ド゙ン゙!゙ジャ゙ン゙グズ!゙ジャ゙ン゙グズ!゙ジャ゙ン゙グズー゙ー゙ー゙!゙」

 

「全く相変わらず、デカイ声出しやがる。俺の娘は」

「まだ戻れるぞ。お頭」

「冗談言うな。……お前ら!俺達の娘の、歌姫の始まりの日だ!笑って別れよう!」

 

ワッハッハッハッハッハ

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「ウタ!これやるよ!」

「何これ?」

「麦わら帽子のマーク!俺達の新時代のマークだ!」

「……あ、あぁ、麦わら…帽子」

「俺達の新時代の証だ!これやるから持ってろ!」

「えぇ…まあ、いいけどさ…」

 

 

 

「はぁ~、結局誰もライブに来なかったな。」

ゴードンに黙って購入した拳銃を取り出す。これを使えば楽にしねるらしいから。

 

 

ルフィが書いてくれた新時代のマーク、左手のアームカバーに付けておいた。

ゴードンにもそれが何かって聞かれた。けど教えてあげなかった。だって、普通に見たら瓢箪にしか見えないけど、私しか知らないルフィとの絆。

ルフィといつか会えたらってずっと思って過ごして来た。けど分かってた。誰も来なかった。ごめんねゴードン。ずっと面倒を見てくれたのに。

決めてたんだ。今日誰も来なかったら、もういいかなって。ごめんなさい。恨んでるし大嫌いだけど、もう一度会いたかった、シャンクス。

ルフィ、あなたの思い出で今まで生きてこれた。だけど、もう辛くてしょうがないの。だから、ありがとう、ルフィ。

 

拳銃に弾を込め、頭に当てる。やっぱり怖い。

死ぬのは怖くない。でも、もうシャンクスとルフィに会えなくなるのが怖い……。

けど、どうせもう会えない。その中で生きていく勇気が私に無い。

「大好き、ルフィ、シャンクス、ゴードン」

そして引き金を引いて……引けない…そんなに力無かったっけ

 

 

「なに馬鹿なことしてんだよ。」

「ル……フィ?」

「おぅ、久しぶりだなウタ!」

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そして寝ます。明日の午前中に多分また投稿します

 

 

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「ルフィ…わ、わたし、ね。ずっと辛くて。」

「おぅ。」

「ゴードン、はいる、けど。辛く、て。死にたくて、ね。」

「……」

「ルフィも、いない。シャン、クスもいない。わたし、私……」

「もういい。よく頑張ったなウタ」

「う、うぁ…うっ、あ、ルフィィィィ!」

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「落ち着いたかウタ」

「うん……来てくれてありがとう、ルフィ」

「気にすんな。ところでよ、ウタ。本当なのか?ゴードンが言ってた計画って」

「ヴ゙ェ゙!なんで言うのよゴードン!」

「おっさんはお前の事を心配してたんだ。というか、その、誰もいないのにやったってしょうがねぇだろ……」

「……言わないで。私も気にしてるから……」

「わ、わりぃ……」

「……だってさ、私。ルフィと新時代を作るって約束したのに、何も出来てないじゃん」

「ウタ?」

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私はね!新時代を作って歌で世界を平和にする!世界の歌姫、ウタだよ!

じゃあ俺も作る!新時代!

ルフィはどんな新時代を作るの?

そうだなぁ~どんなのにしようかな~

 

「結局、歌はいつまで経っても上手くなれなくて、ゴードンが練習に付き合ってくれのも申し訳なくて。私には何も出来なかった。………出来た事と言えばSSGが出すゲームを毎回ランキングトップを取って、ゲーム配信ランキングでトップに入り続けた事だけ……」

「もうそれ才能じゃねぇか……」

「ルフィは優しいね。こんな事でも誉めてくれるんだから…」

「え、いや本当に」

「けど、約束した新時代なんて私には作れそうに無かった……だから、その……自分が情けなくてしょうがなくて……このまま行き続けるぐらいなら、いっそ全部終わらせてしまおうかなって………あと……」

「あと?」

「……な、なんでもない!」

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64二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 14:20:0523報告

い、言えない。私の歌を聞いてくれるのはルフィぐらいだったから。ライブに来てくれるとしたら、ルフィに違いないと思って……ルフィと永遠にウタワールドで過ごせたらいいのになんて言えない!

「ウタ、顔赤いけど大丈夫か?」

「だ、大丈夫!だから顔近づけないで!」

「わ、分かった。」

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「お前の言いたい事は分かった。とりあえず計画はやめろ」

「はい……」

「よしっ!そしたらこれで解決だな!久しぶりに勝負するか!俺の356連勝中だから、これで勝てば357連勝だな」

「何言ってんの?私の356連勝…ってあれ?今が356戦目じゃないの?」

「この前の配信で30分気絶しないで聞いてたからな。合ってるぞ」

「ルフィ……やっぱり聞いててくれてたんだ。よしっそれじゃあ!早速行くよ!私は最強!」

「来いっ!ウタ!」

 

「ぐっ、凄いな。ルフィ君は。特別製のヘッドホンをしていてもダメージが大きいのに、あの至近距離で耐えるとは…。昔から聞いていたというのは本当だったのか……」

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