【閲覧注意】他スレの話

【閲覧注意】他スレの話


前提スレ

【閲覧注意】アオイちゃんが…

https://bbs.animanch.com/board/1671471/

【閲覧注意】絶頂記念スレ

https://bbs.animanch.com/board/1674053/


当テレグラフ内にはペパアオの要素しかありませんが元スレはいずれも性質上他カプを意図したレス等が多く含まれるので閲覧される方はご注意ください


アオイちゃんがポケモンバトル中に絶頂するスレでサンドウィッチ相手に絶頂することになり安価でペパーの特製ソースが入ってきました

個人的にはああいう場だと再安価の方が良かったと思うけど特にツッコまれなかったのでまあヨシ

そこでペパーがアオイに媚薬とかを盛った流れになるかなーと思ったらそういう方向には行かなかったのがグッと来た(ペパーへの信頼性を感じる)けどそれはそれとしてうっかり盛ってしまうペパーは見たい



というわけでSSを書きました!

がっつりペパ→(←)アオ想定なので向こうだとスレチと判断しこちらに出すことにしましたがスレ把握前提なのでご注意ください

頭を軽くして現実から離れてみてね!





「悪いな、あまスパイス取りに来るのに付き合ってもらっちゃって」

「いいよ!わたしもちょっともらっちゃったしね」

かつて岩壁のヌシと戦いスパイスを見つけた洞窟で、再びペパーはアオイとテーブルを囲んでいた。

ヌシはアオイが捕獲済みであり、危険はないと判断してのことだ。

今日はアオイがついでにサンドウィッチを振る舞うと張り切っていたため、ペパーは静観する運びとなっている。

それにしてもヤドンのしっぽなんてどうやって手に入れたのか。その手の落とし物を集めるのが得意なアオイではあるのだが。

「じゃじゃーん!アオイのオリジナルサンドできあがり!」

「野菜も食べなきゃダメってこの前オマエの母ちゃんに言われたんじゃなかったかー?」

「いいのいいの、ヤドンのしっぽは栄養もあっておいしいんだから!」

にこにこと笑いながらアオイがサンドウィッチを口にしたのを見ながら、ペパーもまたそれにかぶりついた。

確かにおいしい。あまスパイスのとろけるような甘さと、肉厚なヤドンのしっぽがよく合っている。ごりごりミネラルなるものの塩気がまた良いアクセントになっていた。

「ペパーの特製ソースもおいしいね!」

「あ……そうだな」

ペパーが少し言い淀んだのは、アオイに譲ったこのソースがちょっとしたオカルトに基づくものだからだ。

与太話しか載っていない雑誌のさらに隅のコラムに載っていた、いわゆる恋のおまじないのようなもの。意中の人と一緒に食べると距離が縮まる、といったような。

材料はどれも普通の食材で、試しにできあがったソースを試食してみるとなかなか美味しかった。毒になるようなものでもなし、ちょっと味をアレンジしてダメ元で渡してみたのだが。

我ながらちょっと卑怯な手を使っているようで気まずいぜ、とほんのり後悔するペパー。

「うーん、ほっぺたが落ちそう!パワーもいいのがついちゃうかも!」

ほかくパワー:あく LV3

タマゴパワー:LV3

絶頂パワー:LV3

「ん?」

「どした?」

「気のせいかな、今なんか見たことないパワーがついた気がしたんだけど」

「なんだそりゃ」

食事でパワーがつくのはトレーナーの常識とはいえ、これまで数多のサンドウィッチをこしらえてきたアオイに見たことないパワーがつくことなんてないはずだ。

「まあ大丈夫だろ。よし、食後の腹ごなしといこうぜ!」

「うん!」

二人でポケモン勝負を始める。ここまではいつもと変わらない日常だった。


異変が起きたのは、戦いが佳境に差し掛かったときだ。

「くっ……マフィティフ、かみくだけ!」

「させないよ!っあ……!?な、にこれ……!?」

アオイが急に体勢を崩し、しゃがみこんでしまったのである。のみならず、何か尋常ではない様子で痙攣し始めてしまった。

「いやっ……あっ……〜〜〜〜っ!!!」

「アオイ!?くそ、戦うのは一旦やめだ!」

ペパーは混乱しながらアオイに駆け寄った。

直前までマフィティフに痛烈な一打を叩き込もうとしていたアオイの相棒も、停戦宣言前から彼女の方を振り返り心配そうに覗きこんでいる。

細かく痙攣する少女の傍に寄ると、か細い声で真っ赤に上気した顔のまま「やだ、みないで、みないでぇ……」と蹲ってしまった。よく見ると腰がゆらゆらと揺れている。

──絶頂、している。

実際に絶頂したところを見たことがあるわけでもないのにそう直感できたのは天啓と言う他ない。

気付いた瞬間、ペパーは反射的にアオイからボールをひったくり、二人の手持ちをボールに戻した。

触った刺激だけでも強かったようで、アオイは「だめ、も、ゆるしてっ……!」と悶えた。

主人の異変から引き離されたボールが不満ありげにカラカラと揺れる。

「アオイ、アオイ?大丈夫だから、お、落ち着けって!」

わかったところでどうなるものでもなく、ペパーは絶頂している女性への対応など知らない。というか対応が必要なものなのかもわからない。

天啓がさらに降ってきた。絶頂おめでとう、祝福しろ、と。

いやおかしいだろ。ペパーは自分の意志でそれを撥ね付ける。

そして頭を巡らせた。

この異変について心当たりがあるとすれば、あのソース。

(なんか……そういう……エロエロ成分ちゃんみたいなのが入ってるってことかよ!?)

しかも手持ちと自分に効果がないわけなので、おそらくは人間の女性にのみ効くタイプのやつが。

どうする、どうする。

「あぅ!?あ、ぺ、ぺぱ……ひぁ、〜〜〜っ!!!」

とんでもないことをしてしまった罪悪感を、アオイの聞くに堪えない色をした喘ぎ声が浸食していく。

ソースの効果が実は表れているのか、場の空気に当てられたのか、ペパーは自身まで何かが揺らめく気配を感じながら頭を抱えるのだった。


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