【閲覧注意】堕ちた歌姫と世界一有名なAVD男優
NeraDANGER!!
この小説には以下の要素が含まれます
・過激な描写、尊厳破壊、生殖行為、性依存症、特殊プレイ、慰めックス
1つでも抵抗がある場合は閲覧しないでください
この世界には、音貝<トーンダイアル>という貝が存在する。
音が録音する機能があり、空島しか取れない希少品であった。
そのせいでぼったくりの価格で悪徳商人に売りつけられているのが現状だった。
しかし人工養殖に成功して『TD』という記録媒体として音楽を届けるようになった。
「“海軍の歌姫”の新曲だ!!いくらでもあるから慌てずに列に並んでください!」
そこで生まれたのは、歌や曲を録音して好きな時に再生させるという娯楽だ。
もちろん世界政府もその流行を把握しており、検問するべき物をあえて受け入れた。
むしろプロパガンダをするうえで有効活用する為に積極的に取り入れた。
そこで生まれたのは、海軍に所属するウタという女を使った歌姫計画である。
「ウタちゃん!!」
「UTA!UTA!UTA!」
「今週のTD販売はウタが独占、新曲は200万部を売り上げる大ヒットです!!」
結果は大成功を収めて海軍に対する堅苦しい印象を緩和させた。
大海賊時代という弱者が虐げられる時代に数少ない娯楽は希望の光になっていた。
あっという間にTD業界の7割を独占したウタの楽曲はいつまでも続くと思われた。
世界の支配者たる天竜人のチャルロス聖が世界一の歌姫に手を出すまでは。
「ウタちゃん…なんで」
「ウタちゃんの歌声がいつまでも聴ける世界はないのかな…」
「世界貴族が悪いのに…どうしてTDもウタグッズも発禁なんだ…」
たった1日にして“海軍の英雄”の孫であり未来の海軍大将であるルフィ大佐。
累計1億のTDを売り上げた“海軍の歌姫”ウタ准将が海軍に追われる羽目になった。
後に“赤髪のシャンクス”の娘、革命家ドラゴンの息子という衝撃的な事実が発覚。
世界の海は大きく荒れて大海賊時代が大きく加速して、世界中が混迷を極めた。
「号外!海軍とNEO海軍が激戦!両軍の合わせた死傷者は5万人以上!」
「ビッグマム海賊団と百獣海賊団が海賊同盟!戦争は近いぞ!」
「“赤髪のシャンクス”が大暴れ!海賊も海軍も彼を止める事はできないのか!?」
「世界中の著名人が電撃引退。原因は世界貴族に身の危険を感じたせいか!?」
世界経済新聞を筆頭にあらゆるゴシップ紙は悲観的な情報を次々と記していた。
膨大のウタグッズや今まで発売されたTDは発禁となり、ファンを悲観させた。
それを逆手にとってマフィアが闇市でそれらを扱い、事業を大きく躍進させていた。
そんな世紀末の時代に画期的な貝の人工養殖が成功したというニュースが出た。
「映像貝<ビジョンダイアル>の人工養殖が成功したぞ」
「これが何になるって言うんだ…」
しかし音を記録するTDと違って映像を記録する『VD』は売り上げが伸びなかった。
海賊に焼かれた街を映し出したり、悲観的な情報を記録するのに使われたからだ。
中には、海賊や敵対勢力が見せしめに虐殺した映像を残しており負の発明とされた。
「本当にやるのか?」
「うん、これでお金を稼げるなら……ルフィと愛するだけでお金を稼げるならやる」
VDの歴史を大きく変える分水嶺に立ったのはまたしても世界一の歌姫だった女だ。
自分が歌ったせいで魔王が目覚めてエレジアの国民3万人を虐殺したという過去。
自分の歌のせいでルフィの人生を台無しにして命を狙われている現在。
自分の存在のせいでどんどん悪化する大海賊時代という先行きが見えない未来。
あっという間に精神崩壊したウタは、辛うじてルフィに延命させられていた。
「でもよ。みんなにバレるぞ?賞金稼ぎなら…」
「私が手を汚すのを断固として拒否したのはルフィじゃない」
「そうだった。ごめん…」
生き残るために民間人すら襲撃して血で手を汚す生活に2人は疲れ切っていた。
食欲も睡眠欲も満たせずに追い詰められて心中も考えたカップル。
お互いしか信じられず激しく肉体を交える事しかできなくなっていた。
そんな彼らに希望となるかもしれない求人のチラシを見て遥々ここまでやってきた。
「早くしないとAVDの面接が打ち切られちゃう!」
「ああ行くか!!」
AVDは、成人向けの映像を記録したVDの事だ。
世界最古の職業が娼婦と言われる様に性産業は、いつの時代にも需要がある。
しかしAVDの売り上げはTDと比べて遥かに売り上げが少なかった。
理由は大海賊時代という背景である。
《やめてぇ!!いやあああああ!?》
海賊に拉致された女たちが強姦されるAVDを筆頭に碌な物がなかったからだ。
流通するAVDは、罪なき女性が消費される悲惨な物で売り上げが伸びるわけがない。
一応、映像として記録できる媒体が故に世界政府から何とか発禁させずに済んだ。
そんな斜陽産業となったVD業界は、事業を拡大する“道化のバギー”と手を組んだ。
「だったら有名な純愛カップルのAVDを発売すれば良くねぇ?」
安く売り飛ばされた映像貝養殖所とVD量産工場を買い取った男が告げた。
その一言で一致団結したVD産業界は、最後の巻き返しを図ろうとして大きくコケた。
まず、海賊や天竜人に狙われるという事で著名なカップルの応募が一切なかった。
道化のバギーが海賊というのも拍車に掛かっていたのだろう。
「やっぱダメか。しゃあない打ち切るか!」
1カ月間募集してみて1組も応募がなかったと知ったバギーはすぐに考えを改めた。
これ以上やっても赤字だと分かってしまい、本日をもって打ち切ろうとした。
そして面接席で座っていた彼は、大赤字に頭を悩まして次の事業を考えていた。
すると終了間際に顔馴染みの男女が応募してきて思わず椅子から転げ落ちた。
「麦わらぁ~~!?しかも紅白頭お花畑ぇ!?」
「「なんだ赤っ鼻か」」
「誰が真ん丸の赤っ鼻だ!ボケナス共ぉ!!」
「「そこまで言ってない」」
不俱戴天のルウタに出会って憤慨したバギーだったがすぐに冷静さを取り戻した。
TDの売り上げに大きく貢献した歌姫とその女にあてがう種馬が揃っている。
ここまで純愛カップルは存在しないと考えた彼は私情を抑えて採用した。
「「やった!!」」
「ところでお前ら分かってんのか!?性を売るんだぞ!?」
「おれがウタにたっぷりとマーキングすれば良いんだろう?」
「ルフィとドッキングしてアンアン喘げば良いんでしょ?」
「本当に分かってるのかこいつら……一生情事が残るんだぞ?」
映像媒体に残すという事は一生、その情事が残ると言う事である。
その深刻さについて何度も説明したが分かった感じがしないバカップル。
バギーは溜息を吐いて、さっそく海賊団のスタッフを動員してAVDの撮影を始めた。
作るのは、もちろん純愛AVDである。
「ああん!見られているのにぃ!激しぃ!ああっ!!」
「ごめん…もう限界」
「きてぇ!やあん!ああっ!あああああああああああ!?」
10人の撮影スタッフに見られながら身体を交わるカップルは興奮していた。
愛する人と繋がる行為が全世界の人々に知られるという羞恥心すら性欲に変換した。
たった今、2人は果てて歌姫だった女の股間に濃厚な男の体液が流し込まれた。
お互いに快楽を存分に味わって無防備な姿で撮影されているのを忘れていそうだ。
『うわ…背徳感すげぇなこれ…とりあえずシャンクスに詫びの手紙を入れとくか』
海賊王の船で兄弟分だったシャンクスの娘と彼に息子のように可愛がられた少年。
どっちもシャンクスにとって大事な2人を性産業として消費する背徳感。
さすがに面が厚いバギーすらも2人の堕ちた姿を見て衝撃を受けた。
世界一の歌姫が泡姫に、英雄が男娼に身を落とした事実から目を背けたかった。
「とりあえずご苦労さん!これは謝礼の50万ベリーだ!」
「「えっ?こんなにもらっていいの!?」」
「お前ら!!自分の価値を何だと思ってんだ!?」
せいぜい5万ベリーもらえたらラッキーだと思った2人は喜んだ。
余りにも馬鹿っぷりにバギーがツッコミを入れ参謀のカバジがその様子を撮影した。
このシーンをカットするか迷ったが同盟していたアルビダの提案でそのまま収録。
即座に映像を複製する作業に取り掛かった。
「せっかくだから派手に50万部のAVDを作ってやったぜ!」
「絶対にコケると思うんですが…」
「どうせなら派手にやってコケようじゃねぇか!!」
副船長のモージは膨大な数のAVDに呆れたが船長はやる気だった。
とはいえ2人共、未成年であるのでお父さんの許可が必要である。
シャンクスに完成したAVDを謝罪の手紙と共に送ったら返答がすぐに来た。
真っ先に書かれていたのは、『2人を幸せにしてくれ』という文字。
相当悩んでいたようだが、シャンクスから許可をもらって彼は販売を開始した。
ドラゴンの方は「事実確認をする」と発言してそれっきり反応が無かった。
「ファンのみんな……私をどう思うんだろう…」
「どうもしねぇよ。おれはウタが居るだけでいい。それだけだ」
「そうだよね。一緒に愛し合うだけでお金を稼げるならいいよね」
ウタとしてファンに思う事はあったがすぐに肉欲に溺れた。
いくらファンの事を想っても腹は満たせないしお金も稼げないからだ。
50万部のAVDの初動売り上げは…乏しい結果で終わった。
『世界一有名カップルの純愛ADV』と謳い文句で逆に警戒されたからだ。
「あれ?これってウタちゃんとルフィ大佐!?」
「確かに世界一純愛だ。間違いない」
世界を敵に回してでも天竜人に手を出して逃避劇をした2人。
世界政府によって話題を禁じられても噂話や詩人が唄にして語り継いだ。
ADVを見た人物が口コミや電伝虫で拡散して大反響し、2週間後には完売となった。
「バギー船長、完売しちゃいましたね」
「やべぇ…本気で売れるとは思わなかった」
「世界中から続編はないのかという問い合わせが来ていますが?」
「モージ、もちろん用意してやったぜ!乗るしかねぇなこのビッグウェーブに!!」
後世で現存する最古のAVDとして残される『世界一純愛のADV』は成功で終わった。
その成功を受けてバギーはさっそくルウタAVDの3作品を各50万部で売り出した。
『慰めックス』『比翼連理』『堕ちた英雄たちの寝床乱舞』もすぐに売り切れた。
「ウタが元気そうでやっているなら…」
「ルフィ元大佐が相手なら…」
純粋な歌姫と若き英雄のファンたちも元気そうな2人を見て複雑な感情をした。
だが2人の幸せを願って影ながらも応援した。
天竜人殴打事件が発生した当初は、現行犯で処刑されたという情報が流れた。
それに比べれば、この程度なんてそこまで動揺される事はなかった。
むしろ煽り文句の世界一の純愛カップルの愛に感動していた。
もちろん、本来の用途である自慰に消費されている。
「ルフィの口はね!私の頭を食べちゃうほど大きいの!」
「何言ってんだ!!そんなわけねぇだろう」
「ほら!もぐもぐ(入ったぞ)!!」
「何やってんだクソゴム!!さっさと吐き出せ!ウタは食べ物じゃねぇ!!」
精神が壊れかけている2人は特殊プレイを勝手にやってバギーに突っ込まれた。
今回も純愛の撮影だったのに捕食プレイとかいう有様で彼は断固として阻止した。
AVD監督のバギーが常識人というやり取りも購入者には受けていた。
AVD出演者が精神的に狂っているので清涼剤になっていたのだろう。
「それにね!私の股間はルフィの頭も受け入れるの!!」
「んなわけねぇだろう!サイズを考えろ!!」
「生命帰還!!……入ったよ!ルフィの頭が!!」
「そこは頭を入れる場所じゃねぇよ!!特殊プレイは別でやれ!」
あまりにもぶっ飛んだ内容により要望を受けて特殊プレイ専用AVDも生まれた。
ルフィの指が触手の様に動いてウタを蹂躙する『触手プレイ』。
唄を歌う歌姫の股間の中を伸びた舌で愛撫する『歌姫、禁断のライブ』。
全裸に首輪と手錠をされた2人が牢屋で愛し合う『喋る家畜たちの交尾プレイ』。
ここまで尊厳破壊をするAVDにシャンクスとドラゴンの報復を予想した者もいた。
「赤髪と協力する事となるとは…」
「おれも同じだ。だが娘の為には一肌脱がんといかんと思ってな」
ところが報復をせずに四皇と革命家が手を組んで『パパ同盟』を結成した。
きっかけは「避妊道具を使った事がないのか!?」というバギーのツッコミだった。
それで孫の誕生が近いと考えた2人は孫の為に新時代を創ろうとしたのだ。
彼らの部下たちは困惑しつつもルフィとウタが幸せになれる様に尽力した。
「内戦をやっているのも馬鹿らしい」
「2人が幸せなら何でも良いよ…もう」
海軍とNEO海軍の内戦もルウタのAVDが広まるにつれて沈静化していった。
精神が壊れかけた英雄だった者たちの会話を知って秩序を保とうとしたのだ。
末端の兵が慕っていた2人のAVDを見て士気が激減していたのもある。
エロは世界を救うという格言があるが実際に達成されてしまった例とされた。
「下手くそなプレイだね!カイドウ!おれらがお手本を見せてやるか!」
「ふざけんなクソビッチが!!誰がお前の男だ!!さっさとくたばれ!!」
ルフィとウタのAVDを見たビッグマムは鼻で笑ってカイドウで手本をしようとした。
もちろん彼がそんな事を許すはずもなく海賊同盟は解消、全面戦争が始まった。
世界に戦争を仕掛けようとした2人は主力と兵器を潰し合って疲弊した。
「すまんなビッグマム、カイドウ。おれの孫の為に犠牲になれ」
「ルフィの奥さんと孫を守るためだ。新時代の礎となれ」
そんな隙を『お父さんズ』が見逃すはずもなく四皇の2人を撃破。
荒れ狂う海賊界は、最強のお父さんたちによって強制的に変えられた。
「おれたちの邪魔をするなよ!!」
「そうだよ!私たちの天職の職場に手を出さないでよ!!」
バギー海賊団にAVDの同業者や世界政府の刺客が襲撃したが全て撃破された。
ルフィとウタからすれば、伴侶を愛し合うだけでお金がもらえる職場。
もはやAVDに出演したくてお金をもらっている彼らは職場を失いたくなかった。
こうして極悪AVD産業は、ルフィとウタによって物理的に排除されてしまった。
そしていつの日か、世界を変えた“道化のバギー”が海賊王と世間から称された。
「バギー船長。海賊王おめでとうございます」
「なんか釈然としねぇ…」
AVDで稼いだ富、彼の過去と実績の名声、ルフィとウタを配下にしている武力。
かつて英雄と歌姫をプロパガンダにしていた世界政府はさぞかし後悔したのだろう。
世界政府が崩壊する前日、バギー宛に2人を保護したいという手紙が来た。
それをルフィとウタが配信中継で堂々と拒絶して翌日、世界政府は滅んだ。
「ルフィ…ルフィィ!!」
「やめろぉ…おれはウタだけのものなのに…」
世界政府が滅んだ日に発売されたAVDは全世界に衝撃を与える物であった。
『堕ちた歌姫と世界一有名なAVD男優の乱交パーティ』で発売されたAVD。
800年続いた世界政府崩壊より衝撃を受けた民衆により400万部が即日完売した。
「ルフィ!ルフィ…あぁ!!」
真っ青な肌に黒色の衣装を纏った2名のウタがルフィを襲っていた。
ウタである以上、抵抗らしい事もできず絡み取られた彼は必死に我慢していた。
だが、身体は正直のようでさきほど快楽に屈して体液を偽ウタに放っていた。
それを見て股間を弄って自慰をしているウタに白色のルフィが近づいて来た。
「やめてぇ放してぇ!!」
「や、やめろぉ…ウタを離せ…」
新たな扉を開いたウタは口では抵抗しているが下腹部の疼きに堪えきれなかった。
2人の白色ルフィに迫られて押し倒されたウタに呼びかけるルフィだが声は小さい。
既に偽ウタに身体が屈していた彼は無力感で打ちひしがれていた。
「何やってんだ!夫と妻を分裂させたら楽しそうって言ったのはお前らだろう!?」
「「あっそうだった」」
マンネリ化した純愛プレイから脱却を図ろうと試みた2人は特殊プレイに目覚めた。
ウタワールドなら色々できるので、進んでこの場で身体を交えるようになった。
本来なら生き物ではない貝は、その空間で撮影できない。
ところが電伝虫を通じて撮影が可能と判明した瞬間、AVDは新時代を迎えた。
「あひい!!あっ!ルフィと同じだぁ!!やああ!見ないでぇ!!」
バギーの一言でプレイ内容を思い出したウタはあっという間に理性を投げ捨てた。
背後に居る白色ルフィの股間部と接触した彼女は感触を楽しんでいた。
そこにもう1人のルフィが彼女の口を股間の部位で塞いで歌姫は串刺しにされた。
「なんだよ!!そっちがその気ならおれだって!!」
プレイを楽しみ始めたウタを見てルフィは嫉妬して黒ウタに飛び掛かった。
あっという間にルフィに屈した彼女たちは、ベッドの上で乱れて嬌声を出した。
それでもお互いが恋しくなったのか。
すぐにオリジナル同士で身体を交えて快楽を味わっていく。
「どうだ?おれのが気持ち良いだろう!!」
「んん!ぅん!!んぐうう!んん!!」
本物のルフィの股間に跨ったウタは黒ウタに背後から胸を押し付けてもらった。
そして耳元に吐息を吹かせて弱点である耳を弄ってもらって見悶えていた。
ついでに余った白色ルフィの股間の部位を口に含んでいる。
「ウタって!本当に!寂しがり屋!なんだな!!」
「むぐう!!んん!!んぬううう!!」
ルフィが腰を上げて奥に突く度に歌姫は淫らに快楽で身が震えた。
ルフィの身体だけではなく自分の肉体も愛せるようになった彼女は2度と戻れない。
「おまぇも一緒に行くぞ!!3、2、1!発射!!」
「「うっ!!」」
「むぐっ!!んんんんっ!!んう…ん……」
ルフィの呼びかけで白色ルフィもタイミングを合わせて体液をウタの中に放出した。
頭が真っ白になった女は、男の体液をたっぷりと植え付けられて解放された。
「どうだ?おれの勝ち…むぐっ!?」
勝利宣言をしようとしたルフィにウタは唇を合わせて白濁色の粘液を注入した。
彼女の唾液が混ざり合ったそれは彼の喉を無駄に潤していく。
「私に勝てると思ったぁ!?あひぃいい!!」
濃厚なキスをして伴侶の唇から離したウタは黒ウタに股間を舐められて絶頂した。
2セットになったルウタは、ウタの欲望から生み出された存在。
創造主の想像を超えて彼女たちは奉仕をし出した。
「ししし!じゃあ、やるか!!」
ルフィの言葉に4人が頷いて動けなくなったウタを蹂躙した。
5対1になった彼女は抵抗する事もできずに何度も意識を失って解放された。
ウタワールドが解除されて2人が全裸で仲良く抱き合った姿で映像は終わった。
「えぇ…続編希望が!?」
最初は出すか迷ったが、アルビダの一押しで販売する事にした。
大反響で続編希望が出たが、もう作る事ができずにバギーは悩むしかなかった。
そう、ウタが妊娠してしまい、僅か数か月の活動で電撃引退してしまったのだ。
しかし、お蔵入り映像を含めて300点以上ある映像を編集するには時間が掛る。
「もう引退しちまったんだがな。また呼べるかな…」
結局、販売用のAVD編集を全て終えた頃には引退から15年の月日が流れた。
その頃になると、さすがに大海賊時代は終わって新時代になっていた。
全世界でお尋ね者にされたルフィとウタは安全に暮らせるほど優しい世界になった。
「みんな!応援ありがとうね!引退しちゃうけど私たちはずっと一緒だよ!!」
最後に発売されたAVDは、ウタが妊娠で引退を表明するという内容で締められた。
だが、15年も経ってしまえば、状況は大きく変わっていた。
「ねえルフィ、長男と長女がわたしたちのAVDを見ている様なの…」
「しょうがねぇよ!そういうお年頃だ!!」
12人目を身籠っているウタは悲しそうに夫に告げた。
今でこそバギーが言ってた「一生、情事が残る」と言う事を身をもって体感した。
ルフィとしても恥ずかしく思っているが選択に後悔していない。
「お前だって後悔してねぇだろ?おかげで新時代を作れたんだから」
「だって、プレイ内容の感想を聴かれるかもしれないんだよ!?」
「そん時はそん時だ。……今日はどうする?」
「お腹に支障がないように愛して…!」
世界一有名な純愛AVDカップルは、未だに性欲が衰えていない。
明日の早朝、12人目の懐妊を祝う父親たちがやってくる。
それなのに深夜までお互いの温もりと体臭を味わおうとしていた。
「ずっと愛しているわ」
「おれもだ。今日も明日もこれからもずっと愛してるぞ」
母親は優しくお腹をさすりつつ夫に案内されてベッドに向かって行った。
道中でバギーから妊婦プレイの撮影依頼の封筒を見つけてしまった。
「どうする?」
「やっちゃおう!ちょうどこの子の誕生を祝うプレゼントが欲しかったの」
久しぶりにAVDの撮影をしようとしたウタにルフィは微笑んだ。
世界一の純愛カップルは、エロで世界を変えてしまった。
「ルフィ!」
「どうした?」
シャンクスと和解してガープは元気な曾孫に囲まれて幸せな毎日を送っている。
世界連盟を立ち上げたドラゴンは多忙ながらも1週間に1回は2人に逢いに来ている。
欲求不満だった海賊たちもAVDで大人しくなり、世界は少しだけ優しくなった。
尊厳破壊をされて一生世界の恥晒しになったカップルは代わりに平穏を手に入れた。
「幸せだよ」
「おれもだ」
世界のAVDの8割を占めている最強のAVD女優と男優は再び世界へと羽ばたいた。
その幸せそうな姿は、あらゆる生物が滅びるまで一生記録として残り続けるだろう。
END