閲覧CP注意 ここだけウタの歌が死ぬほど下手な世界SS その2
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「ふぅ、どう?ルフィ。私の勝ちでしょ?一瞬だけど、意識飛んでたよ」
「いや、ちゃんと起きてたぞ!俺の357連勝だ!」
「私の357連勝!」
「………」
「………」
「フフっ」
「にっしっし」
「なんか懐かしいね。この感じ。昔に戻った、みたい、で………」
「ウタ……ほら」
「あっ、ルフィ……ごめん。もうちょっとこのまま」
「ありがとうルフィ君。君のおかげでウタは……ん?電伝虫の視聴者が2人?ん?もしかして二人のやり取りが全部流れて…いる?」
「やるじゃない!ルフィ」
「きっちり決めたな。まあ俺達の船長だ。あれぐらいやってもらわないと困る」
「ルフィはあくまで友達ルフィはあくまで友達」
「いや、無理があるでしょお頭」
「失せろ」
「うわぁ!突然の覇気はやめてくれお頭!新入り共が泡吹いてる!」
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「そう言えばルフィって今は何やってるの?」
「俺か?俺は海賊やってる。海賊王になるんだ!」
「そっ…か。海賊か。」
「おぅ、そうだ。良かったらウタも」
「ねぇ、ルフィ。海賊やめなよ」
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「ウタ?」
「海賊ってさ。悪い人達なんでしょ?ゲーム配信やってる時、視聴者の人達が皆言ってたよ。突然やって来て、全てを奪っていく、安心して生活が出来ないって。ルフィもそういう事するの?」
「俺はそんな事しねぇ!中にはそういう奴もいるかもしれねぇけど、皆が皆そうじゃねぇ!」
「そうかもしれない!けどそういう人達がいるってだけで皆は怖がってる!私だって、いつどうなるか分からないし、怖いよ!」
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「ねぇ、ルフィ。ここで一緒に暮らそう?海賊なんてやめてさ。昔みたいに、楽しく過ごそうよ。」
「出来ねえ。俺は海賊王になる。仲間も船で待ってる。」
「そう。私なんかより仲間達と一緒にいた方が楽しいんだ。」
「そんな事は言ってねぇ!」
「………ルフィ、あんまりこういう事したくないけど。言って聞かないならしょうがないよね。私の本当の力、見せてあげる」
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「まさか、ウタは…ルフィ君!耳を塞ぐんだ!ウタウタの実の能力!ウタは使えていなかったわけじゃない!使っていなかっただけだ!」
「ゴードンのおっさん!?」
「そうだよ。ゴードン。だって使ったら体力めっちゃ使うし、使う場面も無かったし………」
「それはまあ、確かに……」
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「と、ともかく耳を塞いだぐらいじゃ、私の声は防げない!行くよ、逆光!」
「♪~~~~」
「…………」
「♪~~~~」
「…?」
「♪~~~~」
「???」
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「なんで寝ないのよ!一応昔は使えたのに!」
「はっ、もしかして」
「分かるのか!おっさん!」
「ああ、あくまでもしかしたらだが。その、ウタウタの実はウタの歌を、えー、歌として認識していない……のかもしれない。昔使えたというのは、その、昔より歌が………」
「ゴードン?」
「それって要するに歌が下手になり過ぎてって事か………ブフッ…」
「!!!ルフィ今笑ったよね!絶対笑った!」
「わ、笑ってねぇ!お前の歌を笑うもんか!」
「嘘!さっき絶対笑った!う、うぅ~~~、もうルフィなんて嫌い!だいっ嫌い!どっか行ってよ!」
「お、落ち着けウタ。いてっ!叩くなって。いで!俺が悪かった!」
「嫌い嫌い嫌い!久しぶりに会えたのに……グスッ。もうやだぁ!帰ってよぉ、もう。ルフィなんて嫌い……」
「ほら、どぉどぉ。」ギュッ
「離してよぉ……うぅ」
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「いい加減機嫌直せって。というか、先に仕掛けてきたのはお前で、俺にぶっ飛ばされても文句言えないんだぞ。お前」
「……じゃあ殴ればいいじゃん。そっちの方がお互いすっきりするよ」
「馬鹿。俺のパンチはピストルより強ぇんだ」ナデナデ
「昔はよくやってたじゃん。ぐるぐるへなちょパンチ」
「あれは本気じゃねぇ」ギュッ
「ふん………負け惜しみ……」
「昔みたいにやらねぇのか?」
「……ふんだ。やってあげない」
「にっしっし、負け惜しみ~」
「ムカつく!」
「いてぇ!けど痛くねぇ!」
「むぅーー!」
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「(なんか落ち着いたみたいだし、離れていようか。これ以上ここにいるのは無粋だ。あと)」
「これも友達なら当然これも友達なら当然これも友達なら当然」
「そうだな友達なら当然だなお頭」
「あれ?ゴードンが来るぞ。あっ電伝虫が切られた。」
「何やってんだゴードン!あいつらが新時代したらどうするつもりだ!」
「(見てたのはルフィ君の一味と、シャンクス達だろうか。すまないが、これ以上は野暮というものだろう)」
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「はぁ………もういいよ。ルフィ落ち着いたから」
「本当か?もう変なことはしないな」
「ウタウタの能力が使えないんじゃ、何も出来ないよ。私のことなんか気にせず、早く船に帰って下さい」
「拗ねるなって……」
「ふん」
「まあ、ほら。離したぞ。けどお前この後はどうするつもりで」
「あははは!油断したね?ルフィ!まだ私には、奥の手がある。」
「そうなのか」
「せめてもうちょっとリアクションしてよ!どうせまた失敗すんだろみたいな顔するな!」
「見聞色の覇気が使えるのかウタ!?」
「見聞色って何か知らないけどあたしの言った事が当たったって感じだね!」
「ち、違うぞ!ウタなら出来る!何やるか分からないけど!」
「敵を応援しないでよ!」
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「私はね。見つけたの。エレジアの城の地下に隠してあったこの楽譜を」
「楽譜?」
「そう。トットムジカの楽譜をね!」
「馬鹿な!トットムジカの楽譜だと」
「知ってんのかゴードンのおっさん!」
「ああ、あれはエレジアに眠る古代兵器。ウタウタの実の能力者が歌うことで起動し、国一つを一晩で容易く破壊すると言われている!駄目だ!ウタ!多分起動しないだろうが、歌ってはいけない!」
「よせ、ウタ!万が一を考えたら歌ったらヤベェ!」
「ゴードンもルフィも本当に嫌い!」
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「ハァッ、ハァッ……ルフィには一つ、謝っておくね。本当は私、海賊がどうとか新時代がどうとかどうでも良くてね。」
「じゃあ、なんでこんな事をするんだ」
私はね。ルフィが好きだから。ライブを開いたのも、この前配信で私の歌を聞いてくれた人がいたから。私の歌を聞いてくれたのはルフィだけだったから、ライブを開いて、そこにルフィが来てくれればいいなって、ただそれだけだった。
そしたら本当にルフィが来てくれた。
新時代計画ももし、ルフィが来てくれたら、一緒にウタワールドでずっといられたらって私の独りよがりの計画。
けどそれも失敗した。私にはルフィを引き留める力なんてないし、ルフィに付いて行く事も出来ない。ここで別れたら、またルフィに会えなくなる!そんなの嫌だ!それぐらいなら全てを破壊して、全て終わらせてやる!
「だから、さ。ルフィ。選んで?私か、海賊王か。」
「ウタ。やっぱりお前馬鹿だろ。」
「………は?」
「海賊王にはなるし、お前も俺の物だ。だから、全部受け止めてやる。全力で来い!」
「ーーーッ!???!?」
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「ど、ど動揺させようとしたって無駄だよ!本当にやるからね」
「いいぞ。けど、全部終わった後は覚悟しておけよ」
「ひ、ひゃい」
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「私は12年間このトットムジカだけは欠かさず練習をしてきた!全てはこの時のために!」
「え?ウタ?毎日歌ってたのか!?トットムジカを!?」
「行くよᚷᚨᚺ ᛘᚨᚾ ᛏᚨᚲ ᚷᚨᚺ ᛘᚨᚾ ᛏᚨᛏ ᛏᚨᛏ ᛒᚱᚨᚲ」
「不味い!ウタの言ってることは本当だ!一応歌として私にも聞こえる。なんで他の歌を毎日ちゃんと歌わなかったんだ!ウタ!」
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その楽譜はずっと待っていた。まだ幼いウタウタの実の能力者がエレジアを訪れるも、実力が足りなかった。
楽譜は彼女のそばに近づき、彼女を魅力した。彼女は自分で楽譜を手に入れ、自分の意思で歌っていたつもりだが、それは違う。トットムジカがそうさせた。
全てはトットムジカの名の元に。怒れ
集え 謳え 破滅の譜を
トットムジカの願いは果たされる
無数な音符の騎士と共に巨大な化け物が顕現する。
周囲に音符が溢れだし、見た目はまるでかかしのよう。両の腕は鍵盤で、顔はさながらピエロのような愉快さ。
しかしこの化け物こそが正真正銘の魔王。トットムジカである。
そして顕現したトットムジカは
消えた。
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「ど、どこ行ったんだ!」
「え?どういう事?今なんか出てきてたよね!」
「おそらくだが」
「知っているのゴードン!?」
「おそらく、最初の方は一応歌えていたから出てきたが、途中からちょっと……歌として」
「もういいよ……下手って言って…」
「ウタ……途中までは本当に良かったんだぞ?今までで一番上手く歌えてたと思う」
「あとトットムジカ以外の曲を歌いなさい、ウタ。練習すればそれなりには歌えるようになるはずだ」
「さてと、それじゃあウタ」
「あ、はい」
「分かってるな」
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「ゴードン助けて!」
「今回ばかりは自業自得だ。きっちり罰を受けてきなさい」
「よし、行くぞウタ」
「ヒェッ!お、お姫様抱っこ……」
「今日は朝まで抱いててやる」
「ーー🤍ッーーー!」
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「ルフィ……抱いててやるとは言ったけどさ」
「おぅ、言ったぞ。」
「本当に抱き締めてるだけとか……」
「………何かしてほしいのか?」
「や、やっぱいいです!こ、こんどお願いしましゅ………」
「ししし、にしてもここ懐かしい感じがするな!」
「うん。フーシャ村にいた頃によく行った丘を思いだす。……寂しくなった時はいつもここに来てたんだ」
「ウタ」
「ひぁっ!と、突然ギュッとしないて頂けると助かりますというか」
「ははっ、なんで敬語なんだよ」
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「あー、にしても疲れたな。わりぃ。ちょっと寝る!」
「え、ちょっと!……もうムードの欠片も無いんだから。」
ごめんね。ルフィ。せっかく会えたのに迷惑ばかりかけて。け、けどルフィあの時の話しってさ
海賊王にはなるし、お前も俺の物だ
あれってそ、そういう事でいいのかな?
「全くもう聞きたい事もいっぱいあるのに、一人気持ちよさそうに眠っちゃって」
まあ、私が色々迷惑かけて疲れさせてしまったんだろうけど……うぐっ、申し訳なさで胃が痛い。
あの後トットムジカの楽譜はルフィがあっさりと破いてしまった。
その後はなんだかいつもより気分がいいというか、スッキリした感じがする。
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なんとなく今なら歌える気がする。子守唄として、歌ってあげようとする度にルフィが変な顔をしていたあの曲を
「♪~~~」
「ウタ」
「あ、ごめん。ルフィ起こしちゃった?」
「いや、上手だったぞ。今の」
「いいよ。同情とかお世辞は逆に辛いよ」
「いや本当に。さっきまでと比べ物にならねぇ。もうちょっと聞いてたいから、歌ってくれよウタ」
「ま、まあそういう事なら、いいけどさ」
私の歌を聞いて、また眠り出したルフィ。私も憑き物が落ちたような気分だ。
今日予定していた、ちゃんとしたライブは出来なかった。
けど夜空の丘の下で、ルフィだけの為のライブ。今日のライブはエンドレス、という訳にはいかないけど、私が疲れるまで歌っちゃおうかな。
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「ルフィ……」
寝込みを襲うのは卑怯?ふふっ、聖者でも相手にしてるつもり?私はあのシャンクスの娘であなたの幼馴染だよ?
だから、ちょっとズルいかもしれないけど、いいよね?
ルフィの顔に私の顔を近づける。それだけで胸がドキドキして、顔が赤くなり、熱を帯びていく。
ルフィの唇に、私の唇を近づける。いいのかな?本当にいいのかな!………
ええぃままよ!私は決心して、ルフィに……キスを………
誰かの手が、優しく私の頭の上に添えられた
「え?」
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「ウタ、お父さん不純な異性交遊は許しまs」
「何してんだお頭ァ!」
「何してんだ!馬鹿親ァ!」
シャンクスが私の頭に手を置いてキスを邪魔した後、ベックマンの蹴りとオレンジ色の髪の女性の殴りがシャンクスをぶっ飛ばした。
はい?
「悪かった。ウタ。あっちの方でお頭を押さえておくから。まあ、終わったら声掛けてくれ。」
「ごめんなさい。邪魔しちゃって。私達はあっちの茂みにいただけだから。気にせずごゆっくり」
「ウ、タ、お前の歌、を」
「黙ってろお頭」
はい?
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「なぁ、ウタ。シャンクスの声が聞こえた気がしたんだけど。」
「大丈夫だよ。そんなのいなかったから」
「そ、そうか。なんか怒ってねぇか。お前」
「大丈夫。ルフィに対してじゃないから。ごめんね。起こしちゃって」
「いや、お前までここで寝させるわけにも行かねぇし、ゴードンのおっさんが言ってた城に戻ろうぜ。けどおっかしぃな。ベックマンの声も聞いた気がするんだけど。」
「気のせいだよ。」
「キスは地域によっては挨拶キスは地域によっては挨拶キスは地域によっては挨拶」
「やめとけお頭。本当にウタに嫌われるぞ」
「赤髪ってけっこう大人気ないんだな」
「ルフィも起きちゃって結局キス出来なかったじゃない!あのアホ四皇!」
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「ただいま。ゴードン!なんだか私、ちゃんと歌が歌えるようになった気がするの!ちょっと聞いてもらっていい?」
「分かった。ちょっとヘッドホンを持ってくるから待ってなさい」
「…………」
「いや、しかしなウタ」
「本当だ。ゴードン。俺がさっき聞いたけど、凄く綺麗な歌声だったぞ。」
「ル、ルフィ///」
「分かった。信じようウタとルフィ君を。」
「本当だ。しかし何故突然……いや、もしかしたらこれは……」
「もしかしてウタウタの実の覚醒!?シャンクスが昔、悪魔の実には能力が覚醒する事があるって!」
「それは分からない。しかし、トットムジカの楽譜を処分した事が関係していると私は思う。」
「あの楽譜か。」
「ああ、ウタはトットムジカの楽譜はどこで手に入れたか覚えているかい」
「うーん。私、自分で見つけたと思ってたんだけど、今思えばある日突然部屋にあって。なんでか練習しないとって考えてたんだよね」
「やはり。トットムジカの楽譜はウタウタの実を食べたウタを見つけ、忍び寄ったのだ。しかし、想像以上にウタの実力が足りなかった。だからウタの歌唱力を楽譜を歌わせる為だけに使わせていたのだろう。」
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「つまりあれか?歌が下手だからトットムジカの為だけに練習させたけど、結局」
「その先を言ったら眠らせてお仕置きするよ」
「ま、まあトットムジカの楽譜を消した事でウタも解放されたのだろう。ありがとう、ルフィ君。君が来てくれたおかげだ。」
「いや、俺本当に来ただけだし……来て話してたらなんか終わったっていうか………」
「ルフィが来てくれて!!トットムジカを倒してくれなかったら大変な事になってたね!!ね!?ルフィ!」
「え?勝手に消え」
「ね!ルフィ!」
「そうだな……」
「………けど、迷惑をかけたのは本当の事だから……ごめんなさい。それと来てくれてありがとうルフィ」
「それこそ気にすんな。俺が来たくて来たんだし、特に何かあったわけじゃねえし」
「大変な事が起きて!迷惑かけてごめんね!ルフィ!」
「…そうだったな。気にすんなよ…ははは」
「(ごり押しが過ぎる………)」
「それにして……も…」フラッ
「大丈夫か、ウタ」ギュッ
「ごめん、やっぱりちょっと疲れちゃって」
「今日は色々あったんだ。早く休んだほうがいいだろう」
「よし、ウタ。お前の部屋どこだ?」
「ん~あっちの方…」
「あっちってどっちだ」
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「ありがとうルフィ君。ウタをよろしく頼む……む。外が騒がしいな。赤髪海賊団とルフィ君の仲間達かな?」ガチャ
「ウタは俺の娘だ。それを奪おうってんなら…死ぬ気で来い!」
「俺達の家族だ!お頭!」
「お前ら!死んでもお頭を城に入れるな!これ以上お頭がウタに嫌われない為に!」
「俺達の船長と幼馴染の大事な初夜だ!あの馬鹿髪を止めるぞ!」
「あ、馬鹿親父!」
「今はそれどころじゃねえ!馬鹿息子!」
ゴードンは何も言わずドアを閉めた。
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「な、なあウタ。外からすげー音がするんだけど。」
「気にしなくて大丈夫だよ。ほら朝まで抱いててくれるんでしょ?もっとギュってして」
「おぅ。」ギュー
「んっ。ルフィ~ナデナデも」
「いいぞ」ナデナデ
「気持ちいい…ルフィ」
「“鬼気”“九刀流”“阿修羅”!」
「魔神風脚!」
「ルフィの友人か。なかなか強いな。だがっ!」
「そこを動くなお頭」
「うぉ!ベックマンお前本気で殺そうとしてなかったか?」
「ウタの為だ。そんなに怖いか?新時代が」
「言うなベック!」
「泣くなよ……」
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「なんか外からすげえ覇気とあいつらの声がする……」
「スゥ~、ん……ルフィ…」
「わりぃ、ウタ。ちょっと行ってく……力つよっ!ちょ、少し離れるだけだ!」
「ん~~!」
「まあ……あいつらなら大丈夫か」
「もう諦めろ。お頭。ここまで時間が経てば流石にもう終わって眠っている頃だ。」
「そう…だな。これ以上は不毛か」
「やれやれ、しつこい父親は嫌われるぜお頭」
「おめーは何もしなすぎだ!クソ親父!」
「うぐっ」
「なんてな!わっはっは、油断したなお前ら!俺にはまだ奥の手があるぞ!」
「「「いい加減にしろ!」」」
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