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オレさスグリ。そしてオオタチ。
今、アオイにゲットされてるべ。スグリって呼ばれてら。
ポケモンウォッシュが気持ちええ。 遠慮なくモフモフしてくれるし一緒に寝るのも許される。
アオイの学校さ広いべ。 ぱらどっくす?にも負けないぞ! テラピースとスパイスを沢山拾っていい子いい子と褒められる!
ああ、ずっとオオタチのままでいいべ。そうすればずっと一緒。めんこいって最高だべ。
親友や相棒、ライバルとは違うけど、これもまたアオイの隣。オレは満足だべ。
でも、これもいつか、終わってしまった
「ス、スグリ!?」
アオイの声で目を覚まして、目をこする。
…オオタチって、目をこすれたっけか?
そう思って自分を見るとオレ、人間に戻ってら
「やじゃ、やじゃやじゃやじゃやじゃ!!」
人間じゃあめんこくもないし大した役にも立たない!
離れとうない!捨てないで!アオイの隣にいたいんじゃ!
「なるほど。それが君の願いなんだね」
「え?」
声に出とったか?それは恥ずかしいべ。なんて思ってると、アオイが近づいてきた
「ほら」
そう言って取り出してきたのはオレが入ってたボール。そのスイッチをオレに当ててきた。オレは、ボールに入っちゃったべさ。
「あ、あれ?」
アオイもこれは予想外なのか、オレをボールから出してくれるのに暫く時間がかかったんだ。
「わや、だね」
「ああ、わやだべ」
思わず笑っちゃったべさ。こんなんじゃないはずなのに
「とにかく、大丈夫だよ、スグリ。私は君を置いてったり、見捨てたりしないから」
「ホントだべか?ずっと一緒にいてくれるべか?」
「うん。だから…」
そう言ってまたボールさ出してきた
「ゲット、されてくれる?」
今度は自分から、ボールに入るんだべ
「愛してるよ、スグリ」
どうやらもう一度出る必要がありそうだべ
「オレもだべさ、アオイ」
今度はボールじゃなくて、唇で触ってきた。